2016/2/14

君を守るため そのために生まれてきたんだ  MOVIE

本日の映画は
またもやアクセル・ヘニー主演映画
「ナチスが最も恐れた男」

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です。

ヘラクレス」の次に借りようと思ったら
もよりのGEOでは
1枚しかいないDVDが貸し出し中になっていて
1週待たされることに…

これと同じことが「パイオニア」の時にもありまして
…もしかすると、同じ活動拠点内に私以外にも
アクセル・ヘニー出演作を追っている人物がいるのではないか?
そんな気がするのですが
えっ?そうなんですか?

と云う妄想はここまでにしておき、本作は
この気合いの入っていない邦題からもお判りのように
「実録もの」です。

原題は「MAX MANUS」。
マックス・マヌスとは、
お察しの通りこの作品の主人公の名前です。

本国ノルウェーならばいざ知らず
日本ではまったく無名の人物ですので
非常に判りやすく目の引きやすい
「ナチスが最も恐れた男」と云う邦題が付けられたのだ
と、推測いたしますが
こんなタイトルで「戦争アクション」のコーナーに
置いて、DVDなんて借りる人いますか?

…あ、いましたね。
それも私以外にも。

ということでまずは映画の概要から



舞台は、第二次世界大戦中。

ノルウェー出身の兵士、
マックス・マヌス(アクセル・ヘニー)は、
フィンランドでロシア軍と戦った後、
ナチスドイツ占領下におかれたノルウェーに帰郷し
同じ世代の友人たちと共に
反ナチスを掲げたレジスタンス「抵抗運動」を
結成します。

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はじめは国威発揚のため新聞を刷るだけの地味な活動だったのですが…。

やがてマックスは反ナチス抵抗勢力の中心人物として
ナチスから怖れられるようになるのでした。



というように本作は
実在したノルウェー「救国の英雄」
マックス・マヌスの活躍を描いた
実録戦争アクション巨編のはずなんですが、

その英雄を演じているのが、
あのアクセル・ヘニーですから
危なっかしくて見てらんない!
のが正直な感想です。

最初のうちはビラを壁に貼って
反ナチスを促すだけだった抵抗運動も
脇の甘さからマックスが仲間内で一人だけ
ナチスに捕えられたことをきっかけに大きく変わります。

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ナチスから逃れる際、二階の窓を突き破って落下、脳震盪を起こし入院。

ナチスの厳重な見張りがつく中、
なんとか病院を脱走したマックス。

逃亡先のスコットランドのフォレストロッジ訓練所で
再会したレジスタンス仲間の
グレカス・グラム(ニコライ・クレーヴェ・ブロック)と共に
妨害工作員としての訓練を受けてからは
一気に活動が血生臭くなってきます。

と云ってもマックスらレジスタンスがやっていることは
主にナチス軍の補給船に爆弾を仕掛け沈める程度です。

ささやかな反抗です。

しかし、そんなことをしてナチス軍が
おめおめと指をくわえて見ているわけがありません。

報復としてレジスタンスたちを虱潰しに処刑していきます。

特にナチス親衛隊のジークフリート大佐(ケン・ドゥーケン)は
取り逃がしたマックスを執拗に追い続けます。

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ただレジスタンスからは怖れられるだけではなく、時には職場でナンパもします。

そのくらいナチスから危険視されている
マックス・マヌスですが、

奇襲攻撃の際にはカッコよく空から飛び立ったものの
一人だけパラシュートが木に引っ掛かって降りられず
バタバタしていたところを
無事着地したグレカスに助けてもらったり

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こんなドジっこマックスですから、仲間たちも放っておけません。

そのグレカスの紹介で知り合った
魅力的な勤労婦人ティケン(アグネス・キッテルセン)には
初対面の際、マックス・マヌス本人とは思ってもらえず
持っていた鉛筆で額を小突かれ、軽くあしらわれたり

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恰好がこんなんだからか英雄なのに軽く扱われてしまいます。

一挙一動

危なっかしくて見てらんない(>_<)!

人物として描かれています。

例え祖国の英雄を演じようとも
アクセル・ヘニー特有の小動物感は薄れることはありません。

その後も
「風と共に去りぬ」を見て泣いたことを
ティケンにばらされグレカスから
「センチメンタルね。」と云われてすねてみせたり

アジトで何気なく弄っていた拳銃を暴発させ、
自分で大腿部と胸部を撃ち抜いたため
戦線離脱することになり

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あやうく友の腕の中で息を引き取るところでした。

グレカスにぐじぐじ弱音を吐いたり

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そのためグレカスと離れて暮らすことになってしょんぼり。

何度、DVDの前で頭を抱えさせれば気が済むの?!

