2015/5/11

人生で大事なことは? 筋トレだ!  MOVIE

本日の映画は

「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」

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これに限らず画像の人物とその下に表記される俳優名がテレコになる広告いい加減やめて。

です。

DVDを再生して10分過ぎるまで
私、てっきり
ペインさん(マーク・ウォールバーグ)↓

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ども!PAIN&GAINの筋トレマニア、マークです。

とゲインさん(ドウェイン・ジョンソン)↓

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ハーイ、PAIN&GAINのヤク中の方、ドウェインです。

が主人公の
バディムービーだと思っておりました。

そしたら全くの見当違いで実際のところは

某アニメの次回予告風に紹介すると
「フロリダでメキシコ人強盗誘拐事件発生。
犯人はボディビルダー3人組ですか?
次回、PAIN&GAIN
『No pain, no gain(苦労なくしては利益はない)』
See you」

と、まあ「NO!ペイン」「NO!ゲイン」な映画でした。

安直に人の名前やニックネームを&でくっつけた
タイトルではなかったんですね。

「no pain, no gain」と同じ意味で
使われている慣用句が、「pain & gain」であり
タイトルとしてだけではなく
劇中で決めゼリフとしても使われています。

でも、この私の勘違い、元を正せば
ポスターやDVDジャケットのビジュアルが悪いですよ。
しかもこのDVDを借りたGEOでは
「アクション」の棚の隣に並べているDVDが
マーク・ウォールバーグ主演「マックス・ペイン」。

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ええ、ええ、主人公の名前がマックス・ペインです。

そりゃ、
「マーク・ウォールバーグ=ペインさん?」ってなりますよ。

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3人組の最後の1人、ドアバルさん。え?俺の存在って一体…って感じですよね。

うっかり本作を「マックス・ペイン」の続編と
信じ込んでいたくらいですから。

さらに、DVDを再生して知った驚愕の真実。
それが「実話」ということ。

またかぁぁぁい!!また実話ベースかい、ハリウッドさんよぉ。
最近のハリウッドはアメコミ映画と「実話に基づいた映画」が
ほんとお好きですよね。

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あまりに「事実は小説よりも奇なり」なためこんなテロップが入ります。

しかし、単に実話ベースを売りにしている他の映画とは違い
実話であることを切り札(と云うか免罪符?)としているのが
この映画。

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かのマイケル・ベイ監督もこう仰っております。

「おいおいいくらこんなバカげた犯罪者はいないって。」
と、観客が呆れたところで実話となれば話は別。

なにしろ「だって本当のことなんだもん。」
と、開き直ればオールオッケーですからね。

マイケル・ベイ監督も低予算ながら
(本作の製作費は2600万ドル=約3億円
日本だと「風の谷のナウシカ」がそのくらいかかっているらしいです。)
バカのリミッターを外し
フルスロットルでカメラを回しております。





そんな実話系映画のストーリー自体は至って単純。

アメリカンドリームを信じる一介のジムトレーナー、
ダニエル・ルーゴ(マーク・ウォールバーグ)は
テレビで見た自己啓発番組のホスト
ジョニー・ウー(ケン・チョン)の決め台詞
「俺はヤリ手だッ!」と云う言葉に天からの啓示を受け
同僚のエイドリアン・ドアバル(アンソニー・マッキー)と
前科者のポール・ドイル(ドウェイン・ジョンソン)を誘い

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3人組なのにメニュー画面でも爪弾きとなっているアンソニー・マッキー。

ジムの会員で金だけは持っている
ヴィクター・ペペ・カーショウ(トニー・シャルーブ)を誘拐。
1か月カーショウを監禁し散々拷問した結果、
ルーゴへ全財産を譲渡する書類にサインさせることに成功します。
ところが、「後は用済み」とカーショウを自動車事故に見せかけて
殺害しようとしたところ、信心深いドイルが良心の呵責から
とどめを刺すのに失敗してしまい、
重傷を負ったもののなんとか生き延びたカーショウは
命からがら3人の犯罪をマイアミ警察に訴えたのですが、
メキシコ移民ということで全く相手にさせず
仕方なく病院備え付けの電話帳で見つけた
私立探偵のエド・デュボイス3世(エド・ハリス)を雇い
反撃を開始します。
一方大金が入った3人は、それぞれセレブ生活を楽しみますが、
ヨットや高級車、マリファナ等に湯水のごとく使ったため
瞬く間にお金は底をつき、再び犯罪に手を染めることに…。
次にルーゴが目を付けたのは
ポルノ王して名前の知られるフランク(マイケル・リスポリ)。
ところが、彼らが考えるような中身すかすかの犯罪計画が
早々上手くいくはずがもなく、事態は殺人事件にまで展開し
3人はデュボイス3世とマイアミ警察に
追い詰められることとなるのでした。





