2013/4/22

心に棚をつくれッ!!  MOVIE

本日のDVDの感想を書くにいたり
パッケージの画像を拝借するため
TSUTAYA onlineで検索をかけたところ
タイトルがうろ覚えで
「すべての商品」から「恋のレシピ」であいまい検索したら
出るわ出るわ

「魅惑の恋のレシピ」

「不器用な恋のレシピ」

「一番美味しい恋のレシピ」

「気まぐれシェフの恋のレシピ」

「恋のレシピはいかが?」

「御曹司と恋のレシピ」

「恋のレシピは罪な味」

「気まぐれシェフの恋のレシピ」

といったタイトルが。

みなさんはこのタイトルは何のタイトルと思われるでしょうか?

料理本?
ノンノン。

ハーレクインロマンス?
う〜ん、惜しい。

実はこれ、全部
ボーイズラブ小説(漫画)のタイトルです。
料理を間に挟んでいるだけあって
肉の色が少ない比較的手に取りやすいのが特徴の
BL本のタイトルです。

ああ、こんなにも恋のレシピ(男同士限定)が
この世には存在するのですね。

さて、それはともかく本日見たDVDは
BLとは全く関係のないこの映画

「恋するレシピ〜理想のオトコの作り方」

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です。

でも、この邦題でBL一本軽く書けそうですね。
 
 


映画の始まりは
ステキなレストランで食事中のカップル。

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ステキな彼氏とステキなディナー。

隣のテーブルで食事する仲睦まじい老夫婦を眺めながら
「ステキね」と夢心地な彼女を彼氏が始めて自宅に誘う。

数分後、ステキな車で彼のステキな自宅に到着。

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ステキな車とステキなおうち。

なだれ込むようにベッドに直行しメイクラブ。

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あ、あ〜ん。ステキすぎ!

と、突然寝室に闖入者が。

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え?…だ、誰っ!?

闖入者に「パパ!」と笑顔で呼びかける彼氏。

そう。
彼氏は35歳にして未だ両親の家で両親と同居していたのです。

日本であれば、
女性なら「家事手伝い」
男性なら「自宅警備」
さもなくば中央大学教授山田昌弘先生に
「このパラサイトシングルどもが!」
と蔑まれる程度で済む話ですが、
ここはアメリカ。
いい年した独身男女は一人暮らしが当たり前というお国柄です。

30にして独立できていなければ人に非ず、です。

勿論烈火のごとくお怒りになった彼女はその場でお帰りに。

しかし、全く意に介さない彼氏はそのままベッドでぐっすり。

翌朝、この上なく快適に目覚めた彼氏は
鼻歌を歌いながらシャワールームに直行します。

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両親同居が平気なくらいですからパンツは白トランクス(たぶん購入したのは母親)。

その隙をついて母親が
息子の部屋のベッドメイキング、
さらには汚れ物をを回収し、
スナック菓子の食べかすで汚れたカーペットに掃除機をかけ
アイロンをかけた息子の服を丁寧に畳んでベッドの上にポン。
任務完了。

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確かにここまで母親が至れり尽くせりだと自立は難しいかも。

シャワー終えた頃には部屋には母の姿はなく、
ベッドに真新しい着替えが待機中。

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後は着るだけ。

食い散らかしたお気に入りのスナック菓子の
ストックに関しても抜かりはありません。

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黙っていても母親がちゃんと補充してくれます。

身支度を整え両親に朝の挨拶。
朝食はママお手製ほかほかホットケーキ。

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向いに坐るパパの朝食は全く手間も時間もかかっていないオートミール。

以上、これがこの映画の主人公
トリップ(マシュー・マコノヒー)の朝の日課です。

僅か5分で主人公の人ととなりを
簡潔かつ的確に説明した素晴らしい導入部と云えましょう。

「大丈夫か、この主人公?」
と思うまもなく
映画はさらなるトリップの日常と
彼がつるんでいる友人達をご紹介。

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平日の昼間から女性に混じってヨガを嗜むトリップと友人たち。

類は友を呼ぶと云われるだけあって
親友のエース(ジャスティン・バーサ)も
デモ(ブラッドレイ・クーパー)も
両親と同居中の独身貴族。
稼ぎながらの両親との同居ですので金だけは持っています。

ステキな両親
ステキな友人
ステキな環境に囲まれた
自分の生き様が

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なにしろ上げ膳据え膳ですから。

ステキライフと疑わないトリップ。

ところがどっこい、両親の方はそうとは思っていないようで

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35年も息子が家に居座るのには辟易している両親。

友人夫妻の息子が自立したと耳にするや
身を乗り出してその秘訣を詰問するほど
巣立たない我が子に追いつめられています。

そこでご両親が紹介されたのが
親離れできていない男性を自立させるスペシャリストの
ポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)。

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ラブロマなので彼女が「ミイラ取りがミイラ」になるのは云わずもがな。

