2016/2/17

Woman is the "N" of the World  MOVIE

本日の映画は
Yahooの無料動画配信Gyaoで
現在配信中(2月20日まで)の
「4人の女」

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です。

Gyaoの「映像情報/内容・ストーリー」によると

美しき女たちの仁義なき戦い……。血の絆で結ばれた女たちの本格アクション・ノワール!人生の転落を味わった女たちが、マフィアに復讐を企てる。しかし彼女たちに差し向けられた刺客もまた、美しい女だった。

とあります。

上映時間は2時間2分。

ざっと最後まで見てましたが



美しい女の刺客なんて出てこなかったよ!!!

え?
ええっ?
どういうことですか?
Gyaoの担当者さん?

もしかして私が見落としているだけでしょうか?

さきほどの文章に続いて
「あらすじ」が表記されていますが、こちらでは

オーロラとアナの姉妹、子連れのグロリア、可憐なパロマの4人は窃盗のエキスパート・チーム。金庫破りに失敗、逃げ遅れたオーロラが刑務所送りになる。アナは麻薬ディーラーのフェリックスと結婚してメキシコに移り住むが、豪邸での暮らしはDVと酒に溺れる日々だった。スペインからグロリアを呼び寄せ、ある計画を打ち明けたアナは、夫に走る車から突き落とされ意識不明の重体になる。出所したオーロラはパロマとともにメキシコへ飛ぶ。復讐と麻薬資金強奪計画を胸に。しかし、フェリックスの片腕、“天使の顔”を持つ殺し屋ガブリエルが、オーロラたちの動きを追っていた……。

となっています。

これだと「ガブリエル」と云う人物が
「刺客」だと思うじゃないですか?

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こんな感じのね!(参考:「コンスタンティン」の美しい天使ガブリエル)

でも、ガブリエルを演じているのは
「ガエル・ガルシア・ベルナルの友人」で
毎度お馴染みのディエゴ・ルナ
なんですけど…。

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別名「ベビーフェイス」「大天使」。ぶっちゃけどの女性キャストより美形。

確かに美しいですよ。
だからと云って罷り間違えても
この髭面を女性と間違えることはないでしょう。

実際映画を見てみると
Gyaoの「映像情報/内容・ストーリー」
に負けず劣らず
「ん?」と思うところがあります。

メキシコの麻薬ディーラーと取引する韓国人が
喋っているのが普通に中国語だったりとか…。

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「謝謝」って云ってる韓国人とそれを訳す韓国人通訳。

だからと云って
映画紹介の肝である内容説明を
こんなふうに適当に書いて良いものなのか?
う〜ん。

流石にぼんやりした私でも1時間切ったあたりから
「あ、これ、出てませんね。美しい女の刺客。」
と感づきますわ。

そういうカッコいい女の殺し屋が出てくるような
爽快アクション映画ではないのですよ、この映画。

どちらかと云えば女性の描き方が妙に生々しい映画です。

美しい容貌と金庫破りの腕だけはあるものの
どこにでもいるようなごく平凡な女性たちが
屈強な男どもを相手に無謀な勝負を仕掛けてくるのですから
冒頭からしてもうどっきどきです。

鍛え上げた肉体を武器に戦う男たちのアクションなど
もう見飽きたとばかりに
映画の世界ではどこもかしこも見渡す限り
女性が率先して戦っています。

おかげでBMI数値が17以下にしか見えない美人女優が
自分より遥かに体格の良い男たちを、
痛快に蹴り飛ばしたり殴り倒したりするアクションを見ても
不思議とも何とも思わなくなってしまいました。

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これがジーナ・カラーノでしたら相手がチャニング・テイタムでも違和感がありません。

例えか弱い女性で
映画の前半に男たちにただならぬ暴力を振るわれたとしても
後半には形勢逆転。
誰の手も借りず己の力で復讐します。

守られるヒロインなんてもはや過去の遺物と云えましょう。

だからでしょうか、
女ばかりの4人組強盗団と聞けば
男性も太刀打ちできない強靭な女性たちを
想像してしまうじゃないですか。

しかし、何の訓練もしてない一般女性が
男性相手に肉弾戦で勝てるのはフィクションの世界だけ。
ほぼ嘘っぱちです。

実際、オーロラの金庫破りの手管は
周到に計画され作業もテキパキしており見事なものです。

それをフォローする後の3人の女たちのチームワークも
ばっちりです。

しかし、残念なことに彼女たちが輝いているのは
その時だけです。

馴染みの警官に顔見られたパロマの密告で現場を押さえられ
大勢の男たちに取り囲まれ
あっさり捕り押さえられてしまうオーロラ。

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金庫破りの才能はあるものの他のことは結構ダメダメなヒロイン、オーロラ。

これが現実です。

大概の女性は体力の面で男性には敵わないのです。
複数の男性を相手にすればなおさらです。

ですので、この映画のヒロインたちはそれ以降も
簡単に男性に捕まってしまい
そのたびに男たちに身体を弄ばれることになります。

裏社会で生きるような男たちにだけではなく
オーロラの減刑を求めるために検事にまで
その報酬として性的なサービスをしなくてはならないのです。

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仲間を救うためなら女子高生好きの検事のためコスプレだってします。

