2013/8/17

その靴がいいところに連れて行ってくれるのよ  MOVIE

海外旅行から帰国し着陸する飛行機の中で友人が
窓の外を見つめ呟く。
「日本の街って醜い」
と。

たしかに数日前、飛行機の中から見下ろした
ヨーロッパの街並みは美しかった。

という数年前の出来事を
欧州映画を見るたびになぜか思い出してしまうわけです。

ただし、本日の映画の舞台は南米ウルグアイ
タイトルは「最終目的地」

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です。

簡単にあらすじを紹介しますと

大学の文学教師でイラン系アメリカ人オマー・ラザギ(オマー・メトワリー)は、博士号を取得し大学との契約を延長するため、これまでに1冊しか著作を発表しておらず自殺した作家ユルス・グントの伝記執筆に着手します。
ところが、その公認を得るために必要なグントの遺族の許可が得られず、作業は難航。
恋人でもあり同僚でもあるディアドラ・グドムンド(アレクサンドラ・マリア・ララ)にケツを蹴られる形でオマーは再び遺族の許可を得るため、彼らが住む南米ウルグアイへと向かうことに。

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舞台は南米ウルグアイの村(?)、オチョ・リオス。

そこでは、作家の兄アダム・グント(アンソニー・ホプキンス)、作家の妻キャロライン・グント(ローラ・リニー)、作家の愛人アーデン・ラングドン(シャルロット・ゲンズブール)とその幼い娘ポーシャ(アンバー・モールマン)、アダムの恋人ピート(真田広之)が奇妙な共同生活を送っていました。
しかし、オマーの来訪がきっかけで穏やかに思えた彼らの生活にも大きな変化が出てくるのでした。



みたいな話です。

伝記の発行に手放しで賛成する者にとっても
頑なに反対する者にとっても
それなりに他人には理解されにくい思惑があります。

個人的には大変好きな映画になりましたので
ブログでとやかく書くのは非常に面倒臭くなっています。

時々あるのです、こういう映画。

好きで好きでたまらないけど
どう文章にすればよいのか判らなくなってしまう映画が。

好きだからこそ語りたいと云うこともありますが
好きだからこそ語りたくないと云うこともあると思うのです。

下手に言葉にしたくないというか…。

言葉にすると端から思いは腐っていくじゃないですか。

これは私にとってはそういう類いの映画です。

ですので



とりあえず、ここでは
シャルロット・ゲンズブールの衣装がどれも素敵だった
ということ書いておきます。

その際、「○○のファッションチェック!!」

みたいな文章構成にすることも考えるには考えたのですが、
元々、その手の番組をまじまじと見たことがありませんし
そもそもファンションにはほとんど興味がない女なので
どう書いていいのか判りません。

ドルガバって何?食べられるの?ってなもんです。
どこかにCCマークがついてさえいれば、
そのまま素直にシャネルと信用します。

ですので、ここは
「ストールっていったら、グルグル巻いちゃって。
首が短いやつが巻いたら、亀みたいになるじゃないの!」
などといった知ったような口は叩かず
シャルロット・ゲンズブールの衣装画像だけ並べていきたい
と思います。

まずは、オマーが屋敷を訪れた際のワンピース。

なまいきシャルロットも今では
アラフォーと云う年齢となってしまいました。
(ただし役では28歳となっています。サバ読んでます。)
でも、白地に赤の水玉のワンピースが似合うだけの
可愛らしさはまだまだ健在です。

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白人だからか日本人男性である真田さんより老けて見ます。

その翌日にはがらりと装いを変えてブラウスとジーンズ。

煙草まで吹かしてみせて
ただ可愛いだけではないところをアピール。

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この映画の喫煙者率は5割。

それから2日後の朝。
その日はオマーとピクニックに行くことになっており
これをデートと解釈したのか、
男受けする涼しげなワンピースに戻っています。

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この日は手前に立つローラ・リニーの袢纏姿のインパクトの方が絶大でした。

朝早くから2人分のお弁当を用意し
こんな可愛い衣裳で密着されたら
そりゃキスぐらいしますよね。

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えらく簡単に落ちちゃいましたよ、彼女持ちだというのに。

その後、養蜂場の蜂に刺されアナフィラキシーを起こし
近くの病院に入院したオマーを見舞うため
駆けつけたディアドラを迎え
ディアドラが寝泊まりする部屋に案内したときは
よほど気合が入っていなかったのか、
2日目と同じ緑のブラウスとジーンズ姿でしたが、
ディアドラをオマーが入院する病院に車で案内する際には
着替えてパフスリーブのワンピースに。

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可愛い衣装で何気に宣戦布告ですか?

