2014/12/11

Take Me Out to the Ball Game  MOVIE

本日の映画は

「バンクーバーの朝日」

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です。

試写会に当選したので見てきました。

12月20日から
「フジテレビジョン開局55周年記念作品」
として全国公開される映画です。

ちなみに
「フジテレビジョン開局50周年記念作品」は
「アマルフィ 女神の報酬」

「ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜」
でした。う〜ん、微妙。

この手の「開局○周年記念作品」は
テレビ局製作の強みからか
スポンサー企業からごっそりいただいた予算で
テレビドラマスペシャルの規模を越えた
豪華キャストと
大掛かりなオープンセット
もしくは海外ロケを投入しているのが特徴です。

ですので、この手の映画は
少しでも元を取ろうと云うテレビ局が総力を挙げて
宣伝にもテコ入れにも頑張っちゃっている印象が強く
それだけに
「え〜、趣味ですか。(熟慮した後)う〜ん…映画鑑賞?
え?え〜一番好きな映画ですか?(あわわわ)
えっと…『○○○』って映画なんですけど…
あ、ごめんなさい。たぶん知らないと思います。
凄く良い映画なんですけど、
あんまりメジャーじゃないから…(照)。」
とか云っていそうな映画女子(私のことか?)は
出演俳優のファンでもない限り
あまり積極的には見ないんじゃないかな?
と、思われます。

今、お金を出して見に行かなくても
何年か先の新年1月2日か3日あたりに
フジテレビ系列で午後8時から
地上波放送されるかもしれませんしね。

この年の瀬に
「フジテレビジョン開局55周年記念作品」
に少なくないお金を払うくらいなら
「ベイマックス」でも見に行きますって。

ただし、本作の監督は
昨年の主な映画賞を総なめにした
「舟を編む」の石井裕也監督ですので
あながちそうとも云いきれません。

毎週火曜更新される全国週末興行成績では
前週1位だった
「アオハライド」(これは試写会外した)
を抜いて第1位に輝いているかもしれません。

監督も石井裕也監督と手堅く攻めていますが、
キャストも
派手すぎず地味すぎないところで攻めてきます。

まず、主演が妻夫木聡というところに
安定感を感じさせます。

それも今回は
ニュートラルすぎて何の面白味もない妻夫木聡で
勝負をかけてきました。

「渇き。」で見せたブラックな面は
影も形もなく
「清州会議」の
天真爛漫なバカ殿でも
「ジャッジ。」での
お人好しで頼りないだめんずでもない
ニュートラル妻夫木です。

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通常運転の妻夫木聡。見ている人を笑顔にするのが彼のお仕事です。

愛嬌があり憎めない顔立ちの割には
生来の真面目さがにじみ出ており
適度に華もあるので
こういう映画の主演にはうってつけです。

実話の上にフジテレビ製作ですので
公開日前後のワイドショー並びにバラエティー番組で
ばんばん番宣するでしょうから

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こういうのですね?

改めて書く必要もありませんが、
あらすじは以下の通り。


1900年代初頭、
一生分のお金を2、3年で稼げると触れ込みに騙され
カナダのバンクーバーに移住した日本人たちがいました。

しかし、低賃金で真面目に働く彼らを待っていたのは
過酷な肉体労働や貧困、そして、云われのない差別でした。

別天地での成功を夢見て移住してきただけに
容易に故郷には帰ることができません。

どんな過酷な環境にも耐えづけて
黙々と働き続ける日本人移民。

その態度がさらに白人労働者の反感を招くこととなり
いつまでたってもこの悪循環から抜け出すことができません。

1914年に
日系移民2世たちの間で野球チーム「朝日」が誕生します。

体格が違いすぎるカナダ人野球チーム相手に負け続け
リーグ万年最下位の「朝日」でしたが、
日本人街の人々は白人相手に堂々と立ち向かう
彼らに一筋の希望の光を見出していました。

そんななか、
キャプテンで遊撃手のレジー笠原(妻夫木聡)は
偶々バットにボールが当たったことで出塁できたことから
バンドと盗塁のみで打点を稼ぐという
起死回生の戦術を編み出します。