ようやく女としての幸せを手に入れたと思ったオーロラの妹アナも
夫フェリックスがイケイケの麻薬ディーラーで
彼女のこと端っから娼婦(性の対象)としてしか見ておらず
少しでも彼女が意をそぐわないことをすれば
走行中の車から突き落とすような男だったため
結果的持続的意識障害(植物状態)となってしまいます。

アナの紹介で息子を連れて
スペインからメキシコに渡り
フェリックスの組織に潜入していた仲間のグロリアは、
アナの復讐を果たすため
オーロラとパロマも呼び寄せるのですが、
いかんせんこの人たち、自分たちへの
危機管理能力がなさすぎて
見ているこちらは終始ハラハラされっぱなしです。

彼女たちが虎視眈々と復讐を企んでいることは
フェリックス側に筒抜けなのに
オーロラなんてメキシコ到着早々に
滞在中のホテルに男のデリヘルを呼んで楽しんでいるのです。

そして、それをフェリックスの右腕、ガブリエルに知られ
まんまとこの男性配達サービスを利用されてしまいます。

このガブリエルが過去のトラウマから
女性と子供には手を上げれない
この作品唯一の良心的な男性だったから良かったものの
本当だったら相当「危険な情事」となるところです。

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結果、ミイラ取りがミイラになってガブリエルは女性側に付きます。

もう少し身辺に警戒した方がよろしいのでは?

とにかく、オーロラを始めグロリアもパロマも
アナの復讐することだけで手一杯で
逆に報復されることや反撃されることまで
頭が回らないようです。

危機管理能力に欠けるのか、
単に刹那的なのか。

冒頭の強盗失敗でもオーロラだけが捕まるや
あっという間に彼女(=リーダー)を斬り捨てて
逃亡を図る仲間たち。

逃げた後は文字通り身体を張って
オーロラのために働くだけの友情はあるのですが、
今はとりあえず逃げるのみです。

その後、幾度と訪れる危機に次ぐ危機を
「女と見ればセックスすることしか考えていない」
ラテン系男子の欲情によるお情けと自爆のおかげで
免れつづける4人の女。

スペインとメキシコ連邦特別区が舞台ですが、
基本的に出てくる男たちはガブリエル以外
女性に対して暴力を振るうこととセックスすることしか
頭にありません。

特に口でしてもらうのが大好きです。

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この体験がすこぶる良くて初対面のアナに即プロポーズしたフェリックス。…。

どのくらい好きかと云うと
その快感のために裁判所の判決を覆したり
デリヘル嬢にプロポーズしたり
背後から銃で撃たれても構わないくらい大好きです。

こんな男たち相手ですもの、
腕に覚えもなく男に立ち向かう程の体力も装備もなく
拳銃に使う弾丸でさえ自作しなくてはならない
普通の女性である彼女らが、唯一無二の武器として
己の体をフル活用するのも不思議ではありません。

そんな感じでエロティックなシーンも絡めつつ
他のアクション映画では決して見られない
生々しさが特徴のラテン系ノワールなのがこの映画。

他のケイパーものが白々しく感じられるほどです。

故に見ているこちらまでがハラハラ。

周到な計画でフェリックスから大金を奪い
マフィアとしての信用を貶めた後に
あってしかるべき報復のことなど頭になく
オーロラが入院中の妹を引き取りに行く
終盤の展開に至っては
もう詰めが甘すぎてハラハラがイライラに…。

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ガブリエルがいたから良かったもののここまでの1時間52分でいい加減学んで!

どう考えても病院で待ち伏せされるよね?
あれだけのことをしでかせば。

臨時社員として名前も顔も知られていながら
雇い主である麻薬ディーラーを相手に
大喧嘩を仕掛けておいて
愛する一人息子に関してはなんの対策を立てていない
グロリアにもひやひや。

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フェリックスの魔の手が大事な息子に伸びたらどうするんだ?!
(案の定ガブリエルに目を付けられます)


相手はちょっと口答えをした妻を
即病院送りにする輩ですよ?

まあ、脇が甘いのは女性たちだけでなく男性も同じで
商売上の機密データが彼女たちに盗まれていながら
相手は商売女で頭の中にあるのはセックスと金のことだけ
と軽く見ているフェリックス。

なのでガブリエルに任せる以外に何の対策も立てず
まんまと大金を奪われ韓国マフィアを怒らせてしまいます。

中韓を怒らせると云う事は「死」を意味します。

これはガブリエルでなくとも心配になりますわ。

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本作に登場するほぼ全員に云える大天使様からの貴重なお言葉。

ということでこんなふうに書き連ねると
暗めの映画に思われるでしょうが、
Gyaoでも「仁義なき戦い」と紹介しているように
女同士の強い絆を描いているだけでなく
その裏では男同士の濃ゆい友情も描いており

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母親の次くらいに(*)ガブリエルが好きなフェリックス。

1粒で2度おいしい映画です。

まあ、いかんせん地味すぎるのと
登場人物に感情移入しにくいのも確かですが。

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この2人の関係だけで二次創作が1本書けそう。




(*)メキシコの男性は母親をとてもとても大事にするそうです。
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