さらに翌日農作業中の衣装。
細かい花柄ブラウスです。

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農作業と云えども女らしさを演出することは忘れません。

オマーの彼女までオチョ・リオスに滞在し始めたせいか
俄然、対抗心が入ってきて
白いレースのノースリーブのブラウスに
赤のアンブレラスカートと云う組み合わせにも挑戦。

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ああ、ああ、何着ても可愛いよ、シャルロット。

そして、伝記への3人の承諾を貰い
用の済んだオマーがディアドラと共に帰国する際に
着た衣装がこれ。

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衣裳に合わせヘアーを変えているところもポイント高し。

実はこの映画、
キャラクターの性格付けを衣装によって表現しているようで
本妻のキャロラインには男が気後れするような
黒を基調としたスタイリッシュな衣装
や年相応のゴージャスな衣装を、
オマーの才色兼備な彼女ディアドラには
飾りっけが何一つないシンプルな衣裳を
身につけさせています。

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2年間付き合った彼女がこれですから。少しは気合を入れても…。


他の2人の女性と比べて
ダントツで女性らしい衣装を与えられているのが
作家の愛人だったアーデン。

年のかけ離れた作家と恋に落ち娘を授かったものの
今では本妻の顔色を覗いながら
容色が衰えていく日々を過ごすばかり。

そこに同い年でイケメンのオマーが来たのですから
張り切らないわけがありません。

落とすにはまず見た目です。見た目の印象です。
所詮「見た目が9割」!

そして、男はジーンズよりワンピースが好きなのです。

お時間がある方はこちらの集計結果をご覧下さい。


と云ったことを総合的にまとめた結果
衣裳だけでもここまで差を付けられたら
こうなりますわねな。

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別れ際、ドア1枚隔ててディアドラがいるにも係わらず熱いベーゼを交わす2人。

衣裳のことはともかく、
「できすぎる彼女はごめん。」

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彼氏がこんなことを云いだしたら別れるか彼氏への態度を改めるかした方がいいみたいです。

という空気は冒頭からびんびん出ていましたしね。
こうなるのはよもや必然かと。

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「彼ったら私がいなきゃほんとダメなの。」的な彼女が同僚だと辛いですね。

オマーがディアドラと帰国して4か月。
オマーの寝室のベッドサイトには
アーデンの写真が…。

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い、いつの間にこんな写真を?!そして、いつこの衣装着ていたっけ?

その間伝記も書かず悶々としていたオマー。
とうとう意を決してオチョ・リオスへ旅立ちます。

さて、4か月も経つと、季節も変わります。
ここまでは夏服でしたが、
冬服はと云うと

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この画像では判りませんが、この衣装もワンピースです。

まさか、オマーが突然戻ってくるなんて
思ってもいなかったから気を抜いていたのでしょうか?

これも可愛いことは可愛いのですが
夏服の時のような初々しさがありません。

いかにも未亡…(以下自粛)。

やはり、
男を虜にするには
ゆるふわブラウス+ジーンス
白のレースブラウス+スカート
ワンピース
ですよ!

ところで、前述いたしました通り
アーデンは劇中で28歳と自己申告しておりますが、
撮影されたと思われる2008年当時
シャルロット・ゲンズブールは37歳。

これは、凄いことです。

まあ、この映画では当時48歳だった真田広之が
40歳の役を演じているのですから

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監督が原作の設定を変えてまで起用したかったのが判ります、真田広之。

おそらくアンソニー・ホプキンス(当時71)の役は
63歳ぐらいだったに違いありません。

とにかく日本人は若く見えるとは云え
相手役がアンソニー・ホプキンスだからなのか
年を殆ど感じさせない真田広之。

年齢的には中年なのにどこに行っても
子供…青年扱いされています。

監督もよほど入れ込んでいるのか
女性陣は一切肌を見せていないのに
真田広之に関してはこの通り。

腰の線の美しいこと!!

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この1シーンをフィルムに納めたいがためにこの映画を撮ったようにさえ見えます。

どれだけ真田広之を美しく撮ろうとしているか
窺い知れます。

という真田広之の肢体に見とれて
ウルグアイの景色について書くの忘れていました。
作品をご覧になればお判りになると思いますが、
南米と云うよりヨーロッパに近い感じがいたします。

何も舞台はウルグアイでなくても良かったような…。

 
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