「Brain Ball」と呼ばれるようになったその戦法で
以後、「朝日」は連日連勝。
それまで日本人を蔑んでいた白人の中にも
少しずつ「朝日」を応援する人々が現れるようになります。

やがて「朝日」はバンクーバー市民による人気投票で
第1位を獲得するまでに…。

しかし、その穏やかで幸せな時間も
1941年12月8日の
日本帝国軍による真珠湾攻撃によって
脆くも崩れ去ってしまうのでした。


ということで
金曜プレステージ2時間スペシャルドラマで
放映してもちっとも遜色ありません。

それを劇場映画として披露しているのですから
見る人に「お金を出してでも見たい」となる
付加価値を付けなくてはなりません。

それが、
公式サイトのイントロダクションにもある
「日本映画界、最高のスタッフ&キャストが集結!」
です。

「朝日」チームの選手を見ても
妻夫木聡 as レジー笠原(ショート)
亀梨和也 as ロイ永西(ピッチャー)
勝地涼 as ケイ北本(セカンド) 
上地雄輔 as トム三宅(キャッチャー) 
池松壮亮 as フランク野島(サード)

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この5人で野球をします。(ただし池松君は途中退場)

確かに豪華キャストと云う触れ込みは間違っていません。
やや小粒な感じがしないでもありませんが。

ただし、野球は9人でするもので
ピッチャーとキャッチャーはともかく
内野手にしか光が当たってないのがやや気になるところです。

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一応これだけチームメイトがいますが、上記の5人以外は別段目立っていません。

試合においても練習においても
上記の5人以外は似たような顔つき体つきの選手が
4、5人キャッチボールしているだけのように見えます。

実際の「朝日」は1軍から5軍まであったそうです。
映画ではとてもそんな大チームには見えませんでした。

それどころか、途中何人かの選手が
失業でチームをやめることになった時は
人数不足で出場停止にならないかと
内心ひやひやさせられたんですけど…。

とは云うものの
「朝日」と云う野球チームを切り口として
戦前戦中のカナダにおける
日本人移民たちの真実の姿を描くのが、
この映画の本題ですので
試合シーンはあまり重視されていません。

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基本試合シーンはバンド攻撃のシーンと試合結果しかなかったりします。

朝日にとっての主力であった守備については殆ど描かれず
攻撃もバンドシーンしか見ていないのですが、、
本当にバンドだけで何試合も連勝することは可能なんですか?

予想としては
亀梨和也ファンの方が多く見に行かれると思います。
(それ以外の観客層が思いつきませんでした。)
亀梨和也さんの抑え気味の演技は
ピッチャーとしての重責がしっかりと出ており
とても良かったです。

女性キャストは、
特に選手と絡むことないチョイ役が多い中

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特に宮崎あおいの贅沢な使い方ときたら…。後、本上まなみも。

レジー笠原の妹エミー笠原を演じた
高畑充希さんが素敵でした。

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ヒロインは主人公の妹なのでこの映画恋愛要素は皆無です。

こんな年末公開、しかもフジテレビ製作でなければ
「第38回日本アカデミー賞」で
助演女優賞にノミネートされても良いくらい。
(たぶん新人賞にはノミネートされるのではないでしょうか?)

勿論、これは普段フジテレビが作っているドラマとは違い
映画作品ですのでお金を掛けるところは
配役だけではありません。

海外ロケの代わりに足利市に作った
大掛かりなオープンセットもこの映画の見どころの1つ。

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球場も含め周りの日本人街の建物も全てこの映画のためにわざわざ作りました。

いろいろとお金はかかっていますが、
実話ベースの映画ですので、
良くも悪くも宣伝通りの映画です。

映画本編も悪くはないのですが、
妻夫木聡さんと亀梨和也さんがカナダに訪れ
実際の「朝日」の選手を取材した
公開直前特別番組
「『バンクーバーの朝日』歴史の波間に消えた真実の物語 」
の方が面白かったかも…。

さらに
「『バンクーバーの朝日』序章
〜映画の時代背景を名優・滝藤賢一が独演〜」
と云う番組もあり
こちらは見ていませんが、
断然本編より面白そうに思えてしまうのは何故でしょう?

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エンドロールで登場するこの方について説明されていなかったのが良かったです。
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