2014/7/19

トレビアンな俺に抱かれ  MOVIE

本日の映画は
「フレンチ大作戦 灼熱リオ・応答せよ」

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WOWOW放送時は「OSS 117 リオデジャネイロ応答なし」と云う邦題でした。

と云う映画です。

OSS 117 私を愛したカフェオーレ
の続編に当たります。

ですので、当然主演は「アーティスト」で
カンヌ国際映画祭男優賞及びアカデミー賞主演男優賞を
授賞したジャン・デュジャルダン
監督は
「アーティスト」でアカデミー賞監督賞を受賞し
妻は「アーティスト」主演女優ベレニス・ベジョという
「監督冥利につきる」映画監督
ミシェル・アザナヴィシウス
と云うゴールデンコンビとなっております。

「アーティスト」で一躍日本でも名前が知られた割には
このDVDに辿り着くまでに2年もかかってしまいました。

「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」
をDVDで視聴した直後から
続編の存在を知り探してはいたものの
2013年にWOWOWで放映されたという情報しか
wikipediaでは見つからず諦めていたところ、
どういうわけか今年になってDVDリリースという
運びとなったようです。

そこまでして見たいほど
前作が面白かった!!と云うわけではないのですが、
「アーティスト」でアカデミー賞を受賞する以前
いかにもフランスの伊達男と云った感じの
ジャン・デュジャルダンが
腰元役の女優さんたちがおっぱい丸出しにしていた頃の
フジテレビ「志村けんのバカ殿様」
のような映画にも率先して出ていたかと思うと
しみじみと味わい深いものを感じます。
 
 

さて、この作品も前作同様、元ネタが存在するパロディ映画です。

「作品案内」上では1960年代に
「007」シリーズのヒットを受けて
フランスで製作された
スパイアクション「O.S.S.117」シリーズ
(O.S.S.とはフランスの戦略諜報局のこと)
をリメイクした作品となっています。

同人誌用語でいえば三次創作みたいなものでしょうか。

ですので、
主人公の容貌はショーン・コネリー版の007を
安易にお手本としており

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とびっきりの笑顔を見せる117。バスローブの裾の短さが気になる。

コードネームも「00」を「11」に変えただけと云う
非常にお手軽なネーミング。

ただ本人は「11」を「ダブルオー」に真似て
「ダブルワン」と呼ばれることを蛇蝎の如く嫌っています。
(というかそれだったら「ダブルアイ」じゃ…)

イギリスとフランスの仲の悪さを
それとなく垣間見ることができますね。

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見た目もかなり往年のジェームズ・ボンドを意識していると思われますが

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「ダブルワン」と呼ばれるとすかさず訂正します。

本シリーズの面白いのは
現代風にいくらでもリメイクできるところを
わざわざ60年代風に撮っているところ。

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ですからオープニングクレジットからして分割します。

同じような作品に
「オースティン・パワーズ」シリーズがありますが、
こちらはおフランス製ですので
もっとシャレオツに
そして、下ネタではなくエスプリをきかせてきます。

映画におけるファッションも
60年代風でどれもレトロ可愛いのが特徴。
今回は舞台が南半球のリオデジャネイロだけに
ホテルのプールサイドがロケ地となっており
いろいろな水着が堪能できます。

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モノキニなんて久しぶりに見ました。

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あ、でも、こっちの方が下着っぽいビキニより可愛くない?

一方、映像としてはスクリーンプロセスなど
昔懐かしい技法が使われています。

中でも多用されているのがスプリットスクリーン。

オープニング映像だけでなく
本編でも至る所で使用されています。

特に印象的なのは
任務を受けリオデジャネイロ空港に降り立った
OOS117ことユベール・ボニスール
(ジャン・デュジャルダン)を
謎の美女キャルロッタ、
2人組のイスラエル軍人(スタマン大佐、クトナー大佐)、
CIAエージェントビル・トルメンドスが
尾行するシーン。

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つい分割しちゃうのがフレンチですねよ。

このあたりは映画も序盤だけにまだ正攻法と思うのですが、
映画が進むにつれ強制観念にでも駆られているのか
15分に1回ぐらいの割合で
スプリットスクリーンを入れてきます。なんでだ?

ストーリーの方はと云えば、

時は1967年。

フランス国内のナチ協力者を記載したマイクロフィルムをネタに、
リオデジャネイロにいる元ナチス高官ジンメルという男が
フランス政府に対し取引を持ちかけてきます。
その受け渡し人に「フランス一の凄腕スパイ」である
ユベールが指名され、中国の任務から帰ったばかりの
ユベールは渋々ブラジルへ。
リオに着いたユベールは、同じくジンメルを追う
イスラエルの諜報部員モサドから協力を依頼され
イスラエル軍女性中佐
ドロレス・クレショフ(ルイーズ・モノ)と
行動をともにすることになるのですが…。


しかし、そこは前作同様、
国際スパイの割には世界情勢に疎く
口を開けば当時でさえ時代錯誤な女性蔑視と
人種差別な発言を繰り返すユベール。

本人は全く悪気がないので余計たちが悪いのですが、
おかげで相方となるユダヤ人で女性である
ドロレスの機嫌を損ねてばかりいます。

まあ、損ねてもユベール本人は何処吹く風ですけども。

たぶん「セクハラ」と云う言葉など影も形もなかったこの時代、
身体も頭の中身もマッチョな男性にとっては
当たり前の発言だったのかもしれません。

それを茶化しているのが、
この映画流のエスプリなのでしょう。

…ちっとも笑えませんけど。


今回はそれに加えてリオの浜辺にたむろする
無軌道に生きるヒッピーたちを捕まえて
説教を始めるユベール。

ところが、いったん彼らと打ち解けてしまうと
Let’s Free sex!

