2015/5/28

安田天使宅配の旅  MOVIE

本日の映画は
2007年に公開された
「たとえ世界が終わっても」

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です。

2007年と云えば今からざっと8年前ですが、
たかが8年されど8年。

意外にも時の流れの早さを
ひしひしと感じる作品となっています。

と云ってもストーリーが古臭いとか
映像が古めかしいというわけではありません。

かろうじて時代を感じさせるものと云えば
「集団自殺サイト」を扱っていることでしょうか?

「集団自殺サイト」というと
2002年の「グローウィングローウィン」と云う映画でも
扱われていましたが、
新聞沙汰にまでなった
福岡県でインターネットの自殺サイトを通じ知り合った
男女5人が集団自殺を図ろうとした事件が起こったのは
それから数年先の2009年のこと。

今もそういうサイトはネット上に潜んでいるようですなので
時代に関係なく普遍的なものとなっているのかもしれません。


では、何に時の流れの早さを見てしまったかと云えば







…大森南朋?

大森南朋と云いますと、
おそらく映画好きの方ならばそうであるように
私も「殺し屋1」の時から
なんやかんや映画やドラマで見てきているのですが、
慣れと云うものは恐ろしいもので
ずっと見てきている分には気にならないのですが
改めてみると、7年前はこんなにもしゅっとしていたんですね。

ああ、そうそうこんなんでしたわ、大森南朋。

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2013年の「さよなら渓谷」ではこんな感じです。

共演の安田顕が今見てもあまり変わっていないためか
余計にギャップを感じさせられて…。

まあ、それよりも



小市慢太郎さんに至っては
……どこに出ておられましたっけ?


エンドロールに名前があったのにそれらしき人物を
目にした覚えがなく
推察するにヒロインの上司役がそれだったのだろうな
と、見返してみたところはたしてそうでした。

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特典のメイキング映像で確認しました。


う〜ん、でも、私が認知している小市慢太郎さんは
この人↓なんですけど…。

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「メンズビゲン グレーヘア」な髪色がトレードマーク。

枯れているシブお父さんイメージが強すぎたのか
8年前のお姿は私にとってはほぼ別人です。

短いようでやはり長い8年と云う歳月。

そんな映画のストーリーを掻い摘んで
紹介いたしますと

余名宣告を受けた宮田真奈美(芦名星)。
同じ病気でたった一人の肉親だった母親を亡くしている彼女は
頼る人も闘病する気力もなく、
考えた末インターネットの自殺サイトにアクセスし
集団自殺に参加することにします。

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ヒロインです。病気を抱えているためひどく痩せて表情も暗いです。

ところが、集合場所に現れた
自殺サイトの管理人・妙田(大森南朋)は

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この映画全体のキーパーソンです。

「今日放送予定の韓ドラの最終回を見てから死にたい」だの
「ボーリングで連続ストライクを出してから死にたい」だの
何かと理由を付けてなかなか実行に移そうとはせず
勝手し放題。

そんな妙田の姿に生きる希望を見出した真奈美以外の参加者は
次々とその場を去ってしまいます。

結局、最後に一人残った真奈美だけが
妙田が勧める睡眠薬を飲み目的通り自殺を図ります。

ところが、目が覚めるとどういうわけかそこは
会社の自分のデスクでした。

私、生きてる!

騙されたことに憤慨する真奈美ですが、
妙田には何か考えがあってのことのようです。

後日、妙田に指示され彼が営む
「敷金礼金不要家賃なし」のアパート「妙田荘」を訪ねる真奈美。
そこで妙田は「診察室」という表札のついた管理人室に
真奈美を招き入れると、アパートの住人でカメラマンをしている
長田寛治(安田顕)を呼び出し2人を引きあわせます。

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ピンクのエプロンが非常にお似合いです、ヤスケンさん。後、萌え袖!

