2013/4/14

人生とはあなたの選択の合計です。  MOVIE

本日のDVDは
原作はエルモア・レナード
監督は「恋におちたシェイクスピア 」のジョン・マッデン
主役級の出演者を取り揃えてあるのに
日本ではDVDスルーだった

「キルショット」(TSUTAYA!だけ

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です。

とうの昔に旬を過ぎてなんなら一周回ってきている
W主演のお2人
ミッキー・ローク(術後)とダイアン・レインはともかく
人生いろいろ男もいろいろなトーマス・ジェーンや
いまや引く手数多のジョセフ・ゴードン=レヴィットが
出演していて、この日の目を見ない感は
いったいどこから来ているのでしょうか?

しかし、一旦DVDを再生すれば
DVDスルーなのも
TSUTAYAだけなのも
自然と納得させられる
そういう映画でした。



ところで、突然ですが、
30年ほど前に
「アドベンチャーゲームブック」なる
書籍がちょっとだけ流行ったことがありましたが、
お若い皆様はご存知でしょうか?

これはまさにそんな感じの映画です。

そのストーリーは


ネイティブアメリカン出身(←あまり意味にない設定)で
ベテランの殺し屋アーマンド・デガス(ミッキー・ローク)。

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一人佇むアーマンド。「渋い、渋すぎるぜ、俺」とでも思ってそう。

別名「ブラックバード」で知られる彼のモットーは
「綿密に練られた計画を正確に実行する」
「周囲に目を光らせ姿を見られないこと」
「決して長居はせず情は捨てること」
ですが、
残念ながらこの映画ではそのモットーが実現することは
10に1つもありません。

さて、ある日のこと
2人の弟を引きつれ病院を襲ったアーマンドは
偶然目撃者となった看護師の口をふさごうとして
誤って末の弟を射殺してしまいます。

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そして、もう一人の弟は終身刑で務所に…。

すっかり意気消沈し引退を決意したアーマンド。
しかし、そこにマフィアから新たな殺しの依頼が…。

・初志貫徹、引退する→
・白紙撤回、依頼を受ける→



無事にターゲットを殺したアーマンドでしたが、
ターゲットの部屋に入る際、
案内してくれた女がシャワー室に残っています。
女は殺人現場を目撃はしてませんが、
アーマンドの顔はばっちり見ています。
これまで目撃者は確実に消してきた以上

・女も殺す→
・女を脅し黙秘を誓わせる→11
・女は放っておいてその場から速やかに立ち去る→



最後の仕事を終えて
前金代わりに貰った水色のキャデラックで
アーマンドは祖母に会いに生まれ育った居留地に里帰り。
しかし、明らかに齢50は過ぎているアーマンドの祖母が
いまだ存命のわけがありません。
しょげるアーマンド。
その上悪いことは続くようで
先ほど殺した女はターゲットの情婦ではなく
依頼人の女と云うことが判ります。
おかげで依頼人はかんかん。
今度は自分がマフィアの賞金首となってしまったアーマンド。
これには流石のアーマンドも
酒でも呑まずにやってられるかとやけになり
たまたま入ったバーの駐車場で
リッチー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と云う青年に
カージャックされてしまいます。

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カージャックした相手が悪かったと早く気がつけ、レヴィット。

しばらく様子を見るため車を走らせたアーマンドは
リッチーの隙を突いて反撃に出ます。

・リッチーを殺す→11
・リッチーと手を組む→12


12
リッチーに死んだ弟の面影を見たアーマンドは
この向こう見ずで凶暴な若者と手を組むことにします。
リッチーの髭面からすると、
末の弟よりむしろムショに入っている弟の方が
似ている気もしないではないのですが
アーマンドがそう思うのであれば口は挟みません。

さて、2人の初仕事としてリッチーが
不動産屋から金を強請る仕事を持ってきました。

早速、不動産業者のところに出向いた2人。
ちょうど事務所2階のオフィスにいた社長らしき男を
銃で脅し金を奪おうとしますが、交渉は決裂し反撃に遭います。
さらに1階のオフィスにいた男の妻である女性事務員までが
加勢に入り、想定外の展開に…。
這う這うの体で事務所から逃げ出し車まで辿りついたアーマンド。
2階から投げ落とされたリッチーを置き去りにして
車を発進されたまでは良かったのですが

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血塗れになりながらもアーマンドを叫ぶリッチーの健気な姿に…。
おい、情は捨てるんじゃないのか?


