2016/5/31

1000年前の地球をお見せしよう。  MOVIE

本日の映画は
「バトルフィールド」

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実際に見てみるまでダークファンタジーかと思っていた。

です。

監督はジム・ウィードン、
出演、スタンリー・ウェバー(「ボルジア 欲望の系譜」)、
エド・スクライン(「トランスポーター イグニション」)、
アナベル・ウォーリス(「アナベル 死霊館の人形」)、
デイヴ・レジーノ(「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)、
カレル・ローデン(「武器人間」)
の皆々様方。
…って誰?
驚くほど誰一人知りません。

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主な出演者のみなさん。

映画の舞台は、
西暦1066年、征服王ウィリアムにより制圧され、
10万人ものサクソン人が虐殺されたイングランド
となっておりますが、
…西洋史、判りません。学校で習っていません。

そんな敷居の高いDVDを何故レンタルしてきたかと云いますと
このDVD、最寄りのGEOで
ブルーレイを含め5枚入荷されているのですが、
その入荷率の高さに応じてか
貸出率もまた半端なく高かったのです。

隣に陳列されている
イーサン・ホーク主演「プリデスティネーション」が
同じくブルーレイを含め5枚入荷され
1枚も貸し出し中になっていなかったと云うのに
ブルーレイを除いてDVDが全て貸し出し中
と云う週末が何度あったことか。

そうなると気になるじゃないですか、どんな作品かと。
どんな面白い作品かと。

ということで個人的には何一つフックのない映画でしたが、
旧作に落ちたところを見計らって借りてきました。



さて、DVDを本編プレイすること4分経過
(そこまでがアバンタイトル)。



…。



…ああ、たぶん、多分なんですけど
この映画の監督、
普段は劇映画ではなく
MVとか撮っている監督ですよね。

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この方が撮ったのかと思いました。違いました。

と、誰に語る訳でもなくモニターに呟いてしまうほど
ほぼモノクロに近い映像は大変美しく
いたるシーンでスローモーションを多用し
それはそれはスタイリッシュに描いております。

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今から「ペプシストロング ゼロ『桃太郎』」CMの続編が始まりますよ、と云った感じ。

冒頭4分の映像なんてこれで1本CMが作れるクオリティです。

ですが、残念ながらその分ストーリーは
とてもとてもありふれています。

父親を叔父に殺されて国を追われた少年が
青年に成長して故郷に戻り見事仇を討つ
それだけの話です。

ティモンとプンバァと出逢わないシンバが主人公の
「ライオンキング」です。

予告編での謳い文句が
「シッチェス・ファンタスティック国際映画祭2014
コンペティション作品」となれば
そりゃあまあ、推して知るべし。

とは云え、「シッチェス」と云う文字を見ただけで
「あ〜、はいはい。」と判ったような顔で頷いてしまうのが
いかがなものかと、自分。

映画祭自体にはたぶん普通の
どこの国にでもあるファンタスティックな映画祭と思うのです。
(昨年は「アイアムアヒーロー」が
コンペティション部門で観客賞を受賞しました。)

ただ日本では2012年からはじまった
シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション
のせいで変なイメージがついちゃって…。

いえいえ、偏見で映画を判断してはいけません。

本作もいかにもB級映画なキャストと
いかにもB級映画的なストーリーで成り立っているとはいえ
時代背景は史実に基づいており
何でしたら世界史の教材として使ってみてはいかがでしょう。

取り扱われているのは
「ノルマン・コンクエスト(ノルマン征服)」です。

ノルマン・コンクエスト、
私は、この映画で初めて目にした言葉ですけど
高校で世界史を選択されている方ならおそらくご存じのはず…。
学校で習うんでしょうか?

一応知らないなりに簡単にまとめますと
エドワード懺悔王没後の王位継承権の争いに勝利した
ノルマンディー公ギヨーム2改め
ウィリアム1世がイングランド統一のため
反乱を起こしたサクソン諸侯を武力で制圧した
一連の出来事をノルマン・コンクエストと云うそうです。

それによってサクソン人は
ノルマン人に先祖代々の土地を奪われることになります。

本作の主人公シャドウ・ウォーカー(スタンリー・ウェバー)は
かつてノルマン貴族の1人息子でしたが、
叔父デュラントの裏切りによって父親を殺され
自身は奴隷として売り飛ばされてしまいます。

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人物の区別が付きにくいのを心配してか主人公のヘアースタイルはコーンロウ。

それから長い時が経ち、
故郷に戻ったシャドウ・ウォーカーは
領地を追われデュラント伯爵の圧政に苦しむ
サクソン人たちを利用することで
デュラント伯爵への復讐を果たそうと企みます。

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個性的なお召し物が却って邪魔になり個々の区別がつかないサクソン人の皆様。

まずはデュラント伯爵の次男ロメインに襲われた
サクソン人の女戦士アナ(アナベル・ウォーリス)を助けたことで
シャドウ・ウォーカーは彼女の信頼を得ることに成功します。

トレーデン(エド・スクレイン)をはじめ
他のサクソン人戦士が、デュラント伯爵の報復を恐れ
よそ者であるシャドウ・ウォーカーを
仲間として受け入れない中

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つうかトレーデンって誰よ?どの人よ?

