2016/1/18

三人固まったと言ったってクズ三人じゃねえか 状況は対して変わってねえんだよ 甘ったれが!  MOVIE

TSUTSYAやGEOといったレンタルDVD店では
ケースの陳列の仕方はだいたい以下の2つに分けられます。

1つは、パッケージの表を見せて陳列する「面陳列」、
もう1つは、パッケージの背を見せて並べる「棚差し」
です。

新作コーナーでは大作と呼ばれる作品や
タイトルだけでも目にしたことのあるようなヒット作品が、
旧作コーナーでも
大量に入荷したやはり売れ筋のDVDが
普通、面陳列されるものですが、
他にも「店員のオススメ商品」らしき作品が
面陳列されていることがあります。

本日の映画は「店員のオススメ商品」なのか
それとも「店員のオシツケ商品」なのか
判断がつかないまま面陳列されているのが目に入って
うっかりレジに持っていってしまった

「ダブリン上等!」

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です。

監督のジョン・クローリーは当時新進気鋭の舞台監督で
映画はこれが2本目(しかも1本目は劇中映画)
脚本のマーク・オロウも舞台の劇作家で
本作が初めての映画の仕事となります。

このお2人が「クライング・ゲーム」
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 」などを手掛けた
ニール・ジョーダン監督(この作品では製作)に
見出されて撮ったのが本作。

ということでIFTAアワード(アイルランドアカデミー賞」
をはじめとした映画賞をいくつか受賞しています。

ただ、どういうわけかこういう映画に限って
感想を書くのが難しく
一行も感想らしい感想が出てこなかったりします。

一言で云うと、
脚本家の故郷である
アイルランド島東部の都市ダブリンを舞台にした
青春群像劇です。

ですので

とにかく主要な登場人物が多いこと多いこと。

そろそろチンピラ稼業から足を洗いたい
レイフ(コリン・ファレル)。

スーパーマーケットで夢も希望もなく嫌々働いている
ジョン(キリアン・マーフィ)。

ジョンの同僚で目下の悩み、性的不能を解消したい
オスカー(デヴィッド・ウィルモット)。

ジョンの彼女で煮え切らないジョンに愛想を尽かして
年上の男に走るデイドラ(ケリー・マクドナルド)。

デイドラの妹で過去の手痛い失恋から男性不信となった
サリー(シャーリー・ヘンダーソン)。

14年連れ添った妻を捨て新しい恋人デイドラの部屋に
転がり込む銀行支店長サム(マイケル・マケルハットン)。

いきなり離婚を突きつけられ自棄になって訪れた出会い系バーで
オスカーにナンパされ付き合うことになるサムの妻
ノーリーン(ディードル・オケイン)。

レイフのようなチンピラを目の仇にしているあぶない刑事
ジェリー(コルム・ミーニイ)。

奇抜な番組を作るためジェリーを取材中のテレビプロデューサー
ベン(トマス・オスーレーワウン)。

え〜っとこれで何人?

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日本での予告編にはこんな文章が…。多けりゃ良いってもんじゃないのよ?

とにかく、これだけの人々が右往左往しながら
「人生の幸せ」を求め暴走していきます。

ですので一つ一つの展開が早い早い。


映画開始早々、コリン・ファレル扮するレイフが
言葉巧みにカフェのウェイトレスを口説いていると思いきや

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こういう役柄が良く似合いますコリン・ファレル。

いきなり彼女の顔面を強打し

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いきなりこれはないわ。

レジの金を奪って逃げるという導入部分だけで
もう勝ったも同然ですよね、この映画。

しかも逃げた先で落ちていたスコップを拾い
走行中の車を停めボンネットに昇って
スコップを振り上げ運転手を脅すのですが、
もしこの時運転手が思い切り
アクセルを踏んだらどうなるんでしょう?