…はい、これが全部実話だっていうから驚きですね。
でも、「アメリカならばさもありなん」と思わせるところが
アメリカと云う国の偉大なところと云えましょう。

全編「バカ」を押し出している映画ですが、
得られる知識もあります。

既にご覧になった方はお判りのように
これまで多くの人がそう思っていても
表だって口にしてこなかった「驚愕の真実」が
明らかに。

そう、この映画では、
「『筋肉ムキムキの男性はバカに見える』
『ブロンドで巨乳な女性はバカに見える』
と長らく云われてきた何の根拠もない偏見は
まぎれもない事実だった!!」
と云っているのです。


ほら、その証拠にこの話、「実話」ですから。

いやあ、世界中の筋トレマニアとブロンド巨乳に対して
ケンカ売っていますね、マイケル・ベイ監督。

そんな監督の心意気に感じるものがあったのか、俳優陣も
肉体改造やイメージチェンジして本作に臨んでおります。

筋トレマニアのダニエル・ルーゴを演じる
マーク・ウォールバーグ(41歳)はこの映画のために
ウエイトトレーニングと食事で約18kgも
体重を増やしたそうです。

その結果、スポーツなどで培った筋肉とは違い
筋トレと筋肉増量ドリンクで作られた
見るからに使い道のない筋肉に仕上がっていることに
私、役者魂を見ました。

21Kg減量とは違い、筋肉を増やしてところで
アカデミー主演男優賞にノミネートされることなど
あろうはずがないのに…です。

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使い道がないと云いましたが、この肉布団が後々2度に渡って役に立ちます。

ここまで「バカ」にしか見えない筋肉を育て上げるとは
……マーク・ウォールバーグ、あんた漢だよ。
と、ウォールバーグの体を張った役作りには
いたく感心したのですが、
あれ?あれ?どういうことでしょう?
今こうして映画を振り返ると、頭に思い浮かぶのは
マーク・ウォールバーグの開き切った鼻の穴の映像ばかり。

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だって初っ端からこの映像よ?

…。

筋肉より鼻孔が目立ってしまうこのバカらしさもまた
この映画の真骨頂なのかもしれません。

このへん、良く判っていますね、マイケル・ベイ監督。

今回のマイケル・ベイ監督の拘りは
この筋肉品評会を撮るに当たり
筋肉さえ見ればその人の頭の出来が判るように
俳優を択んでいるところにあります。

これは凄い拘りです。

それなのに初っ端にマーク・ウォールバーグの鼻の穴という
本作においてもっともインパクトの大きい映像を持ってくるあたり
その演出力、侮れません。

かようにマイケル・ベイ監督が作るバカ映画は一味違うのです。

ですのでおバカなのはキャラクターの人となりだけはありません。

大道具から小道具まで徹底して
バカバカしく作られています、この映画。

いろいろありますが、まずは

誘拐決行での変装が目立ってしゃあない宇宙人と忍者。

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しかもターゲットの車ではなく隣に停まっていた車を襲撃。

それでもなんとか誘拐した被害者の監禁場所が
「大人の玩具」の倉庫。
被害者の目隠しに使うのは多い日も安心な生理用ナプキン。

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文章ではよく判らないと思いますが、映像だとこんな感じです。

例えショボイ衝突事故であっても
数少ないアクションシーンは派手に色艶やかに。

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この配色パターンには監督、かなりこだわっています。

さらには偶然発見されたドラム缶入りの遺体には
頭部手足がなかったため
被害者の身元確認ができず、膠着状態となっていた裁判で
「有罪」の決め手となった唯一の物的証拠が
被害者の豊胸パックに刻まれた製造番号。

などなど。

……こんな脚本持ち込まれたら、
マイケル・ベイ監督でなくとも即行で買いとりますよね。

映画の舞台は常夏のフロリダ。
年がら年じゅうおつむにお天道様が当たって入れば
そりゃ多少緩くもなるわ。

と云うこともないでしょうが、
ノース・ダコタ州ファーゴで起こると寒々となる事件
常夏のフロリダではバカが底を抜けてしまうようです。

ところが、
フロリダから想像するような開放的で明るいイメージでは
この映画、終わりません。

いかにおバカ映画に見えようとも、
マイケル・ベイ監督が撮っているのは
「コメディ映画」ではないのです。

実話であることからも想像が付くように
現実の事件はとうの昔に解決済み。

殺人に対して罪悪感を持たない凶悪誘拐強奪殺人犯の3人組は
マイアミ警察に逮捕され、うち2人は死刑判決を受けており
エンドロールには延々と
当時の報道写真が流されます。

物語自体は結構シビアなのです。

まあ、主人公たちにとってはバッドエンドなのは構いません。
いくら主人公でも犯した罪は償わなくてはなりませんから。

しかし、最終的には正義(=被害者側)が勝ったというのに
見終わった後、どうにもすっきりした気分になれません。

というのも被害者がねえ…。

監督も特典映像で述懐しているように
愚かで凶悪な加害者の方が可哀相なはずの被害者より
断然「いい人」に見えてしまうのです。

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この言葉は劇中でも使われています。

加害者も被害者も知っている関係者が口を揃えて
凶悪犯であるダニエル・ルーゴを
「いい人」と評するのに対し
被害者のヴィクター・ペペ・カーショウは
他人に不快感を抱かせるような人物となっています。