アナだけがシャドウ・ウォーカーの味方です。

しかし、シャドウ・ウォーカーが
とんだトラブルメイカー
であることに気づき、
寝込みを襲って殺そうとしたトレーデンたちも、
アナに見つかりきつく釘を刺されてからは
あっさり殺すのを諦めて集落に留まることを許してしまいます。

どうやらここの連中はアナに頭があがらないようです。

いったんシャドウ・ウォーカーを受け入れた以上は
集落全体でデュラント伯爵に反旗を翻ざるを得ません。

一方デュラント伯爵の方も息子や部下の前では
偉そうにふんぞり返っていますが、
その実、君主であるウィリアム王からの
毎度毎度の法外なおねだりに胃と懐を痛めておりました。

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いつの世も中間管理職はつらいよ。

そのうえ久しぶりに領地に戻ってみれば、
息子たちの不祥事と
甥らしき人物が現れたことを知りさらに胃痛が…。

とりあえず頼りになる方の息子
長男のアルトゥスにサクソン人の集落を襲わせます。

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話がだれてきたところで主人公がひたすら剣舞するシーンとかが挿入されています。

その結果、サクソン人に拿捕され
人質となってしまう長男のアルトゥス。

次男ロメインが迎えと交渉に行くものの
人質として役に立たないと判るや
哀れ長男は次男の目の前で殺されてしまいます。

長男の面子丸つぶれです。

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目の前で殺されたお兄ちゃんより殺した相手に悪態をつく方が大事な弟。

デュラント伯爵に対しそこまでしてしまった以上
サクソン人側も後戻りはできません。
本腰を入れて全面戦争です。

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えらい奴に目をつけられたとは云え一度腹をくくった以上戦うのみです。

デュラント伯爵も王への上納金をはたいて(横流しして)
最強の戦士ベルセルクを6人も雇い入れこの戦、勝つ気満々です。

まんまとシャドウ・ウォーカーの思惑に載せられてしまった
サクソン人たちはどうなるのか?

というお話。

それだけでは監督も色気がない!全然ない!
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サクソン人の集落には若くて美しい女性も大勢いますがみんなこんな格好なんで。

せっかくの映画なんだから男女の絡みも撮っておきたい!と
と思ったのかR15なシーンもちゃんと用意されております。

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生死にかかわる戦いの前には男も女も性欲が増すようです。

サービスサービス。

いざ戦が始まると、
大将なんだから後ろにでーんと控えていれば良いものを
わざわざ自ら戦場に躍り出たデュラント伯爵との一騎打ちに
あっさり勝利したシャドウ・ウォーカー。

それはそうです。
それまでにシャドウ・ウォーカーは
狂戦士と呼ばれるベルセルクを4人、素手と剣1本で倒しているのです。
成人した息子が2人もいるようなご老体がかなうわけがありません。

勝利の雄たけびをあげ

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何かを成し遂げた時どうして男は空に向かって叫ぶのでしょう?

気が済んだシャドウ・ウォーカーは
ロメイン率いるノルマン軍と激戦中のサクソン人たちのことなど
見捨てて再び旅に出るのでした。

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戦いの仲間が主人公に裏切られるという新しい展開?

めでたしめでたし?





…まあ、流石に良心の呵責からか戻ってきますけどね。
それもこれ以上ないほど美味しいタイミングで。

こういう展開が「美味しい」と思っているのでしょう、
シャドウ・ウォーカーも監督も。
見ているこちらが赤面してしまいます。

辛くもノルマン兵士に打ち勝つサクソン戦士。

しかし、例え、デュラント伯爵家を滅ぼしたところで
サクソン人たちにとっては領地が戻ってくるわけでもなく
おそらくはますます締め付けが強まるだけです。

結局は、よそから来たトラブルメイカーに
振り回されただけです。

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それなのに「黙って去っていくオレ。超カッコいい!」みたいな顔で去っていく主人公。

そんな彼らを遠くから見つめるシャドウ・ウォーカー。
向かう先はいずこやら。




ということで、DVDを最後まで見ても
GEOで常に「貸し出し中」だった謎は
全く解明されませんでした。

この映画、原題は
「Sword of Vengeance」
と云うのですが、
わざわざ邦題を「バトルフィールド」としたのは
人気ゲームの映画化と思って間違えて借りられるのを
見越してのことだったのでしょうか?

それとも私が知らないだけで
もの凄く人気がある俳優が出演していたとか?


翌日、公開初日に観た「デッドプール」の
パンフレットを眺めていたら
悪役のフランシス・エイジャックス・フリーマン役の
エド・スクラインのフィルモグラフィに
「バトル・フィールド」があったので
「おおっ!なんたる偶然」とちょっと得した気分になりました。

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デッドプールも彼のことをかなり持ち上げています。

エド・スクラインと云う俳優が
「バトル・フィールド」のどの役の人かまでは
判りませんでしたけど。

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映画では殺しあうけどこんなに仲良し。

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