2015/8/9

蒼井空 是 世界的  MOVIE

本日の映画は

TSUTAYAさんが
「この金土日は準新作・旧作96円レンタル」
なんて仰るものだから借りてきた
準新作DVD「アイスマン 超空の戦士」。

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です。

準新作とは云え最寄りのTSUTAYAでは
棚4棹分のDVDがあるというのに
何故よりによってこれをチョイスしてしまったのか…。

真っ当なドニー・イェンファンなら
「スペシャルID 特殊身分」を借りているだろうに
何故これを…。

しかし、この映画、世界に国は数あれど
おそらく香港で(いや、「に」か)しか
撮ることがない映画だったのです。




ある夜、香港3号線道路を通過中のトラックが
横転事故を起こします。

運転手が無造作に投げ捨てたコンビニ袋が
運転中のタイヤの連結部分に絡まり
その際砕けた袋の破片が車内に吸い込まれ
ブレーキが故障。
その様子をこれ以上ないほど克明に
CGを使って見せちゃうところが
香港クオリティと云えましょう。

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CGを使いたいお気持ちは判りますが、力の入れるところが間違っているような…。

荷台に積まれていたのは、3つのカプセルで
中には400年前の明朝末期の雪原から
発掘された男たちが別個に冷凍保存されていました。

ところが、事故の衝撃でカプセルが開き、
中の1人が目覚めてしまいます。

同じ境遇でも寝ていたのが70年の
キャプテンアメリカと比べ
400年もの眠りから目覚めたと云うのに
すぐに動き出せるのは
彼が香港カンフー映画界の至宝ドニー・イェンだからです。
そう思えば科学的根拠がなくても納得できます。

で、目覚めて何をするかと思えば

まずはかる〜くトワーキング(尻振りダンス)。

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静止画では判りにくいですが、カメラに尻を向けて振っています。

続いてダイナミック立ち小便。
飛距離にして5m。

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消防ポンプで放水しているわけではありません。

男の名前は賀英(ホー・イン)と云います。
残念ながら云うまでもなくこの映画の主人公です。

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カメラ目線で決めっきめですが、数秒前までは立小便してました。

と、冷静に語ってみたものの内心はドッキドキです。
「…あ、あれ?この映画、大丈夫?」
と、一瞬不安が頭を過ります。

今から400年前、
錦衣衛(明朝の秘密警察・軍事組織)だったホー・インは
朝廷からの勅旨を受け、
義兄弟と云う名目の幼馴染たちと共に天竺へと赴き
天竺の高僧から秘宝「時空の金球」を受け取りました。

しかし、「時空の金球」の輸送中、
なぜかホー・イン一人だけが
「倭寇との結託と刑部尚書一族郎党76名殺害」
いう汚名を着せられ捕縛されます。

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そう簡単に処刑できるホー。インではありませんけどね。

彼ならばたった一人で76名殺しても
不思議ではないと思われたのでしょう。

身に覚えのないホー・インは処刑直前に逃亡。
しかし、追ってきた義兄弟2人ととも
雪崩に巻き込まれ氷漬け状態のまま眠り続け
400年経った現代に蘇ったのでした。

目覚めたホー・インは独自の方法でバスを乗り継ぎ乗り継ぎ

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路面バスの屋根に仁王立ちして移動中。バスとバスの間を飛んで乗り継ぎます。

ハロウィーンパーティで盛り上がる尖沙咀に到着します。

そこでたまたま知り合い
お酒の勢いで意気投合したメイ(ホアン・シェンイー)
と云う女性の部屋に転がり込むことになります。

最初はホー・インが持つ明代の金子が目当てで
「格安の値段」で部屋を貸し出したメイでしたが、
認知症で娘のことも判らなくなっている母親を
ホーが推拿整体で治療したことから
少しずつ心を赦していきます。

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病気が治り娘が安心したところでがいきなり死亡させるあたりも香港映画ならでは。

一方、残りのカプセルからも
ニッ・フーとサッ・ゴウという2人の男が目を覚まし
尖沙咀のインド人組織で顔を効かすようになります。

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蘇るや取るものも取りあえずエロ本と煙草を入手するニッ・フー。順応早っ!

2人はホー・インと幼い頃から
辛苦を共に分かち合って育ってきた義兄弟でしたが、
ホー・インが国を裏切ったため今では敵対視しています。

特にサッ・ゴウの方はホー・インを随分慕っていたようで
その分裏切られた反動が大きく、
ホー・インを処刑することに執着しています。

一方、ニッ・フーの方は
ホー・インを無実の罪に陥れた謀略に一枚咬んでいるようです。

とりあえず蘇った2人は400年と云う年月を元ともせず
再びホー・インの行方を追い始めます。

さらにホー・インの行方を追っていたのは
彼ら2人だけではありませんでした。

香港警察副署長のチョンの指揮の元
警察も省力を上げて3人の行方を追っていたのです。

最新式顔認証追尾システムを使用し
ホー・インを追い詰める香港警察でしたが、
人並み外れた拳の使い手であるホー・インにはかなわず
後一歩のところで捉えることができません。

部下の失態に苦虫を噛み潰すチョン副署長。

何故チョン副署長は
400年前の地層から発掘された
正体不明の「ミイラ」???にやけに拘るのか?
配下の警官も不審の眼差しを向けはじめます。

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そんな警察内の不満もひと睨みで一蹴するチョン副署長。

実は、チョン副署長の目的は
「時空の金球」を発動させる際に使う
球に挿入するリンガと
ホー・インだけが天竺の高僧から教えられている
呪文の入手でした。

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「リンガ」とは男性の性器を意味します。……え?