とにかく自分から病院送りになったり
負傷してしまう回数が仲間内でも断トツに多いため
そりゃグレカスをはじめとする仲間も
マックスのことをお姫様並みに大切に扱います。

代わりに表だって活動しては暗殺され、
運よく命が助かってもナチスの拷問に屈する前に自殺し
あらゆる手を使ってマックスを守りぬく仲間たち。

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仲間から離れ一人淋しくクリスマスを迎えるマックスにせめてものの贈り物をして
メッセージカード付きのお酒を送る仲間たち。いたれりつくせり。


そして、仲間が犠牲となるたびに
またうじうじ悩むんですわ、このリーダーは。

そうこうしているうちに
グレカスまでがナチスの襲撃を受け射殺されてしまいます。

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こんないたずらを仕掛けるほどマックスはグレカスのことが大好き。

罪の意識に苛まれるマックスは遂に
オスローに停泊中の巨大輸送船ドナウ号の爆破を決意します。
今度は仲間の手は借りません。
死ぬ覚悟で単独での計画実行を宣言します。

この姫御乱心にレジスタンス仲間は騒然。

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勢いでこう云ったものの無茶を云っているのは本人がいちばん判っているはず。

犠牲になるのは自分一人で良いと云い張るマックスに
さすがにぶちきれて手をあげるという
旧友コルベイン(クリスチャン・ルーベック)の実力行使のおかげで
マックスの単独行動&自殺行為を阻止することができ
肩をなでおろす仲間たち。

どれだけ仲間から愛されているのか、マックス・マヌス。

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最高の殺し文句でマックスの行動を止めました。やるな、コルベイン。

まあ、本当のところもっとも肩をなでおろしているのは
マックス本人かもしれません。

そして、1945年1月16日
ドナウ号爆破計画が実行されます。

…ってドイツ軍兵舎に乗り込む直前、
胃の中のものをゲーゲー戻しているマックス。

もう!これだからほっとけんわ。

まさかそんなメンタルの持ち主が宿敵マックス・マヌスであろうとは
流石のナチスも思いもよりません。
(吐いたのはただの食あたりで精神的なものではありません。)

ドイツ軍兵舎内では、
ジークフリート大佐と肩が触れる距離ですれ違っているのに
まったく気が付かれることもなく
さくさくと爆弾を仕掛け無事に逃走。

ジークフリート大佐なんて何度となく
入院中のマックスの写真を見ているはずですが、
このとき、怪しいノルウェー人として職務質問したのは
コルベインだけで一緒に歩いていたマックスのことは
全く眼中になかったようです。

おかげで作戦は成功。

使用された爆弾のボディに
これまで亡くなった仲間の名前がチョークで
書き記されている辺りが泣かせます。

それからしばらく経ってヒトラー死亡のニュースが流れ
1945年5月8日、長かった戦争は幕を閉じます。

しかし、国を挙げて喜びに浸っているなか
マックスだけは終始浮かない顔のまま。

終戦を迎えても
一緒に祝杯を挙げたい仲間はもう残っていません。

一人生き長らえてしまったマックス。
(あ、コルベイン他数名も生き残っています。)

レジスタンス活動に青春の全てを費やしてきた
マックスにとって、ナチス無き今
何をして生きていけばよいか見当もつきません。

すっかり「ナチスロス」と化してしまったマックスは

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この後のシーンがものすごく泣けます。

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一人淋しく祝杯を挙げていると死んだ仲間たちが駆けつけます。いたれりつくせり。

失意のあまり「ひきこもり」となってしまいます。

相変わらず、ほっとけない男ですね。

ということで心配したティケンが逢いに来ると
ここぞとばかりにすねて見せたり弱音を吐いたり
甘えたり。

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こんな拗ね方されたらそりゃティケンも落ちるわ。人妻だとしても。

しかし、このような事態、
アクセル・ヘニーを主演に配した時点で予想がついたこと。

実際のマックス・マヌスがこういう人物だったのかは
調べていないので分かりませんが、
ラスト・ナイツ」でのギザ・モットを
見捨てれないイトー(伊原剛志)しかり
「ヘラクレス」でのテュデウスの面倒を最後まで見ようとする
ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)しかり
ヘッドハンター」での
夫ロジャーの裏稼業を知っても離縁しない
ダイアナ・ブラウンしかり
アクセル・ヘニーが演じる人物にかかわると
周りがほっておけなくなる魔法がかかってしまうようです。

そういう意味ではベストキャスティングと云えましょう。

なにしろ、ジークリード大佐が
終戦後始めて対峙することとなった実物のマックスを見て
「え?こんなのが、あのマックス?」
とあっけにとられたくらいですから。

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控えめな表現をしていますが、本音は「思てたんと違う」でしょう。

見た目、レジスタンスのうちでもひときわ体が小さく
常に瞳がきょどってますからね。

とても仲間からだけでなく国王からの信頼厚い
ノルウェーきっての大物とは見えません。
ましてや、「ナチスが最も恐れた男」などとは…。

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捕らわれの身とはいえ上半身裸で待っていたと思うとちょっとキモ怖いです。

まあ、エンディングロールに流れる
実際のマックス・マヌスの画像が
さらにうだつの上がらない感じなんですけどね。

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これは見落とされるわ。いかにも人畜無害なお顔立ちしてますもん。

こりゃ、ナチスに捕まらなかったのも無理ないなあ
と、思いつつこの映画の感想をしめさせていただきます。

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勝手にその辺にあったリンゴかじってんじゃないよ!



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