2014/1/31

あなたが向き合わなかった問題は、いずれ運命として出会うことになる。  MOVIE

本日のDVDは
「危険なメソッド」

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と云う映画です。

監督は、
デヴィット・クローネンバーグなんだそうです。

オープニングクレジットを見るまで
監督が誰なのか知らなかったので
意外な感じがしましたが、
よくよく考えるとそうでもないですね。

精神分析とか西洋近代史とか当時の世界情勢とか
そういった難しいことは判らない私の
偏差値の低い視点で
どういう映画かと掻い摘んで説明しますと
世界的に有名な心理学者
(日本では「箱庭療法」で有名?)
カール・グスタフ・ユング博士は
鼻持ちならない愛されキャラだった
というお話です。

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画像は病的なまでに料理に塩をかけつづけるユング博士。



何しろ
実家が大変裕福な妻に愛され

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夫の浮気を知っていても平然と云い放つ本妻エマ・ユング夫人(子沢山)。

若く美しく処女の患者ザビーナ・シュピールラインから愛され

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女の方から迫らないと何もできなかったくせに云うことだけは云うユング博士。

敬愛するジークムント・フロイト教授にも
愛されまくっているユング博士。

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書斎に家族写真と一緒にユング博士のポートレートを飾っているフロイト教授。

演じているのは
「X−MEN ファーストジェネレーション」からこちら
人気がうなぎのぼり中の
マイケル・ファスベンダーさんです。

今回はナチスに非道い目に合わされるユダヤ人ではなく
ユダヤ人にこだわりを見せるアーリア人を演じています。
(どちらもOKということはアーリア人もユダヤ人も
所詮見た目はそう変わらないってこと?)

「ファスベンダーだもの。そりゃモテて当たり前かあ。」
とは、乙女心も男心も理解できるのですが、
なんだか映画が進むにつれ
ユング博士に対して
「イラっ」となるのは何故なんでしょう?

妻が間を空けずのべつまくなしに自分の子を妊娠するため
一人倦怠期をこじらせているやりたい盛りユング博士。

たまたまマンツーマンで治療に当たっていた
ロシアン美女ザビーナが、
ミュンヒハウゼン症候群を悪化したのか
自分に気のあるそぶりを見せてきたので
自分から据え膳食わぬはなんとやら
と喰らいついたくせに

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本妻からのプレゼントである赤い帆のお船で愛人のサビーネさんとランデブー。

その素行が正体不明な密告によって表立つと
浮気なんてなかったことにしようと
必死の形相で取り繕い

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自分から彼女の部屋にのこのこ出かけて行ったくせに…。

サビーネに絶縁状を突きつけてしまうユング博士。

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肉体関係にまでなりながら「友人」と言葉でうやむやにしようとするユング博士。

さらに敬愛するフロイト教授には
全てサビーネの妄想だと嘘の手紙を出したり
嘘がばれそうになると
サビーネに手を出したのは
フロイト教授の頼みで
一時的に預かった患者兼医師である
オットー・グロース(ヴァンサン・カッセル)の
影響を受けたからだと
何気なくフロイト教授に責任転嫁しちゃいます。

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え?俺が悪いの?

フロイト教授もこの仕打ちにはうんざりです。

いいえ、そんな不倫話がなくとも
おそらくはもともと初対面からユング博士の印象は
あまりよろしくなかったのではないでしょうか?

食事の席で
一人、持論を捲くし立てながら
メイドが給仕している大皿から料理を2回3回に分け
自分の皿にドンドン移すユング博士。

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皿に山盛となっていくパテ。

フロイト博士との二人っきりの食事だから
遠慮していないのかなあ?それにしても先達に失礼な…
とぼんやり見ていたのですが、
カメラがパンすると
テーブルの反対側にはフロイト教授の家族が
ずらりと並んでるではありませんか。

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食事中喋りまくり料理を独り占めするユング博士にあっけに取られるご家族の皆様。

流石に傍若無人なユング博士も
この時点でフロイト教授の家族と
食卓を囲んでいることをようやく思い出したものの
次の瞬間には話題を元に戻し、
全員に食事が行き渡ってもいないのに
取れるだけのパテを自分の皿に乗せると
すぐさまがっつく遠慮のなさ、不躾さは
いったいどういうことでしょう?

フロイト教授の顔も若干引き気味です。

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いくらフロイト教授から「遠慮しなくていい」と許可を貰っているとは云え…。

なんだか見るに忍びありません。

しかも逆玉なユング博士と比べるとフロイト教授の家は
比較にならないほど貧乏なのです。

それなのに、食後はフロイト教授は葉巻
ユング博士はクッキーをいただいて

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なんか喋るか食うかだけですね、ユング博士。

場所を変えてからは
ユング博士のみザッハトルテを食べて

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口唇期なんですか、ユング博士?

その間ずっと喋くりまくって

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フロイト役は今回は脱ぐ気配すら見せない、そして脱がないヴィゴ・モーテンセン。

13時間。

ユング博士ってば
喋っているか食べているかのどちらかです。

これだけの時間をかけて話し合っているのに
夜見る夢の話が好きなユング博士と
何で性的なことに結びつけるフロイト教授とでは
素人目から見ても話が咬み合っていないですよね?

夢中になると周りが見えないのか
他人の気持ちに疎いのか
思いやりに欠けるのか
どうもユング博士と云う方は
付き合うには面倒くさい人物のようです。

学会に出席するためフロイト教授とアメリカに向かう際にも
一人だけ一等客船を予約しているし…。

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なんかもういろいろ配慮に欠けているユングさん。

結局、2人はロックバンドのメンバーのように
方向性の違いから決別してしまうのですが、
そりゃそうですねよ。

この映画だけ見ていると
ユング博士の診察だけは間違っても受けたくない
と云う気持ちになります。

たしかに
入院したばかりの頃はこんな症状だったサビーネさんも

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キーラ・ナイトレイ迫真の演技。

ユング博士の献身的な治療のおかげで
立派な精神科医になりましたけど…。

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サビーネが自立し自分から離れるとなると今度は縋りついて泣くユング博士。

ユダヤ系のフロイト教授やサビーネの最期が
悲劇的に書かれているのに対し
ユング博士がこれ↓なのは

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この愛人はサビーネのことではありません。

史実とは云え納得がいかん!!

フロイト教授もサビーネも愛想を尽かして
ユング博士の元を去った後も
見捨てなかった奥さんに対し、
常に愛人を作っとるがな、この夫は。

この作品の作り手は
よほどユング博士が嫌いなのでしょうか?
ユング博士に対して
それはもうけちょんけちょんですよ。

今ならこの勢いで
見始めて10分で悪い予感しかしないので
途中で再生を停止してしまった
「バイオレンス・レイク」(ファスベンダーが陰惨な目に遭う映画)が
ちゃんと最後まで見れるんじゃないかと思います。

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なぜかHの時も着衣のままのユング博士。「シェイム」を思い出せ、ファスベンダー。

 
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