いいんですよ。
優秀なスパイは女好きと決まっているのですから。
「愛と平和とセックスと自由」を掲げる若者たちに
共感しないわけがないのです。
特に「愛とセックス」には、弱いのです。

ヒッピーたちが差し出すマリファナで
すっかりおつむが原点回帰したユベール。
若者たちのリードの元、自由な世界へと旅立ちます。

まずは、お嬢さんたちの手で脱ぎ脱ぎさせられますが、

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もちろんできる男の下着は白ブリーフ。

いつのまにか男女入り混じっての雑魚寝状態に。

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気がつけば「志村〜!後ろ〜!」状態のユベール。気づいていませんが。

怖ろしいことにフリーセックスなので
セックス相手は女性とは限りません。

目の前の女性の裸に気を取られていますが、
背後からは男の手がユベールのお尻の割れ目に…。

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ちっとも大丈夫じゃないんですけど。

「アッー!」となる前に画面は静かにアイリス・アウト。
流石にそれ以上踏み込んだら、日本PTA全国協議会の
「子どもに見せたくない番組」にランクインされてしまいますものね。

それにしてもなんだってこうちょいちょい
ゲイネタを入れてくるのでしょうか、このシリーズは。
おフランスだから?

さて、いくつかの営業妨害を受けながらも
今回の敵ジンメルの元にたどり着くユベール。
しかし、あっさりと罠にはまり、囚われの身となり
手術室のベッドの上に縛り付けられるのでした。

ここでもジンメルの手で脱ぎ脱ぎさせられる
ユベール。

何のために?あ、改造手術とか?

いえいえ、なんと肝心のマイクロフィルムは
ユベールのおっぱいに埋めこまれていたのです。

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な、なんだってー!!!

これでジンメルがわざわざユベールを指名してきた
どうでもいい謎も解けました。

それにしてもヒロインをないがしろに
ユベールのセクシーシーンだけが満載なのは
スパイアクション映画としてはアリなんでしょうか?

ベッド縛りつけられて周りを男たちに囲まれ
裸の胸を弄くられるシーンを壮年男性で見たいですか?

これもフランス流のエスプリ?

マイクロフィルムを奪われたユベールはただちに
ジンメルを追跡。
しかし、今一歩のところで2人とも湖に転落し
意識不明のまま病院送りになってしまいます。

そして、目が覚めた途端に追いかけっこが
再開されるのですが、どちらも大怪我を負っているため
えっちらおっちら。

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牛歩戦術で大追跡。

はい、ここ笑うところですよ。

ブラジルの患者衣もまた
例のお尻丸出しタイプであったため、
リオ在住のジンメルはちゃっかり自前の服を持ち出し
着替えを済ませ、病院外への逃走に成功。
それを知らなかったユベールは、お尻丸出しで
病院に取り残されることになります。

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やはりこの患者衣は医療費未払による病院脱走を避けるためのものなのか。

捜査はまたも振り出しに…。

しかし、この手のスパイアクションでは
何が起ころうとパロディであろうと
主人公が勝利するのが世の習わしです。

さらに
主人公がどれだけ自意識過剰でうぬぼれ屋でも
ヒロインたるものは主人公と恋に堕ちるのが定石ときており
この映画も例外ではありません。

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こんなことを云ってもツンデレではなくヒロインなので117と恋に堕ちます。

あんなにユベールは口を開くたびに
いら立ち傷ついていたドロレスもほれこの通り。

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何故かキスシーンの背後に上がる花火。

任務完了の暁には
お約束の花火だって派手に上がります。

さて、お約束と云えば、この映画に付き物なのは
ユベールの勝手な思い込みによる回想シーンです。

今回のユベールの思い出補正は
なぜかサーカスの空中ブランコ。

前作ではただのジャイアニズムに基づくパワハラを
見事なまでのブロマンスへと
脳内変換していたユベールですが、
今度の思い出は自身のトラウマです。

スパイが何故サーカス?と云う野暮な疑問は置いておいて
ユベールにはかつて空中ブランコの実演中
相方の手を掴み損ない事故死させたという
忌まわしい過去があり
それがことあるごとに彼を苦しめます。

そのため今回のユベールは
高所恐怖症という弱点を持っています。

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まあ、ちゃんと最後には克服しますがね。

この設定でも云えることは
結局、ジャン・デュジャルダンの裸を見せたいがためだけの
回想シーンじゃねえか!
と云うことですね。
 
いやあ、前作同様、本作も見終わった後は
ジャン・デュジャルダンで胸焼けしそうです。

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