2014/8/24

砕けるものなら砕いてみろ、正拳ディフェンスだァ  MOVIE

本日の映画は

「ミーン・マシーン」

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です。

一度見たら忘れられないお顔立ちなのに
なかなか名前が覚えられない
ヴィニー・ジョーンズの初主演作品です。

強面、高身長で
「マフィアに雇われている殺し屋」
「マフィアに雇われている取り立て屋」
「マフィアに雇われている手下」
と云った役どころでしか見たことがない
あの俳優です。

キャリアを拝見すると

FAプレミアリーグで活躍した元サッカー選手(ミッドフィールダー)。チェルシーFC、ウィンブルドンFC等に所属。1988年、ウィンブルドンFCにて世紀の番狂わせを演じたFAカップ優勝メンバーの1人。ウェールズ代表でもプレイし、代表では1994年から1997年までに8試合出場し、キャプテンも務めた。

れっきとした元サッカー選手です。

その経歴を最大級に生かしたのが
この作品「ミーン・マシーン」。

作中でも素晴らしいリフティングを披露しています。

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本人曰く「サーカス」ですが…。できるからそんなことが云えるんです。

勿論、DVDを借りたのは
この方が出演しているからです。

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顔が写らなくても身体だけで誰だか判るジェイソン・ステイサム。

サッカーチームメンバーとスクラムを組むと
あまりに背が低くて泣きそうになりましたが…。

 
 


DVDジャケットでは
「二大スターW主演!」のような表示をされていますが、
あくまで主演はヴィニー・ジョーンズのみ。

オープニングクレジットでは、ジェイソン・ステイサムは
「and Jason Statham」と云う立ち位置です。

ヴィニー・ジョーンズ演じるは
代表チームの主将にまで上り詰めながら、
対ドイツ親善試合の最中に不正を働いたため
サッカー界を永久追放された
ダニー・“ミーン・マシーン”。

国中を敵に回したダニーは酒に溺れ、警察のご厄介となり
飲酒運転と公務執行妨害で3年の刑を云い渡されます。

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飲酒運転で事故ったわけでなくこの2人を一発ずつ殴って3年。ちょっと酷くね?

そんなミーン・マシーンの自宅は、
八百長試合で自暴自棄になっていた割には
整理整頓が行き届いており、棚の陳列もばっちり。
家の周りには良く手入れがされた草花が咲き誇り、
高そうな外車のボディはピッカピカ。

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住む人の性格がにじみ出ている美しくレイアウトされた部屋。

普段の生活態度が垣間見れるよう。

どう見積もっても重刑過ぎるのですが、
(イギリスの酒気帯び運転も飲酒運転の刑罰は
6ヶ月の懲役に加えて、500ポンドの罰金、
12ヶ月の免停らしい…)
対ドイツ親善試合の八百長の件が
警官の心証に尾を引いているのかもしれません。

英国におけるサッカーの恨みは本当に怖いですね。

この映画、この後は

看守によるサッカーチームを優勝に導きたい刑務所所長が
コーチにするため裏で手を回して
ミーン・マシーンを自分のロングマーシュ刑務所に収監。



しかし、当の看守チームは国を裏切ったミーン・マシーンに
コーチされることを断固拒否。



所長の顔を立てる気も看守に媚を売る気もない
ミーン・マシーン、
折衷案として囚人チームと看守チームの親善試合を提案。



囚人チーム選手募集中。



なんとか11人以上の選手が集まり練習開始。



試合開始。
前半40分で囚人チーム先取点。
反則行為はあるものの試合運びは双方順調。



看守チームに大金を賭けている所長が
ハーフタイムにミーン・マシーンを脅して八百長を強要。



一気に戦意を失うミーン・マシーン。
いぶかしるチームメイト。
しかし、そこは個人主義の囚人たちなので
すぐにボールを追うことに集中。



反則行為で囚人チームの主力メンバーにレッドカード。



看守チームが得点し後半40分で同点に。



一旦タイム。
ミーン・マシーンの苦悩を察するマネージャー。



目が覚めるミーン・マシーン。



ロスタイムでミーン・マシーンではなく
意外な人物(それゆえ映画的には意外でない人物)が得点し
囚人チーム勝利。

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チームのお荷物が一番美味しいところを持っていくと云うお約束。

