2014/3/12

子供を壊すくらいなら、大人が壊れろ  MOVIE

本日の映画は

「ヘンゼルとグレーテル」

です。

と、云ってもこちらの映画ではありません。

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こちらは差別化を図るため「ヘンゼル&グレーテル」表記です。

こちらはグリム兄弟の童話
「ヘンゼルとグレーテル」の後日談を描いた
ハリウッド映画でして2013年に公開されました。
ジェレミー・レナーとジェマ・アータートンが
15年後のヘンゼルとグレーテルを演じています。

このように
童話を実写化した映画が一種の流行化し
ここ数年で次々と公開されています。

グリム童話刊行200年記念に当たる2012年には
同じくグリム童話「白雪姫」を現代女性の観点から描くと
揃って「戦うヒロイン」となってしまい
結果どちらも見る気になれなかった

「白雪姫と鏡の女王」と
「スノーホワイト」

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ハリウッドは何故白雪姫に剣を持たせたがるのか?

が公開。

他にもDVDスルーでしたが、
「アドベンチャー・オブ・スノーホワイト」なんて映画も。

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こちらの白雪姫は昨今アクション映画で大人気の弓矢で戦います。

それに先んじた1997年の映画
「スノーホワイト」の存在も忘れてはいけません。

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ダークファンタジーを越えてホラー化してしまった白雪姫。

2001年には「スノーホワイト・白雪姫」
なんてテレビ映画も公開されました。

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この姫は戦わないようです。

その波に乗って
昨年はスペインからは闘牛と白雪姫のコラボを引っ提げて
「ブランカニエベス」が日本上陸したのも記憶に新しいところ。

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もはや何でもアリ。

こうなると
グリム童話「シンデレラ」だって負けてはいられません。


世界一背の高い女優シガニー・ウィーバーが
「世界で一番美しいのは誰?」と鏡に問いかけた翌年には
「エバーアフター」(1998年)が公開。

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タイトルだけでは「シンデレラ」とは判りません。

現在、ケネス・ブラナー監督
リリー・ジェームズ主演で
ディズニー映画「シンデレラ」の実写映画が製作中。

「本当は恐ろしいグリム童話」は
映画業界では引っ張りだこのようで

2012年の「白雪姫」ブッキング以前には
グリム童話を実写映画化すると
決まってゴジックホラーになってしまうという
一例「赤ずきん」(2011年)

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DVDパッケージからして病んでる…。

が先陣を切って公開されました。

グリム童話以外では
昨年、超大作の割には注目されることもなく
ひっそりと全国上映された
「ジャックと天空の巨人」なんて映画もありました。

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いやあ、ほんと話題になりませんでしたね。

ほぼ同じ邦題でDVDリリースされ大変紛らわしい
「クロエ・グレース・モレッツ ジャックと天空の巨人」
は2010年の作品。

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気のせいかDVDパッケージまで酷似。

さらに2014年の今年には
今やUNHCR親善大使として
慈善家としての方が活躍してんじゃねえかと
思われるアンジェリーナ・ジョリーが
魔女マレフィセントを演じる
グリム童話「眠れる森の美女」の実写化

「マレフィセント」(2014年)

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再現度400%のアンジョリ。

が控えています。

さらにそれらをひっくるめたような
アメリカのテレビドラマシリーズ
「ワンス・アポン・ア・タイム」が人気を博し
現在第3シーズンまで製作されています。

空前絶後の童話実写化ブーム到来ですよ。

と、すっかり前置きが長くなりましたが、
それらに関係なく本日見たのは韓国のホラー映画

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です。

DVDのことはまだ新作1泊2日320円の頃から
眼の端に映っていたことには映っていたのですが、
DVDパッケージから立ち上るゴジック・ホラー臭に
手を出すのに長らく二の足を踏んでおりました。
(なにしろ監督は「南極日誌」のイム・ピルソンですから)

しかし、パッケージ写真をよくよく見ると
どうやら主演は「強敵」、「青い塩」で
むさい男どもに囲まれ一人キュートな魅力を振りまいていた
チョン・ジョンミョンではないですか?!

これは見なくてはなりませんな。
と、思い立ったが吉日。

幸いにして無料動画GyaO!にて
「もうすぐ終了」のところ駆け足で視聴することができたのでした。

まずは大まかなストーリー。

これは面倒なので
Gyao!「映像情報」の内容・ストーリーを
そのまま転載いたします。

山道を走る車の中。右手に握った携帯電話から前方へと視線を移したウンス(チョン・ジョンミョン)は、路上に横たわる何かを見つけ慌ててハンドルを切った。しかし、車はコントロールを失い、路肩の木に激突。車を捨てて森の中を彷徨ううち、ウンスは気を失ってしまうのだった。

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運転中の携帯電話は大変危険です。警官に見つかれば反則金6千円取られます。