そして、現代人であるチョン副署長が
「時空の金球」や呪文のことを知っている理由、
それは後々明らかとなります。(だいたい予想はつきますが)

そんなこんなで時間はばたばたと過ぎ
いよいよクライマックス。

ホー・インは彼の居所を突き止めた
ニッ・フーとサッ・ゴウ相手に
青馬大橋上での死闘を繰り広げることとなります。

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とんでもなくはた迷惑な(義)兄弟喧嘩。

明朝もとっくの昔に滅び、
かつての法律も通じない現代において
もはや3人が争う必要はありません。
それでも男たちはそれぞれの理由から全力で戦います。

おかげで橋の上は大型玉突き事故が多発してんやわんやです。

(青馬大橋でのロケが許可されなかったため)
啓徳空港の跡地にわざわざセットを作り
100台の車両と数百人のエキストラを使い
半年かけて撮影しただけあってこのバトルシーンは圧巻。

前半では移動手段としてしか使われていなかった
ドニー・イェンのワイヤーアクションもたっぷり堪能できます。

しかし、上映時間は残りわずか。
こんなペース配分で収拾がつくの?
と、ドキドキしながら
メディアプレイヤーのプログレスバーを睨んでいると
(本DVDはパソコンで再生して見ました)
なんと、こんな切羽詰まった状況で
ホー・イン、車に轢かれそうになったニッ・フーを庇い
橋の上から投げ出されてしまいます。

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ラスト直前でなんと主人公強制退場。

川に落ちたホー・インの後を思わず追うサッ・ゴウ。

一人取り残されたニッ・フーは駆け付けた警察の手によって
逮捕監禁されてしまいます。
拘束されたニッ・フーの前に現れるチョン副署長。
その顔を見たニッ・フーは、自分たち以外にももう一人
400年前から蘇った義兄弟がいたことと知るのでした。

ちゃららららーん。

ここでかつての義兄弟たちの映像が流れます。

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義兄弟の証、ダイナミック立小便。

実はチョン副署長を頭にホー・イン、ニッ・フー、サッ・ゴウは
4人(義)兄弟だったのです。

一緒に育った幼い頃からホー・インが冤罪で捕縛されるまで
回想シーンが怒涛の如く流れます。

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末っ子、サッ・ゴウ。

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次男ホー・イン、三男ニッ・フー。

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長男チョン。

しかし、もう時間がありません。

何故、仲良かった4兄弟が敵対することになったのか、
チョン副署長がどのようにして蘇生し
今の地位に就いたか全く説明がなく
主人公不在のまま映画はエンドロールへ。

エンドロールにはちょっと予告編みたいな映像も
挿入されていて………




…どうやらこの映画、2部作のうちの前篇だったようです。

それならそうと、タイトルに
「前篇」とか「エピソード1」とか
それっぽいヒントを入れておいてほしいものです。

聞くところによりますと、本作は
1989年ユン・ピョウ主演
「タイム・ソルジャーズ〜愛は時空(とき)を超えて〜」
のリメイクだそうなので
そちらを見えば謎はいくばくか解けるのでしょうか?

「メニュー画面」に自動的に切り替わった
メディアプレイヤーの画面を
あっけにとられ眺めるだけの私を置き去りにし
結局映画は中途半端に終了。

そんななか私の心に残ったのは
最初にホー・インと出会い
それ以後、さまざまな現場でホー・インと出くわしては
散々な目に遭う平刑事(陳浩民…たぶん)でした。

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この人!この人です!

とにかくこの刑事さん碌な目に遭っていません。

まずは冒頭。
香港3号線道路でトラックが事故ったため
急いで現場に駆けつけてみれば、
謎の男から集中放水を浴びせかけられます。

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勿論浴びたのはただの水ではありません。

覆面車の窓をきっちり締めていたから良かったものの
車のボディはおしっこ塗れ。

それを皮切りにホー・インから
尾籠攻撃を受け続けることになる刑事さん。

後日、トラック事故の目撃者の元に
突如ホー・インが現れたと云う知らせを受け
早速、駆け付けた警官隊。

ここで彼はホー・インと再会します。

チョン副署長からの命令もあり彼を捕えようとする警官隊。
すると、ホー・インはトイレに立てこもり
おもむろにズボンを脱ぐと便器に腰を下ろします。

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ん?何をする気だ?

警官隊がトイレに踏み込もうとしたその瞬間
爆破する便器。
飛び散ったのは陶器の破片だけではありませんでした。

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用を済ませてから爆破させるとは…。

もう最悪です。
最悪です、ホー・イン。

それだけでなくホー・インが湾仔警察本部に乗込んだ際にも
たまたま同じエレベーターに乗りあわせてしまう刑事さん。

降り際に盛大に放屁したホー・インに
その罪をなすりつけられてしまいます。

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とんだとばっちりです。

日本のWikipediaの本作の記事には
役名どころか陳浩民の名前すら載っていませんが、
続編でこの刑事さんが名誉挽回となるか
はたまたさらに不運な目に遭うか
それがいちばん気になるところです。

ということで、早く続編を撮影して
DVDスルーでも良いですから、日本でリリースしてください。
たぶん、ドニー・イェンのファンしか(それもよほどの)
見ないと思いますが、よろしくお願いいたします、配給会社さん!!






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