2013/10/10

皮肉だね悪党の血の方がきれいな花がさく  MOVIE

本日のDVDは

「PARKER/パーカー」

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パッケージにはでかでかと
「この男、最強」
と書かれていますが、そんなんいつものことです。

最強に決まってるじゃないですか。
主演、ジェイソン・ステイサムですよ?

これまで最強でなかったことがありますか?

アクション映画にご出演の際には
ここまでもれなく最強の男を演じている
ジェイソン・ステイサム。

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たまに「完璧」の時もありますが…。

今回の映画では、

「リチャード・スタークの人気犯罪小説『悪党パーカー』シリーズ、『悪党パーカー/地獄の分け前』を基に、犯罪仲間の裏切りに遭い瀕死の重傷を負った主人公パーカーの壮大な復讐劇を描」

いておりますが、
はいはい、いつものいつもの。

いつも通り
瀕死の重傷を負ってもものの五分で完全復活。
え?怪我なんてしていたっけ?
てなもんですよ。

原作とされる「悪党パーカー」というシリーズ小説(既刊20巻)は
全く読んでおりませんが、

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いかにもフィルムノワール的なOPクレジット。

普段本は読まない私でも
「悪党パーカー」のタイトルだけは知っております。

そういう有名小説の主人公を演じていながら
本作もまた
「ジェイソン・ステイサムが
ジェイソン・ステイサムにしか見えない。
あなたしか見えない。」
映画です。

ちなみに映画の元ネタである「地獄の分け前」は
第17作目にあたるそうです。

そういうシリーズの中途半端なところを原案にしているためか
映画の方もなんとなく単発の映画としては微妙です。

原作のパーカーは
「生い立ちも過去も一切明らかにされていないプロの犯罪者であり
独自のルールに従って行動する一匹狼」
ということで
そのへんは映画もその通り踏襲してはいます。

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必要以上の仕事はしない無駄な殺人はしない自分を曲げないパーカー。

でも、ジェイソン・ステイサムが演じてきた
これまでの主人公も大概そういう人物ですよね?

だからこそ、映画化の際に悪党パーカー役は
「是非ともジェイソン・ステイサムに!!」
と云うオファーでも来たのでしょうが、
そんな役これまで腐るほど演じているから!!

それでも原作には名前の前に「悪党」という言葉が
わざわざついております。
これは私がこれまでに見たことがないような
悪党っぷりを見せつけてくれるのか?
と、ワクワクしながら映画を拝見したのですが、





…え?悪党?

逆に自分の決めたルールに忠実な分、
生真面目な優等生っぷりの方が際立っちゃっているんですけど。

1999年公開のメル・ギブソンが主演した「ペイバック」も
小説第3作目に当たる「悪党パーカー/人狩り」を
再映画化したものらしいので
一度比較のため見てみなくてはと思っております。

なにしろ、主演のメル・ギブソンが
自分でオファーを受けときながら
主人公のことをディスってたと云う噂があるくらいですから
原作通りならばとパーカーなる人物、相当な悪党なのでしょう。

まあ、今のところは、「ペイバック」については
見てのお楽しみということで
まずは本作におけるジェイソン・ステイサムが
他のジェイソン・ステイサムと何が違うかと云いますと


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この映画では地名がCGで立体的に書き加えられているのが特徴的。



血塗れ?

なんかえらく血塗れ?

とりあえず、いつもの10倍ぐらい血糊に塗れています。

冒頭からして
遊園地の売上げを強奪後、正論かまして仲間と口論となり
銃で撃たれたため、走行中の車から飛び降り
地面に叩きつけられ瀕死の重体。

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飛び降りた時はこの程度だったのに。(頭皮なんてきれいなもんです。)

自分から飛び降りた分、
きちんと剥き出しの頭を守っていたはずなのに

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地面を20m程転がっているうちにこんなに血糊が…。い、いつのまに。

気がつけば全身血塗れ。

もちろん、その時点で仲間の方もパーカーからの反撃に遭い
それ相応に全員血塗れなんですが、
そこはそれ、多勢に無勢ということで
パーカーは銃でとどめまで刺されちゃいます。

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さらに撃たれた上に沼に沈められます。

これでパーカーはお陀仏だと安心して立ち去る仲間たち。



…。

おいおい待て待て。

毎度のことですが、
ここでちゃんと死んだどうか
自分の目で最期まで確認しておかんから、もう…。


案の定5分も経たないうちに
通りすがりのそれはそれは親切な農家の家族が
血塗れパーカーを拾って病院に送り届けちゃったじゃないですか。

で、

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というわけでいつもの病院衣を着せられるパーカー。

はい、出ました、
裸エプロンならぬ裸病院衣。

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ちょ…奥が見えそうなんですけど…これ大丈夫ですか?履いてますよね、パンツ。

