2014/7/10

悲しみを知り独りで泣きましょうそして輝くウルトラソウル  MOVIE

きっかけは
この映像からでした。


日本公開未定だそうです。まさかDVDスルーにする気じゃあるまい?

この映画「The Interview」の
予告編が公開されるや
北朝鮮のスポークスマンから非難の声が上がったそうです。

まあ、そりゃそうですよね。
いくらなんでも金正恩が似ていなさすぎです。
(…え?そこ?)

そんな我が国とは縁もゆかりもないネットニュースが
たまたま目に入ったのが始まりです。

非難の理由は
北朝鮮の独裁者の暗殺を巡るコメディ映画だったから。

そんな国際問題も起こしかねない映画に
主演しているのは
「グリーン・ホーネット」のセス・ローゲン(32)と
「127時間」のジェームズ・フランコ(36)のお2人。

さらにgoogle検索を繰り返すことで
この2人がプライベートでも大の仲良しであることを
知り得たのでした。

テレビドラマ「フリークス学園」で共演して以降

こんなことや

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上がパロディ、下がオリジナル。

「親友のヌード画」を描いてネット上で公開するなど
お互いをネタにしてふざけてばかりいることで
有名なんだとか。

そんなガチ友である彼らのおふざけで最も目を引くのは

カニエ・ウェストの「Bound 2」の
MVのパロディービデオ「Bound 3」


ジェームズ・フランコがこんなカッコいいアホとは知らなかったよ。

ではないでしょうか?

莫大な経費と時間をかけて良くやるよ、こんなこと。

もぉぉぉぉぉっ!こんなの見せられたら
ますます共演映画見たくなるじゃないですか!!

一応イケメン俳優枠に入っているジェームズ・フランコ。
ジェームズ・ディーン系のお顔立ちが
ちょっと苦手でこれまで避けていたのですが、
目から100枚ほど鱗が落ちました。

ということで、共演作をピックアップすること数十秒。
(フィルモグラフィーを見るとジェームズ・フランコは
本当にテレビ映画「DEAN/ディーン」で
ジェームス・ディーンを演じていました。)

手始めに
「ディス・イズ・ジ・エンド
俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」を
借りるつもりでしたが、
今年の5月にDVDリリース仕立てで
「まだまだ新作」であったため
急遽変更して

旧作の「スモーキング・ハイ」

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をレンタルしてきました。

 

感想としては、思っていたよりも
普通のアメリカンコメディでちょっとがっかり。

共演作をピックアップする際に
参考にしたwikipediaの記事では
「サスペンスの要素やアクション映画の要素も数多くあるが、コメディ映画というジャンルに徹しており、男の友情に焦点を当てた“バディフィルム”でもある。」
と紹介されているため弥が上にも
期待が高まっていたんですよね。

偽PVでここまで弾けているお2人ですもの、
さぞかしバカで濃い友情ものを提供してくださっていると
勝手に思い込んでいたんですね。

期待しすぎだって、もう。

「Bound 3」初視聴から1週間
「Uh-huh, honey」が
頭から離れなくなったくらいですからね。

期待もするわ。

とりあえず借りてきたDVDを再生すると
「新作紹介」なしでいきなりメニュー画面から始まり
これは嬉しいところです。

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紫煙が漂うメニュー画面がなかなかステキです。

ただ気になる点が1つ。

DVDパッケージをよくよく見ると、
セス・ローゲンとジェームズ・フランコ以外の男が
もう一人写り込んでいるのです。

向かって左の
首に頸椎固定シーネを装着している男です。

彼の名前は
これまでにも2人が共演している映画に
幾度か顔を出しているダニー・マクブライド。

詳しい事情は不勉強のため判りませんが、
ベン・スティラー
ジャック・ブラック
ウィル・フェレル
スティーヴ・カレル
ルーク・ウィルソン
オーウェン・ウィルソン
ヴィンス・ヴォーン
といった「フラット・パック」に対して
ジャド・アパトー率いる
ジョナ・ヒル、
ジェイソン・ベイトマン
ポール・ラッド
セス・ローゲンといった
もう少し若いコメディ俳優は
「アパトー・ギャング」という一派になるようです。

この辺の俳優のフィルモグラフィーを追っていくと
出演が持ち回りみたいになっており
「Aと云う俳優と共演したBとCと云う俳優が
DとEと別の映画で共演し、
CはAとEとさらに別の映画で共演」
みたいなことがしょっちゅうあります。

それを踏まえた上でどなたか御親切な方
「アメリカコメディ俳優 相関図」
を作成してネット上で公開してくれないかしら?

「ディス・イズ・ジ・エンド
俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」
を元に繋げていけば今のコメディ映画の傾向が
見えてくるような気がします。

話は元に戻して
この3人が絡む以上、こちらが期待しているほど
純度100%のブロマ…バディムービーでは
ないということでしょうか?

ということで蓋を開けてみたところ
本作は
顧客であるセス・ローゲンと
大麻の売人であるジェームズ・フランコが
ひょんなことで殺人事件の目撃者となったことから
ヤバい連中に追われつつ
極上の大麻「パイナップル・エクスプレス」を
一緒に吸って友情を高め、ともに敵と戦うという
これまで何度も見てきたような
オーソドックスなアメリカンコメディでした。

しかし、プロとは、基本に忠実なもの。
ここから足して引いていくことで
その人オリジナルの映画ができるってものです。

冒頭は
1937年の軍の地下研究施設シーンから始まります。
「第9号」と呼ばれる大麻の効能を
人体実験しているようですが、

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この第9号が後のパイナップル・エクスプレスである。

本編とは特に関係がありません。
うっすら関係性のあるところが後編ででてきますが、
別段「スキップ」しても一向に構いません。

主人公のデール・デントン(セス・ローゲン)25歳は
裁判所からの召喚状の配達人。
自家用車のトランクに変装道具を積んでは
相手先にそれとばれないように侵入し
召喚状を突きつける毎日。

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この瞬間のために生きている!