性格も悪ければ、容貌も決して良くありません。
(失礼なもの云いでごめんなさい)

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かつてここまで鼻持ちならない犯罪被害者がいたでしょうか。

私の場合、トニー・シャルーブの代表作
テレビドラマ「名探偵モンク」を見ていないので
余計そのように感じるのでしょうが、
ファーストインプレッションからして良い感情が沸きません。

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この嫌われ者に対し義侠心から彼だけがようやく手を差し伸べてくれます。

このような人物が勝利を収めても
見ているこちらはカタルシスを感じることができません。

しかもカーショウの悪いところは
性格や顔だけではなかったのです。

事件の全容を見てきた探偵エド・デュボイス3世が
ダニエル・ルーゴら事件の加害者に対し
最も重い罪は「バカだったこと」

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彼らだけではなくマイアミ警察も含め探偵以外はもれなくバカなんですけど。

と述べているように、裁判においては
事件を起こしながら高跳びするでもなく
被害者宅に住みついてしまうダニエル・ルーゴや
その仲間の愚かさばかりがプッシュされていますが、
被害者であるカーショウも頭の悪さにかけては負けてはいません。

ルーゴらに殺されかけて重傷を負い
病院に担ぎ込まれたと云うのに
事情聴取に訪れた刑事に罵詈雑言を吐きちらし
結果、呆れた警察には事件として取り合ってもらえず、
ようやくまともに話を聞いてくれたデュボイス3世が助言するまで
何時再びルーゴらに襲われるか判らない病室のベッドに居座り続け
間一髪で逃げることができた後も
逃亡先のモーテルからルーゴの仲間に脅迫電話をかけたため
着信履歴から居場所を突き止められるような脇の甘さ。

実話でなければ随分ひどい脚本と思ったことでしょう。

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さらにブロンド巨乳ストリッパーが映画に華を添えます。

まあ、そんな映画ですが、
私にとっての見どころは、ずばり

ドウェイン・ジョンソンのファッション・ア・ラ・モード

「ストーリー関係ないやん!」
と、ノリツッコミしつつも、最も目を引いたのが
ドウェイン・ジョンソンの衣装だったのは事実ですので
仕方ありません。

今年のゴールデン・ウィークに
「ワイルド・スピード」シリーズを見始め
つい先日「ワイルド・スピード SKY MISSION」を
無事見終えたばかりに私にとっては
本作のドウェイン・ジョンソンは
「こんなの、こんなのホブス捜査官じゃなぁい!!」
と、自室の端から端まで地団駄踏んで駆けずり回りたいような
ドウェイン・ジョンソンでしたが、
それもつかのま、関心は彼のファッションに。

そう、「ファッション、それは色あせた昨日からの卒業」
とはまさにこのこと。

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日本が誇るファッション・ディレクターの干場義雅さんもこうおっしゃっております。

登場してからものの30分で次々と繰り出される
ドウェイン・ジョンソン・ファッションの嵐。
とりあえず一度袖を通した衣装は身につけませんってか?
ってくらいシーンごとに衣装が違う!

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お気に入りはこの素肌に白のサロペット姿。

敢えて筋肉ではなく衣装で魅せるドウェイン・ジョンソン。

トレーナーとして定職を持つルーゴが
碌に衣装も着替えず着の身着のままだと云うのに

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裸エプにザグキャップ 、白ブリーフのウォールバーグも得難いのですが。

出所仕立てで教会にお情けで住まわせてもらっているドイル
の方が衣装もちとはこれいかに?

中身の方もこれまでのドウェイン・ジョンソンとは一味違うようで、
刑務所では絡んでくる他の受刑者らを一撃でぶっとばしている男が
実は小心者で、強盗すら一人では満足にできないのです。

カーショウの事件で逮捕された後も自分だけペロッと自白しちゃって
一人死刑を免れる事に成功。

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入獄後は聖歌隊に入隊。ここでもファッション・ア・ラ・モードは続行中です。

アクション映画と云えば
「Cool Guys Don’t Look At Explosions
(クールな男は爆発を振り返らない)」
がお約束だというのに
背後の爆破に一人だけビビって首をすくめてしまう
ドウェイン・ジョンソン。

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ここ!ここがこの映画の一番の見どころ!

ドウェイン・ジョンソンを見ているだけで
心が和みます。

こんなにもベリッスィモ!なドウェイン・ジョンソンは
この映画でしか目にすることができません
……おそらく、ですが。

そういう意味でこの映画は忘れがたい映画となりました。
本作のDVDを教えてくださったマイミクさん、
ありがとうございます。



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ところでアンソニー・マッキーのカッコいい姿を見たい方は
是非「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」をご覧ください。
超カッコいいです、コスチュームが。

 
 
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