という「氷の微笑か!!」的サービスショットもそこそこに
目覚めた途端、あれだけ瀕死の重症だったにも係らず
完全復帰し、病院からの脱走を企てるパーカー。

様子を見に来た看護師を一撃で気絶せさるや
その看護師の制服を拝借。
ついでに隣の患者を誘拐して病院をぬけぬけと脱出します。

何という手際の良さでしょう。

その際、停めてあった救急車も1台ばかりかっぱらいました。

ここからがアクション映画ではつきものの主人公による
真の意味での
「やられたらやり返す、倍返しだ!」の開始です。

まあ、アクション映画の場合は大概倍では済まされませんけどね。
勿論相手が死ぬまでやり返します。

と、云っても映画はまだまだ序盤。

以降中盤まで、無一文で病院を脱走したパーカーが
てきぱきと大金、武器、車、携帯、身分証明書を調達していく
仕事っぷりをたっぷり堪能することになります。

これらのテクニックは
いざというときの災害時に使えそうですね。(ただし米国に限る)

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これだけ有能なら組織を怒らせる前に身内の安全を確保しそうなものですが…。

やがて、パーカーが生きており自分たちに報復しに
後を追って来ていることを知った仲間たちは顔面蒼白。

対策として身内のコネを使って
ちょっと大きめの組織に凄腕の殺し屋を用意してもらいます。

で、その殺し屋に襲われ再び血塗れパーカー。

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凄腕の殺し屋なので銃は使いません。ナイ促です。

あっという間に剥き出しの頭皮から
仕立ての良い高級スーツまで血糊でぐっしょり。

さらには左掌にナイフが貫通です。
しかも戦っている間中これがずっと刺さったまま。

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と云っても本人は別段気にしていないようで、左手だけで宙づりになったりします。

なんとか、恋人クレアを呼び出して応急治療してもらったものの
流石のパーカーも大量出血と疲労困憊で歩くのもやっと…




のはずが、

その日のうちに決着をつけるため、
仲間がアジトにしている中古建売住宅に潜入するや

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アジト侵入したばかりの時はまだ刺された腹部を庇うなどしていましたが…。

そんな怪我のことはすっかり忘れて大立ち回り。

……この映画の作り手たちにはキャストも含め
「怪我」の概念と云うものが
頭から欠け落ちているとでも云うのでしょうか…

そんなこんなでいつものように
全く危なげなくハッピーエンドを迎えることができました。

ええ、ええ、最初から心配なんてしていませんですけどね。
なにせ、主演ジェイソン・ステイサムですから。

というわけで今回も例にたがわず
ジェイソン・ステイサムのジェイソン・ステイサムによる
ジェイソン・ステイサムのための映画だったわけですが、
血塗れ以外にもいつもと違うところがもう1つ。

なんと頭に毛髪を乗せておりますジェイソン・ステイサム。

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いくら毛を貼りつけたところで遠目でも顎のラインだけで誰か判りますけどね。

普段見慣れないものを冒頭から見せられましたが、
意外と、これありなのでは…。

毛髪に変化をつけることでキャラクターに幅を持たせる

そういったことが可能ではないでしょうか?

まあ、それをしたらジェイソン・ステイサムが
ジェイソン・ステイサムでなくなってしまうかもしれません。

監督や原作ではなくミーハー的に俳優で映画を見る方の場合、
おそらく
その俳優がいろいろな役どころを演じるのを見たい場合と
その俳優がいつもの役どころを演じるのを見たい場合とに
ざっくり分けられると思うのですが、
ジェイソン・ステイサムの場合は
明らかに後者の理由で見る観客が多そうなので
下手に毛なんて装着しようものなら
そのせいで興行成績が下がってしまいかねません。

みんなハゲてるジェイソン・ステイサムが見たいんですよね?
うんうん。


さて、この映画、オープニングでもエンディングでも
キャストの2番目に出てくるのが
ジェニファー・ロペスと云う女優さんです。

かつて、ベン・アフレックの彼女として有名な女優さんでした。

彼女が演じるレスリーという女性は
齢40を前に多額の借金を背負った夫と離婚。
その際、借金を肩代わりしたというのに
当の夫は、離婚後あっさり若い娘と一緒になってしまいます。

随分な旦那ですね。

そんな非道な夫からは慰謝料すら回収できないため
高級リゾート地パームビーチの不動産会社で
バイヤーをやっていますが、
安月給のため一人暮らしなんてとてもとても。
ですので、母親のアパートに同居中。
(日本とは違いアメリカではいい年をして
両親と同居なんてもってのほかなのです。)

普段、仕事でセレブ気取りの鼻持ちならない客を相手に
自分では逆立ちしても買えない高級住宅を売り買いしているので
ストレスは溜まる一方です。

と共に老後の不安、日ましに衰えていく容貌…。

つ、辛い辛すぎる、アラフォー独身家なし子なし貯金なし生活。
(ややっ、私もか!)

