2013/4/27

俺、この戦いが終わったら結婚を考えているんだ  MOVIE

本日のDVDはうっかりタイトル借りしてしまった
「キル・ザ・ギャング〜36回の爆破でも死ななかった男〜」

クリックすると元のサイズで表示します

です。

ちなみに借りてきた時には
「36回の爆破でも死ななかった男」
と云うサブタイトルしか目に入っていませんでした。

「キル・ザ・ギャング」が目に入っていたら
「なんだ、ギャング映画か…。」
となり、違いなく借りてこなかったと思います。

原題は「Kill the Irishman」。

タイトルに惹かれただけで借りてきたのですから
内容については全くの白紙状態。
せいぜいパッケージに
クリストファー・ウォーケンと
ヴァル・キルマーが
いたような…う〜ん
と云ったぐらいの予備知識でDVDの再生ボタンをON。




映画はいきなり

クリックすると元のサイズで表示します
実話か…。

のテロップから始まります。

「クリストファー・ウォーケン」
「ヴァル・キルマー」
「BASED ON A TRUE STORY」

これで血湧き肉躍る展開になるとは
過去の映画歴を遡ってみてとても予想できません。

裏社会で地味にマシンガンブチかましている
そんな予感しかしません。

たとえ36回爆破が起きようとも
渋さだけが後が残るだけで
ヒャッハー!な流れになるわけがありません。

しかし、借りてきた以上見ないわけにはいきません。
先に進みます。

カーステレオの軽快な音楽とともに
生え際の淋しい髭面の中年男性が登場。

クリックすると元のサイズで表示します
彼がこの映画の主役です。

あれ?この人どこかで見たことがある。
誰だっけ?

と思うまもなく
カーステレオにノイズが走るや、車が爆破!

クリックすると元のサイズで表示します
これは1回目にカウントしていいのかな?

勿論運転していた男は無事です。

クリックすると元のサイズで表示します
なにしろ36回の爆破でも死ななかった男ですから。

彼の名前はダニー・グリーン(レイ・スティーヴンソン)。
アイルランド系の移民であるダニーは
中学卒業後地元で港湾日雇い人夫として就職。
仲間の信頼が厚く港湾局の組合長に推された彼は
冷酷な前組合長ジェリー・ミークを追い出し
組合長の座に就くのだが、密輸に手を出したため
幼馴染でクリーブランド市警刑事である
ジョー・マンディツキ(ヴァル・キルマー)によって逮捕される。

クリックすると元のサイズで表示します
お目にかかるたびに体重が加算されているような気がするヴァル・キルマー。

保釈金を積んで出所したダニーは
レストラン経営者で高利貸しの
ションドー・バーンズ(クリストファー・ウォーケン)の下で働く一方
ゴミ回収業に目を付ける。
しかし、ゴミ回収ビジネスはイタリアンマフィアである
リカヴォリが牛耳っており
そのためケルト人としての誇りを持つダニーと
リカヴォリの間には絶えず諍いが絶えなかった。


と云うのが実話を基にしたこの映画のストーリー。

そっか、スティーブン・レイレイ・スティーヴンソン
(追記←地味に名前間違えていました)でしたか。

先日見たときには黒髪のオールバックだったので
誰か見抜けませんでしたよ。(cf.「パニッシャー:ウォーゾーン」)

この琴線に全く触れてこない感じは
「パニッシャー:ウォーゾーン」同様
スティーブン・レイ(追記:レイ・スティーヴンソンですね、はい。)主演だから
と取ってもよろしいでしょうか。

