2013/11/22

思い出せなくなるその日まで  MOVIE

本日のDVDは
本来は3D作品ですが、
いかんせんDVDなので2D見てしまい
「こんなことなら近所のミニシアターで見ておけば良かった。
あ、でも、あれも2Dだったっけ…。」
と無駄な後悔真っ只中の

「フラッシュバックメモリーズ 2D」

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です。

ああ、この映画3Dだったら
どんな風に目に映ったのでしょうか?

今となってはそれができないのが非常に残念です。



公式サイトのINTRODUCTIONの文章を
そのままお借りしますと

フラッシュバックメモリーズ3Dとは
2009年11月26日に首都高速で追突事故に遭遇したGOMAは、記憶の一部が消えてしまったり新しいことを覚えづらくなるという高次脳機能障害の症状が後遺し、後にMTBI(軽度外傷性脳損傷)と診断された。一時はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていたGOMAがリハビリ期間を経て徐々に復活する過程を、GOMAと妻すみえの日記を交えて振り返りつつ、突然異なる映像が頭の中に飛び込んでくる症状「フラッシュバック」をアニメーションで表現。WWWで行なわれたGOMAのスタジオライブの模様と過去映像、そしてフラッシュバックが共存する、文字通り「全く新しい形の3D 映像作品」であり、まぎれもない「家族愛の物語」である。


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これ、私には日常茶飯事な事柄なのでいささか恐怖を覚えます。

この作品ではじめてディジュリドゥと云う楽器を知りました。

wikipediaによりますと
ディジュリドゥ(Didgeridoo, Didjeridu)とは、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器である。木製ではあるが発音原理から木管ではなく金管楽器に分類される。

それとともに主人公であるGOMAという音楽家のこと。
全国のいたるところで彼のライブが行われていたこと。
ライブに集まる大勢のファンが世界中にいること。

ライブの熱狂振りに映画の冒頭から
「あなただけが知らない世界」に急激に飲み込まれるような
そんな奇妙な感覚に陥りました。

75分ある映像のほぼ全て(エンドロールまでぎっしりと)が
GOMA & THE JUNGLE RHYTEM SECTION
のライブシーンのみ。

ライブシーンの背景にGOMAさんの過去の画像や映像が流れる
スタイルをとっています。

これまで聞いたことのない
基本「ボボボーボ・ボーボボ」と云う音だけの
主旋律のない原始的な音楽を延々75分
聞かされるだけですのですぐにでも退屈しそうなものですが

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手前にある長い筒状のものがディジュリドゥです。

これが不思議なもので全然退屈しません。

大学時代、友人が所属している
琴尺八部と和太鼓の合同演奏会を聞きに行って
鳴り響く和太鼓の連打のなか開演から閉演まで
熟睡していた私が、最後まで「一時停止」ボタンを
クリックすることなく一気に見てしまうほど
演奏に引き込まれます。

そして、目は映像に奪われます。

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普段3Dには興味ありませんが、この映画は3Dで見たかったです。

映像として保存され誰でもいつでも見ることができるのに、
そこに写っている本人の頭からは失われた過去の数々。

私自身は特に日常に支障を兆すこともないため
医者にかかることもなく
記憶障害なのかただのもの覚えが悪いのかは判らないまま
長年放置していますが、記憶というものにまるで自信がありません。

8歳の時から7歳以前の記憶はありませんし
高校入学したあたりからは
クラスメイトの半分は名前も顔も覚えられないでいました。

今こうして見た映画についてブログに書き残していますが、
数ヶ月も経てば、それがどんな映画だったか
思い出せないこともしばしばあります。

友人から以前一緒に行った旅行や舞台の話をされても
ついていけません。

とりあえず、記憶を辿りながら曖昧に相槌を打っては見るものの
何も思い出せません。

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今楽しいこの出来事もすぐに頭から消滅するのだろうと思いながら生きてます。

事故の後、失った記憶の代わりなのか
GOMAさんには音楽以外の才能ができます。

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この絵にまた目を奪われてしまいます。

それが絵を描くこと。

2010年には個展を開いたそうです。
そして、再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え2011年6月に
音楽活動を再開。

つくづく人間の持つ力に驚かされます。

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物語ではなくたった1人の人間の存在に感動させられる映画です。

どんな映像が流れているのか
どんな音楽が流れているのか
それはこの映画を見て見ないことには
体感できないことなので
まずはDVDを目にしたら実際に手にとって
レジまで持っていってください。

どんなに消したい記憶でも
その記憶がその人を作っているということを
改めて知るとともに
その大事な記憶がある日突然無くなったとしても
残されたもの
新しく生み出されるものが
いかに人間を見捨てないかを知ることができます。





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