2014/4/12

Love Beer?  MOVIE

本日の映画は
よもや地元のシネコンで
東京・大阪と同じ公開初日4月12日に見ることができるなど
予想だにしていなかった

「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」

クリックすると元のサイズで表示します

です。

我が地元ではこの手のイギリス映画は
大概「順次公開中」に組み込まれ、
その中でもかなり後の方で公開されるのが
世の習いとなっております

それもたいてい、名古屋を皮切りに
新潟、金沢の映画館を巡り巡って
散々かけ尽くされた後で回ってくるのです。

非道い時には、県内初上映の1週間前に
DVDがリリースされることもあり、
まあ、出し殻みたいな劇場公開ということになります。

それを今回はなんと
初日初回(入場者プレゼント付き)で見てきました。

いや、凄いもんですよ。
(サイモン・ペグ+ニック・フロスト)×エドガー・ライト
のゴールデントリオの人気は。

かつて、映画評論家の町山智浩氏が
「全く日本じゃ有名じゃない人が主演だともう、
外国でどれだけヒットしても劇場が取れない!」
と、熱く語り、自ら日本公開に力を入れていた
エドガー・ライト作品も
今やこんな僻地のシネコンでさえ
ロードショー並みに通常公開しますからね。

もう手を変え品を変え宣伝しなくても
サイモン・ペグとニック・フロストの新作と云うだけで
集客を望めるようになったのです。

特に本作は
「スリー・フレーバー・コルネット・トリロジー」
の最終作に当たるので
こんな地方とは云え、首を長くして公開を待っていた
ファンも少なくなかったのでしょう。

今回私、はやる気持ちを抑えきれず
10時40分上映開始の25分前には
劇場に到着いたしました。

ところが、ここのシネコンの場合、
普段は開映時間の10分前以降客入れ
と相場が決まっているのに
20分前には入場案内のアナウンスが始まり
「え?じゃあ、この行列は『ワールズ・エンド』の観客?」
と、トイレに向かった足を一旦止めてとりあえず座席確保。

開映時間の20分前に行列ができるなんて
舞台挨拶付きの上映か
試写会ぐらいでしか見たことないよ!

とは云うものの、たしか、
東京での公開に遅れること半年以上
県内独占2週間限定上映だった「宇宙人ポール」の時も
ここのシネコンにしては「満員御礼」で
開映時間5分前に到着したのに、普段座らないような
最前列の端の席に追いやられた記憶が…。

同じシネコンで
アルゼンチン映画「偽りの人生」
見も知らずのカップル1組と3人で見たというのに
なんたる大差でしょうか。

そのような実績に基づき
「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」は
大胆にも全国公開と同日公開、県内独占興行に
踏み切ったようです。

ですので、当然、その数週間前には
映画館でも予告編が流れますわな。

数週間もあれば、
一度は予告編を目にすることもございますわな。


…………(^-^;)。

以前、「プラチナ・データ」の感想でも
予告編が「見えすぎちゃって困るの」と
マスプロアンテナの古いCMソングのような
苦言をぶーたれてしまいましたが、
本作も

いえ、本作こそ切実に

予告編を見ることなく見たかったです。

「プラチナ・データ」ほど
「見えすぎちゃって」いるわけではないのですが





1分21秒(公式サイト)の予告編の
40秒当たりまでの映像で
十分だったんですよ、私個人としては。

予告編のナレーションを掻い摘むと

「かつての悪ガキ5人組が
アラフォーになって故郷に帰ってきた。

クリックすると元のサイズで表示します
5人組の一人がマーティン・フリーマンということで彼のファンも見に来ているのかしら?

その目的は12件のはしご酒。
パブ巡りの終点「ワールズ・エンド」を目指して
呑んで騒いで大フィーバー!

ところが、その時世界はとんでもないことになっていた!」

ここまで
ここまではいいのです。

いっそ、ここで切り上げて
後はなんかそれっぽい不穏なものを匂わすだけで
終わらせておけばよいものを

「未知との遭遇」らしき映像の後に

クリックすると元のサイズで表示します
実際はUFOではなかったけれども…。

「光る眼」っぽい住民たちの映像

クリックすると元のサイズで表示します
一度見たっきりだから自信ありませんが、「光る眼」ってこんなんだったような。

が続くと
「ああ、この様子だと彼らの故郷は
謎の異星人に乗っ取られたのだな。」
とだいたいのところ想像が付くじゃないですか。

で、副題が
「酔っぱらいが世界を救う!」と来ているので、
「酒で気が大きくなった主人公の2人が
彼らをやっつけちゃうんだろうな。」
と、たかだか1分足らずの映像を見ただけなのに
頭の中でおおよその話を組み立ててしまったじゃないですか。

どうせ本編を見るのなら
「かつての悪ガキ5人組が12軒のパブとはしごする話」
程度の前情報を頭に入れて
実際に本編を見たときに
「えええええええええええええええええっ!!???
何これ?何これ?」
そんなふうに作品を楽しみたいじゃないですか。

「なんでそうなるの?」と、
頭の中で萩本欽一に欽ちゃん走りさせたいじゃないですか。

クリックすると元のサイズで表示します
予告編を見終えた時の私の気持ち正にこれでしたけどね。

まあ、これは日本の予告編に限ったことではなく
2分18秒もある
「International Trailer」
でも同じような内容でしたから
「元からこうなんだから文句云うな!」
と怒られては引き下がるしかないのですが、

クリックすると元のサイズで表示します
インターナショナル版予告編はここまで見せています。

予告編を見ずしていきなり本編を見たという人が
これほどまでに羨ましく思える映画は
久しぶりです。

予告編であるところまで半強制的に見せられているので
主人公たちがはじめて故郷の住人に違和感を感じるシーンでも

クリックすると元のサイズで表示します
本来ならここで「あれ?」となるシーン。

「ああ、これが予告編で見た目と口から光を発する
例のあれね。ああ、はいはい。」
と、醒めた目で見てしまうことに…。

それでも一応は
本編を見て始めて「おおっ!」と二度見したものも
ございます。



それは!


