2013/11/20

かわいいから許す  MOVIE

本日のDVDは
もうすでにさまざまなところで語りつくされた感があるので
昨年公開の映画かと思いきや
日本公開が2013年1月18日ですのでぎりぎり
「2013年度映画ベスト&ワースト映画」対象作品
としてひっかかることがかろうじて判ったものの
そういえば、「2013年上半期ベスト映画」に
この映画を挙げているレビューサイト
あんまり見てなかったなあ……


何でだろ?


な「テッド」

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です。

公開以前も公開時もマスコミになんやかんや取り上げられ
相当ロングランだったような記憶もあるのですが、

主だった「本年度映画ベスト作品」に
候補となるには時機を逸し
「え?これ、2012年のベストでもう出ているでしょ?」
という気になってしまうのは何故なんでしょう?

そんな映画ですので今更何かを語るなんて
烏滸がましいのですが…

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映画の前に流れる「警告」の映像が既に可愛い。警告を完全に無視していますが…。


 

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と云う方は既に映画の概要はご存知と思われます。

とは云え、ここは無視するわけにもいきませんので
簡単にストーリーを紹介しますと、

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本編には関係ないけど特典映像のトップ画面の画像チョイスが素晴らしい。

いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう、神様に祈りをささげる。すると翌日テッドに魂が宿り、2人は親友になる。それから27年が過ぎ、ジョンとテッドはともに30代のおじさんになっていた。一時は「奇跡のテディベア」としてもてはやされたテッドも、幻惑キノコで逮捕されてからは堕落し、下品なジョークと女のことばかり考える日々。そんなある日、ジョンは4年間つきあっている恋人から、自分とテッドのどちらかが大事なのか選択を迫られ……。
(映画.comより抜粋)

とにかく、子供の頃友達が全くできなかった
主人公ジョン。

理由は本人にも観客にも判りません。
いじめられると云うわけではありません。
完全にハミゴにされています。

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いじめっ子どころかいじめられっ子にすらなれないジョン。

それだけに、「友達」はジョンにとっては
何物にも代えられない特別な存在となっています。

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どうしてこんな素直で可愛い子に友だちができないのかは謎。

大学生にまでなって便所飯を食べる未来なんて
まっぴらごめんです。

一人ぐらい「幼馴染」と呼べる友達を作っておきたい、
できれば今のうちに。

そんなジョンを哀れに思ったのか
たった一晩寝る前に一度だけ
「本当にお話ができたらいいのに…。」
と願ったところ間髪おかず
神様がぬいぐるみのテッドに命を与えてくれました。

しかもその期限は無制限。

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このセリフから察するにジョンの元にきて2日ほどで命が宿ったのか、テッド。

それ以来ジョンとテッドはいつも一緒。

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この大きさで動いた時の可愛さの威力は強烈。

その微笑ましい友情の数々は、
オープニングクレジットにて紹介されます。

ともに多感な少年時代を過ごし

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映画好きじゃなくともこれはやるよね〜。

ジョンが大学を卒業し
社会人となっても2人の友情は変わりません。

友達ができないのが悩みだったジョンにも彼女ができて
オープニングの後半からは
テッドも交え3人で仲良く遊んでいる映像が流れます。

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「ローリーもテッドが大好き。」みたいな感じで…。

こうして友だちは無理だったけど
恋人ができるまで成長したジョンと
テッドはいつまでも仲良く暮らしましたとさ
めでたしめでたし。

映画が始まって約10分。

絵に描いたようなハッピーエンドに
エリエールで目頭を押さえながら

いやあ、心温まる良い映画でした。
素敵な映画をありがとう、セス・マクファーレン監督。








…あ、まだ映画は続くんですね。

ここまでは単なる前振り。
真のストーリーはテッドに命が宿って27年後の
2009年から始まります。

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2009年現在のジョンとテッド。テッドも声変わりしていて軽くショック。

別にあそこで終わっていいんですけど…。

どうせジョンの彼女が
ぬいぐるみをいつまでも経っても捨てることができす
大人になりきれないジョンの尻を叩いて
テッドと別れさせようとするんでしょ?

