2013/10/15

来る、きっと来る  MOVIE

本日のDVDは

英国の女流作家スーザン・ヒルのベストセラー
「黒衣の女 ある亡霊の物語」を
「ハリー・ポッター」シリーズ
ダニエル・ラドクリフ主演で
映画化したゴシック・ホラー

「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」

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立派に成長しすぎてこのジャケットの顔じゃ誰だか判んないよ!

です。

すでに新たなるステージに入ったとは云え
向こう10年は出演する映画の予告編には
「『ハリー・ポッター』シリーズ ダニエル・ラドクリフ」
と云うテロップが付くことになるんでしょうね、ラドクリフ君。

そのラドクリフ君が
「ハリー・ポッター」シリーズ完結後主演第1作に
択んだのがこの作品ということになります。

一応、原作ありきの映画のようですが、
日本の観客にしてみれば
まんま「リング」(第1作)です。

いくつか拝見したこの映画のレビューでも
少なくない数の方々が「リング」に触れていたくらいですから
誰が見てもまんま「リング」です。

ですので、これ以降の文章は
「リング」のネタバレも含むこととなります。

比較的ネタバレしていない
TSUTAYA onlineの解説によりますと

ロンドンに暮らす若い弁護士アーサー・キップスは、妻に先立たれた悲しみから立ち直れずにいた。そんな中、事務所から新たな仕事を命じられた彼は、ひとり息子をロンドンに残し、田舎町クライシン・ギフォードへと向かう。彼はそこで他界したアリス・ドラブロウ夫人の遺品整理に取りかかり、やがてドラブロウ家にまつわる忌まわしき過去に触れてしまう。

だそうですが、




おおまかなのところ
この映画における

主人公の前に現れる黒衣の女性が
「リング」の「貞子」

に当たります。

ですので、
「ビデオを見ると7日後に必ず死ぬ」同様
黒衣の女性が人前に現れると、誰かが死にます。

村の人々は
「見ると周りに危害を及ぼす」
と主人公に警告してくれますが、
そんなオブラートに包んだ云い方をしているので
主人公は特に危機感を抱くこともなく
ずんずん深みに嵌っていきます。

実は呪い殺す相手は誰でもいいという
節操のない貞子とは若干異なり
黒衣の女性の標的はただ一点に絞られています。

それは村に住む幼い子供たちです。

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ままごとの最中いきなり集団飛び降り自殺する子供たち。

もちろん、子供ばかりを狙うのには理由があります。

それも悲しい理由が…。

舞台は19世紀末のイギリス・ロンドン。

主人公の弁護士アーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は
妻の死後、男手一つで4歳になる一人息子のジョセフを子育て中の
シングルファーザー。

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あのちっちゃかったラドクリフ君がもう父親役を演るようになるなんて…。

ある日、勤め先の法律事務所で上司に呼び出されたアーサーは
クライシン・ギフォードという田舎町にある
「イールマシュの館」に出向き、
故アリス・ドラブロウ夫人の遺言書を探すよう命じられます。

息子を残しての遠出となる仕事に
あまり乗り気ではないアーサーでしたが、
普段から業務成績が芳しくないアーサーに
事務所側が解雇をちらつかされてきたため、
二つ返事で受けないわけにはいきません。

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耳より胃が痛くなるような通告です。いよいよ崖っぷちなアーサー。

渋々調査に乗り出します。

しかし、クライシン・ギフォードの人々は
都会の弁護士事務所から来たアーサーに非協力的なばかりか
しきりに追い返そうとします。

どういうわけか田舎の人は都会から来た人間に
辛く当たるものなのです。

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何も調べないうちから現地の弁護士にけんもほろろに追い返されるアーサー。

唯一、親切にしてくれたサム・デイリー(キーラン・ハインズ)
と云う町の名士の好意に甘え
イールマシュの館に乗り込むアーサー。

ところが、屋敷内の書類を閲覧中
視界の端に黒衣の女性の姿が見えるようになります。

そして、それをきっかけに町の子供たちが自発的に死に至る事件が
立て続けに起こります。

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町民の忠告を聞かなかったためむざむざ町の子供を目の前で死なせてしまいます。

町の人々に
「お前が館に入ったから子供たちが死んだ」
と責めたてられるアーサー。

理由も判らずしょげかえるアーサーに
サムの妻エリザベートはこの町には古くから
「館で黒衣の女を見るとその場所がどこであろうと一瞬であろうと
その人の周辺で子供が事故や病気で死んでしまう」
という言い伝えがあることを教えます。

そうして町の子供たちはこれまでにも
何人も何十人も死んでいたのです。

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何かとアーサーの面倒をみてくれるデイリー夫妻も一人息子を亡くしています。

遺言状はひとまず後に回して
今度は言い伝えの出所とその理由を調べ始めるため
屋敷に戻るアーサー。

亡くなったアリス・ドラブロウ夫人には
7歳で沼の事故で死亡し
未だ遺体が発見されていない息子がいたのですが、
その息子は実の妹から奪い取った甥でした。

姉の手で無理やり息子と引き離された上に
その後一度も逢うこともなく事故でその子を喪ってしまった
実母の霊が屋敷に宿り、
その深い恨みから町の子供を呪い殺していたのでした。

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事の発端はアリスが実の妹の幼い息子を死なせてしまったことにありました。

週末を一緒に過ごすため
クライシン・ギフォードに息子を呼んでいるアーサーは焦ります。

このままでは息子も町の子供と同じように
自らの命を絶ってしまうのではないか!!

そう考えたアーサーは
霊となった黒衣の女性の息子の遺体を探し出し
彼女の元に返すことで呪いを解除する方法を思いつきます。

息子が汽車でクライシン・ギフォードに到着するまで
そう時間はありません。

はたして、アーサーは間に合うことができるでしょうか?
そして、アーサーの計画は成功するのでしょうか?

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頭から爪先まで沼の泥に塗れながらいとも簡単に遺体を発見するアーサー。





…はい、まんま「リング」ですね。

その「リング」でさえ見終わった後、一緒に見た友人に
「…で、これのどこが怖いの?」
と、真顔で聞いた私なので
残念なことにこの映画も怖くはありませんでした。

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イギリスの貞子、ジェネット・ドラブロウ。

19世紀のイギリスのアンティークな佇まいが
ひんやりとした質感がそうさせるのでしょうか?

ラストシーンはそれなりに怖がらせようと
それなりに頑張っていましたが、
ホラーの終わり方って大概こんなものですよね?

個人的な恨みが積もり積もったものの
どういうわけか本来復讐する相手ではなく
無関係な後世の人々に対して呪い攻撃してくる
この手のホラー。

その不条理さにまず憤慨してしまうので
「リング」系のホラーは怖くないのです。

本来復讐する相手にちゃんと復讐し
復讐終えたら満足して成仏しろよ。

と思ってしまうのです。

ラドクリフ君、脱ハリーに向けて頑張っています。

その割には日本ではDVDスルー…
あ、ちゃんと劇場公開しているんですね。
いつどこで?

妻を失ってからは心が晴れることもなく
最初から最後まで憂いを秘めた表情を崩さないアーサー。

おかげでますます地味な印象に…。

ラストは
家賃を滞納し、仕事も解雇寸前の主人公にとっては
ある意味ハッピーエンド


…でいいんですよね?

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良かったのか悪かったのか…。

とりあえずラドクリフ君の次回作に請うご期待!!

 
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