…ピアース・ブロスナン?

それが主人公たちの高校時代の恩師役で登場しますが、
出演しているのを知らずして見たので
スクリーンを二度見しました、実際に。

クリックすると元のサイズで表示します
いや、映画で驚くというのはこういうことじゃないだろ。

まあ、予告編に関してはいろいろ愚痴りましたが、
この作品、これまで4本見てきた
サイモン・ペグ&ニック・フロスト作品では
いちばん好きです。

残念ながら、私は
この映画を初日初回で見に来るような
他の観客の方々ほど、
サイモン・ペグ&ニック・フロストや
エドガー・ライト作品に
特別な思い入れや薀蓄はありません。

「スリー・フレーバー・コルネット」が
何の隠喩かも知らないくらいです。

語れるようなものは何も持っていません。

そんな私がこんなふうに熱く語るのは
大変烏滸がましいのですが、
何と云ってもこの2人の関係性が
今までの作品中、一番好きです。

これまでの作品ですと、
人は良いけど性格や人格に多少問題があり
弱冠社会不適応者であるニック・フロストを
それなりに社会に溶け込んでいる
友人のサイモン・ペグが面倒看ている
パターンが多かったように思われます。

ところが、
今回のニック・フロストが演じるアンディ・ナイトは
高校生の時はいざ知らず
現在は弁護士として個人事務所を抱え
曲りなりにも妻子もいる社会人という役どころ。

それに対して、サイモン・ペグ演じる
ゲイリー・キングの方が
「大人になりきれない大人」として描かれています。

大人になると大変なことも多いけれども
大人になりきれないって云うことも決して楽ではありません。
人生と云うのは大概誰にとっても苦しいもので
他人の人生は楽そうに見えてもその人にとっては苦しいのです。

トリロジーの最終作にして
そういったことが描かれていることに素直に感動しましたし
本作での2人の関係性の方が
どちらかと云うと腰を据えて見ることができました。

大柄の人がどっしりと構えていると
それだけで安心できるわけですね。

また、かつての雪辱を果たすため
20年ぶりに友人たちを掻き集め
12軒のはしご酒を敢行するゲイリーが
その友人たちに対して「何かを隠している」のに
女心そそられちゃいました。

普段はおちゃらけてもどこか陰がある男に
女は惹かれるものなのです。
(これはあくまで個人的な見解です)

それもゲイリーにあるのは
ただの陰じゃなくて「死の陰」っぽいのです。

普通、20年振りに
年賀状でしかつきあいのないような旧友が
いきなり連絡してきたら
私だったらまず訊いちゃいますよ。
「え?何、お前死ぬの?」
って。

クリックすると元のサイズで表示します
そういう理由でもなきゃいきなりすぎるって!

他にも
「借金の申し込み」
「連帯保証人を頼まれる」
「100万円で壺を買わされる」
「臓器もしくは骨髄提供を求められる」
である可能性も無きにしも非ずですが、
これから浴びるように酒を呑もうと誘っているのですから
おそらくは「え?何、お前死ぬの?余命何日?」

実際、ゲイリーは重度のアルコール中毒者で
次に飲酒すればいつ命を落としても不思議ではない
と云う設定になっています。

つまり
「死ぬ前に大好きだった友人たちとあのやり残したことを…」
と云う帰郷だったわけです。

ベネディクト・カンバーバッチ主演「僕が星になるまえに」
と同じ流れです。

「僕が星になるまえに」はともかく
このような主人公の秘密は作品の肝に当たるので
普通はなかなか表に現れないものですが、
どういうわけかこの映画では冒頭の映像で観客だけに
ゲイリーがアルコール中毒患者であることが
判る仕掛けになっております。

ですので私も途中までは
「まさかそれだけで済むわけじゃあるまい
さらに重大な秘密でも隠しているんですよね?」
と、胸をキュンキュンさせて見ていたのですが、
結局アルコール中毒だけだったようです。

だったら何も冒頭でネタ晴らししなくても…。
予告編と並んで、何なの?この肩透かし感は?

親友アンディに
大人になりきれない生き方しかできない
苦しい胸の内を吐露するゲイリー。

しかし、大人になれないのは
ゲイリーばかりではありませんでした。

もっと上手だったのが
終盤に満を持して登場する「宇宙から来た何か」。

遊技場の片隅でこつこつ作っていた積み木細工を
ちょっと貶されただけで顔を真っ赤にして
片っ端から壊してしまう幼稚園児か!!

大人げなさ、半端ではありません。

まさに宇宙規模。

まあ、それを含めましても
個人的にはこの映画は大好きですが、
と同時にこれまでの
「ショーン・オブ・ザ・デッド」
「ホット・ファズ」
「宇宙人ポール」
と比べると世間一般の評価は低いだろうなあ
と云うふうに思ってしまうのでした。

それが判っていても好きなのは
私が酒呑みと云うのも大きいのでしょう。

「12軒のパブで12パイント」
と云うアイデアだけで胸が躍りまくってますからね。

流石に一晩で12軒は無理としても
12日間かけて1晩で1パイントパブ巡りがしたいです。
そりゃもう切実に。

クリックすると元のサイズで表示します
このはしご酒ツアーがあったら絶対参加する。














ポストカードかコースターの2択でした。
私はポストカードを貰いましたが、
コースターの場合は、300円分のチケット割引券になるです。


0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