2013/10/14

ゾンビが走り出したら、足が折れちゃうと思うんだよ  MOVIE

本日のDVDは
2000年以降急激な感染率の増加が見られる
ゾンビ映画またの名を「オブ・デッド」映画
から2013年に日本公開された

「ロンドンゾンビ紀行」

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を取り上げてみました。

ゾンビ映画と申しますと、古くは
1932年の恐怖城
(ビデオ邦題「ベラ・ルゴシの ホワイト・ゾンビ」)
から始まる映画の超人気ジャンル。

wikipediaの「ゾンビ映画の一覧」に載っているタイトルだけでも
優に300を超えています(現在「ワールド・ウォーZ」で320本)。

その中に今回見た「ロンドンゾンビ紀行」は
含まれていませんので、いかに氷山の一角か判ります。

おそらくは今この瞬間にも世界のどこかで
「6秒に1本」ゾンビ映画が撮られていることと思われます。

なぜ人はこうまでゾンビを愛して止まないのでしょうかか?
 
ゾンビというと

・既に死んでいる
・知性がなくなっている
・過去の記憶もなくなっている
・もはや人間ではない
・見た目もなんか腐っていて嫌だ
・困ったことに主食は生きている人間だ
・それも他の動物には目もくれず人間限定の場合が多い
・食われた人間は同じくゾンビになる
・なので放っておくと増殖するばかりだ

そういうところが見ている観客に

・もう死んでいるんだから何をしたっていい!
(つまり殺してもいい)
・ヒャッハー!!

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ニオイゾンビをリセッシュ除菌EXのように3倍除菌で退治したいのです。

と云う気持ちを駆り立てるのかもしれません。

本来なら「死からの再生」のはずなのに
意識も記憶も失い、
元の人間にアイデンティティが完全に無になっているのが
(作品によっては自我が残っているのもありますが)
ゾンビですので殺しやすいと云えば殺しやすいのですが…。

 





さて、とあるロンドン市内の建設現場で、
偶然、昔のお墓が発掘されました。

現場の作業員が埋蔵文化財保護法など気にも留めず
「これは、何かお宝が…」
と期待に胸膨らませてガシガシ掘り進めたところ

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この年にロンドンでは市内の家屋の約85%が焼失する大火が起こっています。

中には大量の人骨が安置されているだけで
とんだ肩透かしでした。

思わず落胆を隠せない作業員2人は
なんだか過度の期待をしていた自分たちが恥ずかしくなり
照れ隠しに骸骨でふざけあっていたところ
背後からミイラ化したモンスターに襲われてしまいます。

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このモンスターはこれっきりでこの後は出てきません。

これがこれから起こる地獄の幕開けでした。

その後、瞬く間にロンドン中に感染し次々とゾンビ化する人々。

他のゾンビ映画同様そこに理由などありません。
ただ気がついたときにはロンドン市内における
普通の人間とゾンビの人口比率は
完璧に塗り替えられてしまいます。

そして、例によって
主人公とそれに近しい人々だけを残して
街中の人間がゾンビ化してしまうのも
主人公たちが街から脱出するためゾンビを大量虐殺していくのも
以前このブログで紹介した
「ゾンビ革命−ファン・オブ・ザ・デッド−」と殆ど変わりません。

最終的に海を渡って新天地を目指すところまで
そっくり同じ。

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「ゾンビ革命」ではEDがイラストでしたがこちらはOPもEDもです。

イギリスは島国なので他国に逃げれば何とかなる点で
うってつけの国とは云え、ゾンビものを撮る際には
このフォーマットに従わなくてはならない
と云う契約でもあるのでしょうか?

しかし、それだけでは他との差別化が図れないと踏んだのか

この映画では
ゾンビになってもいがみあうフリーガンの姿

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記憶や意識がなくても敵チームのサポーターは見分けがつくようです。


移動手段に使用されるダブルデッカーバスといった

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乗り込むのは一階席だけですので二階は特に必要ありません。

ロンドン名物をところどころにぶっこんで
イギリスらしさを醸し出しています。

では、ここで簡単なストーリーを

主人公のテリー(ラスムス・ハーディカー)と
アンディ(ハリー・トレッダウェイ)の仲良しニート兄弟は
愛する祖父レイ(アラン・フォード)が入居している老人ホームが
不況のあおりを食らって取り壊されることを知り

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世知辛い世の中です。

当座の資金集めのため
しっかり者の従妹のケイティ(ミシェル・ライアン)
とその辺の悪ガキ2人を巻き込んで
銀行強盗をすることを決意します。

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左から兄テリー、弟アンディ、従妹ケイティ。

首尾よく金庫の紙幣はごっそり強奪できたものの
既に警察の手が回っており
脱出するため銀行員と客を人質に取るテリーたち。

ところが、いざ銀行の外に出てみると
表の道路は一変しており
先ほどまで銀行を包囲し銃を構えていた警官の姿がありません。

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数分立てこもっているうちあたりは一変。

これはラッキー!!

しかし、よく目を凝らすと、
あちこちに皮膚を食われ血を垂れ流している人々が
転がっているではありませんか。

そう。
テリーたちが銀行にほんの数分篭っているうちに
イーストロンドンの町はゾンビたちに占拠されていたのです。

その情景を一目見ただけで
「イーストロンドン・オブ・デッド」化した
事態を把握したテリーら5人と人質2人。

とにもかくにも
「おじいちゃんたちが危ない!」
と、ロンドンきっての孝行者であるテリーたちは
到るところゾンビで溢れているにもめげず
ただちに老人ホームに向かいます。


と云った感じで
DVDジャケットを見る限りでは
「老人VSゾンビ」がセールスポイントのようですが

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勿論看板に偽りはありませんが…。

あくまで主役はテリーとアンディの兄弟です。

2人は幼い頃に両親を亡くし
祖父の手で育てられた生粋のお爺ちゃんっ子。

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これが両親の遺言となりました。

ロンドンの普通の若者らしく2人とも特に就職もせず、
祖父のいる老人ホームに
昼食宅配サービスで訪れるのが日課となっています。

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こんな孫がいては爺ちゃんも心配でおちおちボケているわけにはいきません。

愛する祖父までが「お笑いコンビ」と呼んでるような
ボンクラ兄弟ですが、
根は優しいので老人ホームの住人からも可愛がられています。

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特に弟の方が入居者の老婦人からモテモテです。

ですから、2人が老人ホームのおじいちゃんおばあちゃんのため
無邪気に犯罪に手を染めてしまうのもいたしかたありません。

そのくらい、ボーっとした子達なんです。

ただそのせいかこの兄弟に魅力が感じられないのが残念。

ボンクラなりに
お兄ちゃんのテリーはまだしっかりしているのですが
(それでも弟にと比較すればと云う程度)
弟のアンディにいたっては、
瞳に覇気がないにも程があるっていうか…。

役立つことと云えば、
安く買い取った中古車のエンジンをかけるときだけです。
この一瞬だけ弟が兄を越えることができます。

結局、一番の押さえどころは
予告編にも使われたこのシーンと云うことになるでしょうか。

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歩行器VSゾンビ。

それにしてもイギリスでは高齢者にさえ認知されているほど
メジャーな存在なんですね、ゾンビって。

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