いいよ、そんな殺伐した展開は。

結局、映画の最後には和解して
3人で仲良く暮らすに決まってるんだから
そんな展開は見なくてもいいです。

などとぐだぐだぼやいていても
映画は勝手に進んでいきます。

案の定、
朝からテッドと大麻を吸いながら
テレビの「スポンジ・ボブ」を見ていたせいで
会社に遅刻するようなジョンに不満を持つようになる
ジョンの彼女ローリー(ミラ・キュニス)。

日本ではお子さんを持つお母さんが
「え?これって可愛いの?なんでうちの子はこれが好きなの?」
と一度は首をかしげる「スポンジ・ボブ」ですよ。
(偏った意見でごめんなさい。
嫌っているのは私の周りの大人だけかもしれません。)

女子高生には人気があるとは云え、
れっきとした幼児番組のキャラクター。

そんなアニメを嬉々として見ている成人男性が
自分の彼氏だと思うと
まあ、普通の成人女性ならゾッとしちゃいますよね?

ローリーにとっては
4年付き合っている35歳の恋人は
既に単なる「恋人」の枠を超え
「結婚を前提としてお付き合いしている人」なのです。

いつまで経ってもぬいぐるみのテッドとバカやっていて
良い訳がありません。

ていうか、見かけは可愛いぬいぐるみとは云え
恋人との愛の巣に友達を同居させる彼氏ってどうよ?

そこで彼女は心を鬼にして
テッドからジョンを引き離そうとするのですが、
だからと云ってテッドが憎いわけではありません。

本人たち以外でジョンとテッドの絆を一番理解しているのも
ローリーなのです。

でも、女の性が2人の仲を見過ごすことはできません。

仕事と私のどっちを取るの?
ではなく
友だちと私のどっちを取るの?
です。

こういったブロマンスものでは
大人になりきれない彼氏を大人にするのに
もっとも手っ取り早い方法は
バカばっかりやっている親友と縁を切らせること
と相場が決まっています、

どういうわけかアメリカ人はそう思い込んでいるようなのです。

ローリーも同様です。

結婚を視野に入れている以上
ジョンには自分とこれからできるであろう家族との時間を
最優先にしてもらわねばならないのです。

女と云う生き物は
人間であれ動物であれそれを結婚相手に強く望むのです。

だから、こういう↓誘いにホイホイ乗ってしまうジョンが
ローリーは許せません。

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私ならジョンの方を差し置いて一人でも行くがな。(だから女としてモテナイ)

はああああ??!フラッシュ・ゴードン?何それ?
大事なパーティを抜け出してまで会いに行くなんて
バッカじゃないの!?

です。

でも、サム・ジョーンズですからね。
そりゃ行きますよ。
今年の流行語を流用するなら
「いつ行くの?」
「今でしょう!」
です。

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そりゃ向い風も吹きますよ。前髪も風になびきますよ。

そんな彼氏を彼女は許せません。三行半を叩きつけます。

流石にこれに懲りたジョンは
テッドと決別して大人になることを決意。

テッドの方は去っていくジョンの後姿を
止めることもなくすがりつくこともなく
淋しく見送るしかありません。

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自由に話せるようになってもこの「だいしゅき」機能が残っているのが泣かせる。

なにしろ、テッドにとっては
親友の気持ちと幸せが最優先なのですから。

一見、自堕落で下品で女好きで
将来のことなど何も考えていないぬいぐるみ
にしか見えないテッドですが、
ジョンとの関係はドラえもんとのび太に近く
テッドの方が思慮深かったりするのです。

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実はこちらがずっと大人なんです。

でなきゃ、いくら友達成分不足のジョンでも
少年から思春期を通って今現在に到るまで
本来は玩具であるクマのぬいぐるみと
17年も友情が続くわけがありません。

自分のことに置き換えて
8歳の時に
「ずっと友だちだよ!永遠離れないよ!」
と、どう見ても人外な生き物と約束して
その友情を続けられるかというと

…難しいですよね、これは。流石に。

例え人間の友人とでも難しいです。
続いたとしても
人生のどこかで距離を置いてしまう時期があるはずです。

最初の約束どおり
こんなふうに四六時中べったり居続けるのなんて
意外とできそうで殆どの人ができていないのに
難なくやってしまうジョンとテッドが羨ましい。

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4年付き合ってもローリーが勝てないのも無理ありません。

ジョンがそういう友情を成し遂げている人間だからこそ
ローリーも好きになり
一生の伴侶となろうしていると思うんですけど

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女性は「少年の心を忘れない男」が好きでもあるのです。何?この矛盾?