実はこのアパートは妙田が前世で
知り合った人々が集まるところで
真奈美と長田の2人は前世では恋人同士だった
と冗談のような話をさらっとする妙田。

紹介を済ましさっさと長田を診察室から追い出した妙田は
改めて真奈美に
長田が肺癌を患っていること
親から勘当されて頼れる身寄りがいないこと
お金がないため治療が受けられないこと
を打ち明けた上で
「いっさい苦しまず突然死に見せかける薬」を渡すことを条件に
どうせ自殺で捨てる命なら
長田と結婚し生命保険金の名義を彼の名前に書き替え
治療費に役立ててほしいと頼み込みます。

最初は断るつもりの真奈美でしたが、
帰り道を送ってくれた長田の不器用な優しさと
彼の撮った自費出版の写真集の出来に絆されて
妙田の話を引き受けることにします。


と云ったどファンタジックな作品ですが、
「前世」はあまりかかわってはきません。

「前世」に囚われることなく
生きることに自暴自棄になっていた真奈美が
長田と接していくうちに
他人を思いやる心を取り戻していく様は
「韓ドラ」風にきゅーんときます。

何と云っても監督がこだわりぬいただけに
配役がベストキャスティング。

中でも安田顕さんは
「長田役はこうなかなかいい人が見つからなくて
そんなときに安田さんをテレビで、安田顕さんをテレビで見て
すぐに、あ、ピッタリの人が見つかったなあ。
(中略)ああ、長田がいるなあって。」
と、監督が特典のメイキング映像で
しみじみと語っておられるとおり
私から見ても
「この安田顕さんはもう何なの?」
と床にのたうち回りもだえ苦しむくらい嵌り役です。

「ファンは必見!」どころか
今からでもamazonサイトに行って
DVD購入ボタンをクリックすべし。

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おそらく自分は持つことがない幸せそうな家族写真を撮った後のこの表情!!

私が安田顕という俳優を知ったのは
札幌転勤していた頃放送されていたローカル番組「鈴井の巣」


雅楽戦隊ホワイトストーンズはDVD買いました。

でのこと。

そのころは札幌に引っ越したばかりで
当時の記憶は曖昧ですが、
番組で年の初めに「男根」と書いた書初めを
視聴者プレゼントし、
後日当選者のご自宅に届けに行くまでの車内で酔っ払い
到着後何故か庭にある犬小屋で寝てしまった
ご当地タレントが安田顕さんでした.

それが、2000年の年初め。

それから15年、
このような映画を見ることになろうとは…。

一方、妙田という風変わりな人物を演じる
大森南朋さんもそれはもう素晴らしく

真奈美と長田の大事な2ショット写真を撮るのに

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シャツをズボンの中にインと云うところが長田の性格を表しています。

ファインダーも覗かず相当いい加減なタイミングで
シャッターを押したかと思うと

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妙田さんの衣装はどれも可愛い。

長田の大事な商売道具であるカメラを
放り投げて返すシーンが特にお気に入りです。

衣裳だけでも相当に考えられており
妙田のキャラクターはこの作品だけで終わらせるのは
実に勿体ないくらいです。

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この時の大森南朋でシリーズ化してほしい。

また、メイキング映像で
長田の父親を演じる平泉成さんが
母親役の白川和子さんをいたく褒めておられましたが、
絶縁状態だった一人息子が
嫁を連れて帰郷したことでつい燥いでしまう
見ているだけでいたたまれないシーンでの
平泉成さんの演技もそれはそれは素晴らしいものでした。

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この父親の燥ぎっぷりに息子が手を合わせ謝るシーンも好きです。

真奈美と長田の話はこれ1本で終わりますが、
妙田荘を舞台に妙田が活躍するシリーズ映画を
見てみたいです。

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続編希望。

お話は完全に
若者が不治の病にかかって上映時間2時間かけて
ゆっくり死んでいく映画群

にレディースデー1100円を出すような女性限定向けですので
とてもではありませんが、
興行収入は見込めないとは思いますが…。

 

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