突きつける瞬間に快感を感じているものの
夢はラジオパーソナリティです。

プライベートでは女子高生の彼女アンジーもいて
一見順風満帆のはずなのにどこか目は虚ろ。

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デールにぞっこんなアンジー。ブリット・リードでさえこんなにモテてないよ。

ヤク中だからと云うわけでなく
心にどうしようもない虚があるからです。

その心の隙間を埋めるのは
大橋巨泉似の黒ずくめのセールスマンではなく

もう一人の主人公
ソール・シルバー(ジェームズ・フランコ)が
売る大麻です。

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大麻も似たようなものです。

売人とは距離をおいているデール
顧客とは距離をおいているソール
ですが、
意外と気が合うためお互いにちょっと特別な存在になっています。

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ソールは基本誰にでもフレンドリーな青年ですが、顧客と友人は分けています。

そのためとっておきのブツをデールだけに回すソール。

ところが、とっておきだけあって
「パイナップル・エクスプレス」を扱っている売人は
この町ではソールだけ。
そのことで後々2人はとんでもない事件に巻き込まれるのです。

さて、お目当ての大麻も手に入り
テールの部屋を後にしたデールが
次の召喚状を手に向かったのは
テッド・ジョーンズ(ゲイリー・コール)と云う男の元。

テッドはソールがレッドと云う男を通して
大麻を仕入れている大元締めでした。

そのことを事前にソールから聞かされていたものの
全く気にも留めていなかったデールは
テッドの屋敷で女性警官がアジア系男性を射殺する
現場を目撃してしまいます。

ジーザス・クライスト!!

困ったことに現場から逃亡する際、道路に
「パイナップル・エクスプレス」に吸殻を落としてしまい
あっさりテールの身元が割れてしまいます。

テッドに身バレしたのを感づいた2人
取るものも取り敢えず、手に手を取って逃避行に…。

ですが、
そのうち「パイナップル・エクスプレス」を吸いだして
危機感のデジタルメーターは瞬く間に
ゼロになってしまいます。

そうしている間にもテッドは仲間兼愛人である
現役婦警のキャロルを顎で使って2人を大追跡。

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ほのぼのどつき漫才中のテッドとキャロル。

そんなこととは露知らないデール&ソールが
途中でバディ映画お約束の仲たがいをやらかして
二手に分かれたところで
テッドの組織に身内(=祖母)の所在を
がっちり握られているソールだけが捕まってしまいます。

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ソールはおばあちゃん子です。ここで一気に好感度アップを図ります。

残すはソールを人質に取られ
引くに引けなくなったデールが一念発起し
テールを救いだしテッドの組織を壊滅すれば
バディムービーとしてはめでたしめでたし


…なんですけど

なんでお前がいてるんや!!

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2人の間に隙あらば割りこんでくるレッド。

というわけで、
デールとソールが友情をはぐくんでいく様が
それなりに描かれている割には
ちょいちょいレッドが頭を突っ込んできて
ブロマ…バディものとしては
「これじゃない」感が付きまとうこの作品。

それなりに「萌えどころ」を用意されてはいるのです。

例えば、一夜限りの逃避行中
森の中で寒がるソールにデールが上着を貸すところや

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デールは多少気温が下がっても肉布団があるので大丈夫。

一夜明けて狭苦しい車内で目覚めたところとか。

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このシチュエーションに萌える女子もいるのでは?

中でも
監禁場所から逃げ出すため
デールのズボンのバックルで
ソールの手首の拘束テープを切ろうというシーンでは
こんな演出が…

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この動詞をわざわざカタカナ表記にするあたりがもう…。

交わす会話も
「イケそうか?」
「感じない」
です。

直訳ですと、
「こんなやり方で拘束テープ切れるかな?」
「バックルでテープを削っている感触がしない。」
なんですけど、
字幕の方、狙ってやってますね。
腐女子が食いつくのを手ぐすね引いてますよね。

終いには床に座り込み、何やらしこしこやり始める2人。

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セス・ローゲンの顔!!

こんな緊張感の減ったくれもない会話ばっかり
しているもんだから
部屋の外で聞き耳を立てていた見張り役も
口を挟まずにはいられません。

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…ですよね〜。

そもそも途中、この2人が喧嘩になってしまったのも
デールがソールと友人関係を結ぶことに躊躇し、
その反動からソールをののしったからでした。
すぐに謝ったのですが、
デールに友情を感じていたソールは痛く傷つきます。

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能天気なソールも流石に切れてしまいます。

アンジーとの関係も
彼女の両親と逢うことで「スタディ」なものに
する決心がつかず結局別れてしまうデール。

これも他人と深い関係になるのを怖れてのことでした。

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デールの本音。そんなこと云ってるから心に隙間ができるんです。

そう!
その時、デールは気が付いたのです。
アンジーよりソールだと。

そんな2人は第3の男レッドの協力の元
テッド一味を一網打尽ではなく皆殺しに。

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生き残ったのはこの3人だけです。


ええええええええええええええっ?!

いくらなんでもこれは笑えません。
一般人がそこまでしちゃいけません。
いや、アメリカの法律では良いのか?
いやいや、良くないって。

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デールは片耳を失い、レッドは死にかけなので「正当防衛」が成り立つのかも…。




ところで、ジェームズ・ブランコは
この迫真の演技で
ゴールデングローブでは助演男優賞にノミネートされました。

めでたしめでたし?








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