と云う
刑務所を舞台にしたスポーツものの定石通りの
何の捻りもない展開になります。

あまりに予定調和で清々しいです。

普通は、この「↓」の部分に
刑務所ならではのいろいろな障害が入り
物語を盛り上げるものですが、
この映画は紳士の国イギリスの映画ですので
大したことは起こりません。

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困難を極めた選手集めも看守にボコられた囚人を単身助けたことであっさりクリア。

何か起こっても大げさに騒ぎ立てることなく
さらっと済ませてしまいます。

なにしろ主人公が
罰金で済むような軽犯罪で服役させられている人物ですから、
凶暴性も危険性も反社会性もなく
刑務所に入ったところで波風が立たないのです。

看守の理不尽な行為には刃向っていきますが、
囚人相手に無意味な喧嘩を吹っ掛けて
刑期を延ばす気ほどバカではありません。

ですので、刑務所ものではもれなく挿入される
新入りいじめも
刑務所内を牛耳じるボスとその取り巻きによる嫌がらせも
食堂での囚人看守入り乱れての乱闘シーンも
一応は用意されているというものの
他の映画と比べると実に大人しいものです。

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喧嘩開始6秒で看守が駆けつけ、すぐ囚人が降参するので大事に至らない。

それどころか、
日本の少女マンガで良く見られる
転校生に休み時間をまるまる使って校舎内を案内するように
ベテラン囚人が刑務所内を懇切丁寧に案内してくれます。

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看守は威張り散らしていますが、囚人は総じて親切。

食堂に行くと、初日から
「何でも欲しけりゃおれに言え。」
と、気さくに声をかけてくれる囚人も出てきます。
それも2人も。

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その1人、マッシブ。何の罪で服役しているのか判りませんが、所内ではいい人。

学校給食のような食事もそこそこ美味しそうですし
部屋は4人部屋とは云え快適空間。

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自分んちか!

制裁する懲罰である独居房ですら
この広さ、この清潔さで差し入れ自由。

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差し入れてもらった野球ボールでリフティング♪

相手がその気なら、所長の女性秘書とのセックスもでき
その際手に入れたマル秘ビデオテープを見ることも可能です。

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鼻ピアスをしているいかした所長秘書。何この衣装?公務員じゃないの?

看守の嫌がらせさえなければここに永住したいくらい。

看守たちの方も普段はやることもないため
囚人たちにちょっかいを出して暇を潰していますが、
サッカーの練習になると囚人そっちのけで
グランドを走り回っている始末。

…仕事しろよ。

かくのごとく
何もかもがゆるすぎる刑務所なのです。

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本来の仕事よりサッカーの練習に忙しい看守たち。

試合展開でも
囚人側は、精神的に看守を追い詰める情報を集め
肉体的にはダメージを与える反則行為を行いますが、
うっかりしたら殴り合いどころか
人死にしかねないハリウッド映画と比べると可愛い可愛い。

主審も所長のゴルフ仲間と云う触れ込みだったのに
看守チームに肩入れすることもなく
むしろ囚人チームにひいき目とも思えるほど
公正な審判を行うのもイギリスだからでしょうか?

勿論、囚人だけあって選手の中には
世間を震撼させるような凶悪犯も存在します。

しかし、素手で23人者人を殺し
半年前にロングマーシュ刑務所移送されて以来
特別房入りという鳴り物入りの凶悪犯
「伝説のモンク」(ジェイソン・ステーサム)も

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目がイっちゃってます。

サッカーボールを持たせておけばこの通り。

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いい笑顔です。

大空翼君も云っていました。
「ボールはともだち、こわくないよ。」と。
そう、ボールがあれば凶悪犯も怖くないのです。

さらにこの人正真正銘の「空手キーパー」ですので、
試合でも大活躍。

チャンスがあれば嬉々として攻めに回ります。

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主将のミーン・マシーンもモンクが怖くて文句が云えません。

おかげで彼のシーンだけ「少林サッカー」に…。

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バク宙してキャッチ。

「ラグビーは、紳士が野蛮になる競技だが、
サッカーは、野蛮人が紳士になる競技である」
と云う格言があるそうですが、
当にこの映画のための格言ですね。

全体的にゆるい映画ですが、
このゆるさ嫌いじゃないです、私。

 

 
 
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