そんな鬱屈とした罅の中、彼女が運よく出会ったのが、
ダニエル・パーネットというナイスガイです。

帽子のセンスがちょっとアレですが、
お金を持ってそうなのでナイスガイです。

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もちろんその正体はパーカーです。

数日間、おうち見学に同行して得た僅かな情報から
パーネットが犯罪者であり、
彼が儲け話に繋がっていることを瞬く間に見抜いたレスリーは、
パーネットに現地の不動産業者と云うう強みをアピールし
自分の持つ「土地勘」と引き換えにおこぼれに預かろうと企みます。

それだけではなく、バーネットには
「あわよくばお金だけでなく今後の人生の面倒も見てもらいたい。」
と、婚活的期待も持っているレスリー。

年が年だけに焦るのも判ります。

そんなレスリー、
パーカーの相方の座を射損める迄では
頭が回る「できる女」っぽく描かれているのですが、

話が進むに連れて女が下がってしまうのはなんとも…。

殺し屋に襲われたパーネットことパーカーが負傷し
彼女の(母親の)アパートに逃げ込んできた時には
血塗れパーカーを見てキャーキャー叫ぶだけ。

彼女はしたたかな割には
アクション映画で主人公に寄りそう女性が
やってはいけないことだけを
ことごとくやっていくヒロインだったのです。

これならばレスリーの昼メロ大好きな母親の方が
よほど肝が据わっています。

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そして犬も肝が据わっています。

その後も完全に足手まといと化してしまうレスリー。

何をやっても裏目に出てしまい
非常に面倒くさい女に成り下がってしまいます。

これは見ていて辛い。

しかも、パーカーには
すでにクレアという年若い恋人までいるのです。
ですから、色恋沙汰においてはレスリーの出る幕はありません。

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クレアとは中学生でも視聴OKなシャワーシーンもあります。

そもそもクレアなんてその父親とひっくるめて
「シリーズものとしての原作においては準レギュラーだから
この映画にも一応顔を出しているんですよね…」
(↑実際のところは知りません)
程度の存在であり
本作のヒロインは完全にレスリーの方なのに
いいところは何ひとつ残っていません。

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そのクレアの父親がニック・ノリティ。ニック・ノリティが恋人ではありません。

パーカーの裁量を持ってすれば
仲間への復讐にレスリーの手助けなんて必要ないので
最初からいてもいなくてもいいヒロインになっています。

こんな痛々しい役を割り当てられた
ジェニファー・ロペスが気の毒で溜まりません。

それでも、最後にはレスリーの元にも幸せのカケラが…。
(カケラにしては随分と量がありますが)
それと、死にかけのパーカーを沼から救った農夫にも
幸せのお裾分けが…。

そのためか最後までどうしても
「悪党」と云う感じがしないんですよね、パーカー。

普通にいい人じゃん!!

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活躍以上の報酬を受け取るレスリー。これで老後は安泰だ!!

パーカーが本当の悪党ならレスリーなんてとっくに見放されて
話途中で殺されていますよ。

ジェイソン・ステイサムの役どころと云うと
これまでの出演作において
大概無造作に人を殺しまくってるイメージがあるため
警察の捜査を逃れるためとは云え
極力殺人を避けるパーカーが逆にいい人にしか見えません。

たぶん、原作のパーカーってこんなんじゃないと思うんですよね。

原作者は生前、このパーカーを映像化することに
随分と拘りを持っていらしたそうなので
もしご存命でこの映画見たら
「え〜、これ俺のパーカー違うやん!」
と、激怒したのではないかと心配です。









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2013/10/29  20:36

投稿者:あゆか

kaori様

この後、立ち上がるのですが、そのとき病院衣の隙間から生のおしりが見えていたようなきがするので、やっぱり履いていないんですかね〜?

ブルーレイで見たいのですが、キャプチャできないのでDVDで見ています。
この一瞬もスクリーンショットを取るのに何回かやり直しました。
そのくらい一瞬の出来事なんですが、それにしてもよくカットされなかったものです。

2013/10/28  21:52

投稿者:kaori

>「氷の微笑か!!」的サービスショットもそこそこに

いやぁ〜、こんなショット気が付きませんでした!!!
さすが、あゆかさん!

うーん・・・私には、履いて無いように見えるなぁ。。。
せっかくブルーレイで観たのに、一時停止で確認すればよかった。

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