前半は就き後されても突き落とされても
不屈の精神でのし上がっていくダニーの生き様をたっぷり描き

クリックすると元のサイズで表示します
上映時間のちょうど半分のところでご近所さんとの「いい話」を持ってくるのが心憎い。

後半ではいよいよお待ちかね
ションドー・バーンズとの決裂に加え
ゴミ回収業の上がりを巡っての小競り合いが過熱化し
ダニーとイタリアン・マフィアの間で紛争が勃発。

ここは大いに爆発してもらいましょう!
と云った風情で爆破の嵐。

なにしろタイトルで36回と宣言しているのですから
張り切って爆破してもらわなくてはなりません。

まずは映画の冒頭にあったダニーの車が爆破。

その報復としてションドー・バーンズを車ごと爆破するダニー。

クリックすると元のサイズで表示します
その前に巻き添えをくいそうだった老婦人を助けるという優しさも見せます。

そこそこ街の大物だったションドー・バーンズが
亡くなったことから、後処理等でマフィア間の抗争は一時休戦。
ダニーにもつかの間の平和が訪れます。

で、安心して市場でナンパした若い女の子といちゃいちゃして
その晩は彼女に初お泊りしてもらったら
案の定
自宅をダイナマイトで爆破されてしまいました。

クリックすると元のサイズで表示します
でも、死なない。ダニーばかりか彼女も死なない。

さらにダニーには
ジョギングの後ストレッチで腕立て伏せをすると
必ず、十中八九殺し屋に銃で狙われるというジンクスがあり
おちおちジャージで寛いでも居られません。

クリックすると元のサイズで表示します
この「腕立て伏せ→銃撃」の繰り返しのくだりは笑うところなのか?

これを皮切りにクリーブランドは爆発危険区域に。

クリックすると元のサイズで表示します
基本爆破されるのは車。エンジンかけたら2秒で爆破。

車は勿論
倉庫や
郵便受け
終いにはパトカーまでもが爆破の餌食に。

クリックすると元のサイズで表示します
派手にやろうぜ派手によ。

と云ってもダニー自身にはそれほど被害はなさそうな…。

…え〜っと、何を以て36回なんですか?

その答えがこれ。

クリックすると元のサイズで表示します
何か思ってたんと違う。

ダニー個人だけではなく
1976年夏にクリーブランド市内で起こった爆破事件の回数が
合計36回だったのです。

どうやらダニーは
厳密には「36回の爆破でも死ななかった男」
というわけではないようです。

では、どのくらい鯖を読んでいたのでしょうか?

実はマフィアがダニー暗殺に
失敗している回数は8回と云う記録が…。


…おい(怒)。

8回でも本人にしてみればたいした数です。
そんな小競り合いに嫌気が差し
今の彼女と堅気の生活を送りたくなったダニーは
引退を決意。

田舎で牧場でも開くかぁ
と、甘い夢を見て
性懲りもなく開業資金をマフィアから引き出そうとしたため
さらに火に油を注いでしまいます。

これまでの借金も返さないくせに
さらに借金を申し出る多重債務者のダニーに
手に負えなくなったマフィアは殺し屋レイ・フェリーノを召喚し
ダニーの始末を依頼。

暗殺者の手は共同経営者、友人、幼馴染にも及び
ついにはダニーも。

死期を悟ったのか
近所に住んでいた老婦人から受け継いだ
ケルト人の誇りであるネックレスを少年に譲るダニー。

クリックすると元のサイズで表示します
このシーンもまた素晴らしい。

結局、ダニーを暗殺しようとしたことで
アメリカ全土のイタリアン・マフィアは壊滅状態に追い込まれる
と云うなんとも皮肉な結末が待っているのでした。

日本で云えばVシネの
「実録」シリーズに値するような映画でしょうが、
スティーブン・レイ(追記:戒めに意地でも修正いたしません)
の抜群の安定感に
脇役の熟練な演技が相俟って良作となっております。

と云っても地味と云えば地味な映画です。

こういった人目を引く邦題でもつけないことには
DVDも手にとってもらえないのかもしれません。

当時のアメリカの移民情勢を知っていると
もっと面白く見られただけに
自分の無知が残念。

ところで、
ダニーが堅気になってまで一緒になろうとした
女の子エリー(ローラ・ラムジー)は
確かにカワイイことはカワイイのですが、
ちょっと胸の位置が下過ぎるような…。

クリックすると元のサイズで表示します
ガッカリおっぱいとまではいきませんが、欧米では普通なのかしら?


1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