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私ならブレーキではなくアクセルを踏みます。でなければバック走行します。

と云う私のささやかな疑問に答える前に
そのまま映画は
(見る人によっては)センスの良い
オープニングクレジットへ突入します。

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原題は「インターミッション(ご休憩)」

ようするに今回のコリン・ファレルは
(オープニングクレジットの登場順から判断して)
一見主演のようですが、相当なろくでなしです。

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相手から「肉弾戦」を挑まれているのに銃で撃ってくるようなろくでなしです。

アバンタイトルでの一連の行動だけで
レイフが見かけ以上に凶暴な男で
多少のトラブルも頭脳は使わず力任せに押しきって
何とかしてしまうタイプだということが
もの3分で判るようになっています。

そこまで判ってもらったところで
いったんレイフのことは忘れて
今度は順繰りに他の登場人物が紹介されていきます。

何しろ登場人物が多いですからね。
こんなところで時間を取ってはいられません。

しかし、これがまた
揃いも揃って善人ではありません。

悪党と云う程でもありませんが、善人でもありません。
云うなれば「しょうがない人たち」の品評会。

ナイーブな青年役が多いキリアン・マーフィでさえも
ここでは素行が悪すぎるのが
原因でNTRとなるようなろくでなしです。

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仕事はできない、恋人に逃げられる、その末に犯罪に手を染めるどうしようもなさ。

そんな感じで大小合わせて様々な悪党が出てきます。
なかでももっとも悪逆非道なのはこの子供です。

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こんな子供さえゲスの極み。

6月6日午前6時に生を受け、
頭に「666」のアザを持っているんじゃないでしょうか?
きっとに違いありません。

こんなお子様でさえ手が付けられないのですから
20歳を越えた大人たちが愛するべき隣人のわけがありません。

まだ真面なのが男性不信の女の子サリーぐらいです。

結婚を約束した男に
お金を持ち逃げされた上に
シャレにならない別れ方を一方的にされたため
以後



を伸ばしています。

脚本家もよく思いついたなとも感心するほど
それはそれは酷い別れ方でしたので
身なりに気を遣わなくなり家に引きこもっても仕方ありません。

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髭以上にボサ眉が気になります。…ええええ、この女優さんこの時37歳?!

ところが、彼女の心のケアに励む母親との外出中
たまたまバスの事故を目撃したため
テレビを取材を受けることになったサリー。

その様子がテレビで放送されたことで
はじめて自分の姿を客観的に見ることができます。

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口髭の代名詞か、「バート・レイノルズ」?

自分を客観的に見ることはとても大切なことです。
それはこの映画の登場人物全てに云えることです。
でも、みんな自分のことでいっぱいいっぱい。

サリーのようなに公共の放送で自分のありのままの姿を
客観的に見るなんて強烈な経験することは
そうそうありません。

改めて「髭の生えたさえない女の子」と云う自分を
見せつけられたことで激しく後悔した
サリーでしたが、一夜泣き明かしてもこの姿。
髭ぐらい一晩もあれば剃り落せるでしょ?

と、思ったらそこは違う国のお話で
そう簡単ではないんですね。

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剃毛でもなく脱毛でもなく染めると云う選択。

外見はなかなか変えることができなくても
内面は昨日までの母親が外に連れ出すまで
家の中に籠っていたサリーではありません。

おかげですぐに新しい彼氏ができました。

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お相手は熟女とのSM体験を通し性的不能から無事脱出したオスカーです。

かつてあのイチローも云っていました。
変わらなきゃ。
と。

そして、この映画を観ることで
変わるかもしれないのが
「紅茶の飲み方」。

どういうわけかこの映画の中で
紅茶にチョコレートソース(ブラウン・ソース)
をたっぷりかけて飲む飲み方が局地的大流行するのです。

この紅茶のたしなみ方で
デイドラからとうとう愛想を尽かされたジョンですが、
ジョンと知り合う男どもはどいつもこいつも
この飲み方に嵌ってしまいます。
もの凄い勢いで愛好家が増殖していくのです。

紅茶にチョコレートソース。

これがコーヒーになら判らないでもないのですが
あくまで紅茶なんですよね。イギリスだから。
ダブリン、一応アイルランドの街だから。

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美味いのか?本当に美味いのか?それでいいのかイギリス人?

バレンタインも近いことですし
日本でもこんな商品が新発売されたことで
これを機に

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紅茶にかけるが難しいときはその辺の焼きそばでまず試してみましょう。

紅茶専門店でも特別メニューとして
ご用意されたらいかがでしょう。



案外こうなっちゃうかも。




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