両親の目論見どおり、
偶然出逢った(ように見せかけている)ポーラをナンパして
一気に仲良くなるトリップ。
計画は順調と思いきや息子の方もなかなかの食わせ物でして
そう易々と両親が思うようにはことが運びません。

なにしろ、今の居心地のいい生活を
どうしても断捨離できないトリップにとって
本気の恋に進展する前に
楽しむだけ楽しんで相手の女を捨てるのが
常套手段となっているのです。

しかし、デートを重ねるに連れて
最初の計画はどこへやら、ラブロマの定石通り
相思相愛となっていくトリップとポーラ。

職業意識からポーラはターゲットとの本気の恋に二の足を踏み
トリップはトリップでかつての辛い恋の終焉から立ち直れず
どうしても本音を曝け出せない2人でしたが、
やがてポーラの正体がばれてしまい
完全に2人の気持ちはすれ違いに。

さてさて2人の恋の行方は…

という内容ですが、そこはそれ
黙っていても最後にくっつくものはくっつくのです。

くっつかないわけがないのです。

このお決まりのラブロマ展開にどう色を付けていくのか
そこが監督の腕の見せ所です。

さて、ポーラとおつきあい中も
自分の楽しみは忘れないトリップは
恋愛と男同士の付き合いは別腹
とばかりにエースやデモとつるんで歩くのですが

どうしたわけか、ポーラと出会ってからは
マウンテンバイクで仲間たちと山を駆け巡れば
一人だけシマリスに右手を咬まれ

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リスに噛まれるとペストを発症するから気をつけろ(by「漂流教室」)

海にサーフィンに行けば寄ってきたイルカに
一人だけ海の中に引きずり込まれ

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トリップやエースは結構散々な目に遭うのにイケメンだと被害ゼロというデモ。

はたまたロッククライミングをすれば
一人だけトカゲに指を食われる有様。

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小動物に噛まれるのが趣味の人かと思っていました。

そのような出来事が重なった末、友人達が出した結論は

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自分らのことは棚に上げているのかと思いきや…。

というもの。

両親同居の独身貴族、
同声相応じ同気相求むと思っていた友人らからの
自分に対する苦言に驚くトリップでしたが、

同類、もしくは自分以下と思っていたエースは
ただのパラサイトシングルではなく
親から家を相続し一国一条の主となっており、

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詰まるところ税金対策にすぎませんが…。

普段から「さすらい人」を気取っているデモは
親と同居はしていても
親の世話になりっぱなしのトリップとは違い
「本籍地は心の中にある」
と腹を括って生きていることが判ります。

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モノは云い様…。

そんな2人に云わせると、
自分の生き様に誇りと自信を持っている自分達は
一点の曇りもなくハッピーであるが、
誤魔化して生きているトリップはそうではないと云うのです。

う…わぁ…。

トリップがぼやぼやしているうちに
友人たちは大人の階段を上っていたのです。

う…わぁ…。

愕然となるトリップ。

しかし、ここまで友人たちに発破をかけられても
自分達では前には動こうとはせず
逆に幸せに背を向けて逃げに走るトリップとポーラ。

最終的に2人ために腰を上げるのは
両親と2人の友人たちということに…。

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まずはママが緊急招集を掛けました。

…ってその流れでいいんですか?

恋人を用意したのも
巣立ちの準備をしたのも
お膳立ては全てパパとママ(と友人)。
これで本当に自立と云えるのでしょうか?
そこまでされないと自立はできないのか…。

まあ、私にとっては
親離れしないマシュー・マコノヒーは二の次で
ブラッドレイ・クーパーのお姿さえ見られれば
それで良かったので不満はありません。

この映画のブラッドレイ・クーパーの
決して前に出ようとはしないけれども
さり気なく魅せるイケメン力は刮目に値すると思います。

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パソコンに繋いだ隠しカメラでトリップとポーラの様子を覗う友人たち。

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お店のウェイトレスも気になる様子。

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初対面のはずがいつの間にか抱き合ってキスしているデモとウェイトレス(中央)

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そのまま2人でジャングルデートする仲に…。

キスに至るまでデモとウェイトレスとの間で
私的に交わされた会話は一切ないのに
いったいどこで恋の花が咲いたのか?
という疑問をはさむ余地なく
納得してしまうのはやはりブラッドレイ・クーパーだから。

主人公にとって頼りになる友人を演じさせれば
右に出るものはまあいない
いつもの揺るぎない安定感のブラッドレイ・クーパーです。

輪廻転生が実在するのならば
来世は、どうか
ブラッドレイ・クーパーに生まれ変わりますように。


【総括】
私も両親同居独身家事手伝いなので
非常に身につまされる映画でした。

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とりあえず、明日から私もデモのように
「住所は親のものでも本籍地は心の中にある」
と開き直ることにいたします。
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