そこは女ですからこれからの2人の将来を考えると、
テッドを邪魔者扱いしてしまうのも無理はありません。

でも、本当はジョンが大人になりきれていないのは
テッドがどうととかではなく
ジョン本人の問題なんですよね。

一見バカばかりやっているように見えますが、
テッドの方はその言動の過激さはともかく
ジョンのこともローリーのこともちゃんと見据えています。

なにしろジョンとケンカしたローリーが
その夜「ブリジット・ジョーンズの日記」を見ることまで
お見通しなくらいです。

そもそもテッドと離れただけで
(ローリーが思う)大人になれるほど
ジョンが大人になるって簡単なことなの?

だって、こんなジョン↓ですよ?

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実際テッドから離れてジョンがしていることと云えば「タンタン」を読むこと。

よく、コレクションしたフィギュアやNゲージを
奥様に処分され嘆く旦那様の話や
旦那様の趣味に文句たらたらな奥様の話を
発言小町大手小町などで拝見することがあります。

昨今、度を越した収集癖や趣味があるってだけで
「大人になりきれない」
と蔑まれる風潮がありますが、
それらを捨てなくて世間では
ちゃんとした大人として見做されないのでしょうか?
それを捨てれば全て解決できるのでしょうか?

それはさておき
よく「ペットを飼っていると婚期を逃す」と云いますが、
8歳の時にテッドが自分の元にやってきたら
ペットなど比べ物になりません。
その時点で結婚とかどうでもよくなりそう。

確実にテッドのほうが自分より長生きするでしょうから
ペットロスの心配もいりません。

そう。
この「結婚しない」というのもまた
大人になりきれていない人の特徴です。

ようするに子供時代の大切なものを捨てて
所帯持って早く大人になれよ、バ〜カ〜
ってことですか?

なんでそこまでしないと
「大人」って認めてもらえないんですかね?

ジョンが4年経っても結婚に踏み切れないのが判る判る。


…あかん
どんどんやさぐれた気分になってきました。
コメディなのに。

アメリカのコメディ映画だけに
この作品もそこそこR指定になるくらい
「下品」だったりしますが、
なにせテディベアのすることですから
女の子が彼氏とデートで見ても全然OK!

と、云っても思わぬグロテスクなシーンも
用意されています。

ラスト近くて身体を真っ二つにされ
死んでしまうテッド。

内臓であるぽんぽこ綿(ぬいぐるみ用詰め綿のこと)を
あたり一面ぶちまけちゃったりします。

人間だったら完全にお陀仏です。
それでもなんとかテッドを
蘇生させようとするジョンとローリーですが

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こんな雑な縫い方で本当に生き返ると思ってんのか、お二人さんよぉ。

ここからの展開がやや強引で
そこがかなりのマイナスポイント。

テディベアですから内臓ぶちまけようが奇麗なものですが
結構ショッキングなシーンであることには違いません。

他にも見た目はテディベアなのでこんなふうに
レジに腰を打ち付けても可愛く見えるのですが

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このシーンのテッドがもっとも可愛い!!

これがアラフォーの成年男子がやっているとなると
いくらなんでもドンビキですよね〜

なんて思っていたのですが、
Google画像検索したところ
中の人も

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左がテッドの中の人であり、本作の監督でもあるセス・マクファーレン

人当たりの良さそうな笑顔がチャーミングな方だったので
意外にこれはOKかも(私だけですか?)。



(余談)字幕の後で吹替えで見たら
吹替え、凄く判りやすい!!


(余談2)1ドル=101円で換算し

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アメリカだと家具を一式揃えることができるようですが…。


47ドル前後で日本のイケアで買える家具は
これ↓ぐらいです。

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LILLHOLMEN タオル掛け/IKEA通販


(余談3)
とりあえず、ライアン・レイノルズが出ているので
画像、上げておきます。

パーティシーンでは終始目が据わっています。


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字幕では「ジャレッド」ですが、吹替えでは「ライアン」と呼ばれています。

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この小鳥さんみたいなキスシーンは必要か?

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