しばらくして意識を取り戻した彼は、赤いケープを纏ってランタンを提げ、恐る恐るこちらをうかがっている少女の姿を目にする。ヨンヒ(シム・ウンギョン)と名乗った彼女に導かれるように森を進むウンス。やがて2人は、古めかしい洋館に辿り着いた。幸福なる子どもたちの館―そこでウンスはヨンヒの両親と兄妹、そして沢山のおもちゃに迎えられる。

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長女ヨンヒ、次女ジョンスン、ママ、長男マンボクとパパ。

電話の通じない館でひと晩を過ごし、お菓子だけの朝食を振る舞われたウンスは、一家に別れを告げて森の中へと足を踏み出すが……。


ところが、何度試みても森から抜け出すことができず
洋館に戻ってしまうウンス。

外に連絡を入れようにも携帯電話はバッテリー不足の上
森の中は圏外。
洋館の固定電話は故障中。

妊娠4か月の恋人と病床に伏せる実母が待っているため
早く帰らなければと気持ちばかりが焦るウンスですが、
どうしようもできません。

やがて、洋館から
子供たちに対してどことなく怯える表情を見せていた
両親の姿が消えてしまい
代わりにビョン執事(パク・ヒスン)と名乗る男が
いけ好かない女性を連れて洋館に棲みつきだします。

一見天使のような子供たちに
異質なものを感じ始めたウンスは
彼らの身辺を独自で調査します。

やがて、ウンスは
30年以上前孤児院であった洋館で起こった悲劇と
子供たちの悲しい秘密を知ることになるのでした。

「森深くに立つ謎の洋館」

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屋根裏に何者かが…。

「奇妙な子供たち」

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色とりどりのカップケーキをほおばる子供たち。これが朝食。

「子供たちに怯え他人行儀な両親」
「溢れるほどの高価な玩具と絶えることない食料」

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人形とかぬいぐるみとか一歩間違えると怖いよね。

「コンセントの入っていないブラウン管テレビ」
「見たこともない赤い花」
「出られない深い森」

これだけ恐怖アイテムを用意して
ただのゴシックホラーで終わらないところが

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映画監督に対する最上級の褒め言葉、それが「鬼才」。

鬼才イム・ピルソン監督です。

これだけの出来のダークファンタジーを
童話原案と侮って
これまで見るのを渋っていてすいませんでした!
あろうことか無料で見てしまってすいませんでした!!

子供たちの過去が明らかになった際に受ける衝撃以上に
ジョンスンに可愛く迫られウンスが
子供たちに語るおとぎ話のシーンは素晴らしかったです。

そんな中唯一惜しむらくはこの人↓の存在でしょうか。
役どころとしては面白いのですが、
どうも映画のメインストーリーに上手くなじまず
浮いている感じがします。

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途中から参加してくるビョン執事。

初対面時から「ビョン執事です。」
と執事職をこれ見よがしに入れて自己紹介してくるビョン執事。

ここで云う「執事」は
「お嬢様はアホでございますか?」の執事職ではなく
キリスト教における職位のことです。

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出された肉料理を貪り食うピョン執事。宗教家には見えない。

これが、宗教に疎い日本人にとって
このキャラクターに入り込めない理由の1つ
ともなっているのでしょう。

映画でもその辺は配慮して
ビョン執事の言動から
新興宗教になんらかの形で関係してる人だということは
判るようには作られています。

彼の正体は、ウンスが元の生活に戻ってから集めた
新聞記事のスクラップで明らかになるのですが、
それでも、結局のところ
この人が何のために
そして誰のために何をしたくて
洋館に自ら進んで訪れたのかはっきりせず
最後まで腑に落ちません。

ビョン執事を演じるパク・ヒスンの存在感は
抜群なんですけど…。

もう、しばらくはパク・ヒスンの出演映画を
追っかけようか
と思うほど好きです。

先日見た「作戦」でも
インテリになりそこなう腹に一物抱えたやくざ役が
見事なまでにその容貌(つらがまえ)に合致していましたが、、
このような役を演じさせたら韓国はおろかアジアでも
右に出るものはいないのでは。

Vシネ時代の遠藤憲一を彷彿させる面構えは
見ているだけで惚れ惚れします。

それだけにこの映画では
ビョン執事が描き切れていないため
パク・ヒスンにとっては役不足という感じが残って
実に勿体ないことになっています。


ところで、この映画の舞台となる
「謎の洋館」ですが、
どこかで見たような……

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子供たちは幸せに暮らす洋館。


これに似てないですか?

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日テレ「明日、ママがいない」の養護施設の建物。

「施設の実態と違いすぎる」「イジメの原因になる」
と云う抗議に恐れをなして
スポンサーが一斉に尻を絡げて逃げ出すような日本と違い
「トガニ 幼き瞳の告発」もそうですが、
このような映画が公開される韓国に頭が下がります。
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