・リッチーを見殺しにして一人で逃げる→24
・リッチーを拾って2人で手に手を取って逃げる→27


27
何とか逃げ延びた2人はリッチーの恋人の家に身を寄せます。

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ジョセフ・ゴードン=レヴィットでさえゲスい役の場合はパンツが白ブリーフ。

慌てて逃亡してきたため、
肝心の目撃者を残してしまったアーマンドは

・目撃者を消すためリッチーとともに奔走する→39
・いい加減なリッチーと別れ足を洗う→41
・リッチーの恋人を寝取って所帯を持つ→36




と云った「アドベンチャーゲームブック」的な選択を重ねて
アーマンドは行き着いた結末は
最初から最後まで
「綿密に練られた計画を正確に実行する」
「周囲に目を光らせ姿を見られないこと」
「決して長居はせず情は捨てること」

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夫婦一緒に始末するため夫が帰宅するのを腰を据えて待つアーマンド。長居中。

の3つの鉄則のどれ一つとして護らなかったため
「バッドエンド」を迎えるのでした。

彼はいったいどこで人生の選択を間違えたのでしょうか?

情にかまけて
リッチーなんて若者を拾った時から
後はどう選択しても行き着く先は
「バッドエンド」だったのかもしれません。

粗暴な中にも幾分知性が光って見えるようなリッチー青年ですが、
それは幻想に過ぎません。

なにしろ、この看板を見て

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連絡先と社長の顔写真が載っています。

ネルソン・デイヴィス不動産に電話を掛けて

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看板の顔写真と同じ人です。

社長直々に強請りをかけておきながら

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頭も性格も悪そうなジョセフ・ゴードン=レビット。この映画では終始こうです。

乗り込んだ先のネルソン・デイヴィス不動産オフィスに
たまたま同時刻に就職面接に来ていた
ウェイン・コールソン(トーマス・ジェーン)を社長と勘違い。

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覚えているわけがない。

間違われたウェインこそいい迷惑です。

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こんな顔にもなるわ。ふきだしつきなら「…。」となっている顔です、これは。

このシーン、
リッチーの記憶のなさ、いい加減さにも驚かされますが、
それ以上にただ尻馬に乗っかかっているだけのアーマンドが
直視できません。痛々しくて。
この人、本当にプロの殺し屋なんですか?
詰めが相当ゆるゆるなんですけど。
無軌道な若者のリッチーに任せっきりではなく
いい大人なんだから
少なくとも下調べぐらいはちゃんとしておきましょうよ。

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不動産屋襲撃シーンでのアーマンドはどれをとっても痛い発言ばかり(>_<)

口先ばかりで威嚇するのに暴れることしか知らないような
リッチーを信じ、
犯罪計画や情報収集に関して
全面的におんぶにだっこしてしまうのは
いかがなものかと思います。

この件で人の記憶がいかに当てにならないものか
と云うことが観客に対して実証されたわけですが、
そこはそれ
「目撃者は残さない」が鉄則のアーマンド、

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いや、現にその記憶の曖昧さのおかげでリッチー死にそうになってますがな。

不動産屋襲撃事件で反撃してきた
コールソン夫妻を亡き者にしようと画策します。

ところが、
ところがですよ。

不動産屋襲撃直後の現場検証では、
目撃者であるコールソン夫妻は
襲ってきた2人組について
なにひとつ有力な情報を
警察に提示できていなかったのです。

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強盗を追い払ったのに社長からは損害賠償を求められ
警察からは共犯扱いされ踏んだり蹴ったりなコールソン夫婦。


被害はコールソン夫妻持ちとなり(もしくは保険)
実質被害がなかった不動産屋社長。

特に起訴する意思もなさそうです。

となると警察の方もこの捜査に
それほど真剣に取り組む気になれないのでは?

そうとは知らないアーマンドは
一度居留地でウェインをすれ違った記憶から
夫妻の居所を突き止め襲撃。
またも夫妻の殺害に失敗した上に
リッチーはウェインに
アーマンドは
ウェインの妻カーメン・コールソン(ダイアン・レイン) に
今度こそしっかり顔を見られてしまいます。

目撃者が再度襲われたとなると、
今度は警察の対応も違ってきます。

この後始めて警察での写真面割となるコールソン夫妻。

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この時点まで夫妻はアーマンドが何者かすら知りませんでした。

アーマンドとんだ薮蛇です。
まさに「藪をつついて蛇を出す」です。

こんな余計な襲撃さえしなければ
不動産屋襲撃事件は
お蔵入りしてくれたかもしれなかったのに…。

コールソン夫妻もこう仰っていますが、

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二度目の襲撃がなければただの恐喝事件で済んだはずなのでは?

恐喝の時に素顔晒して恐喝に来ていること自体
殺し屋としてどうなの?です。
恐喝相手を殺すつもりだったにしろ
その場で失敗し、リベンジでも失敗。

そもそも冒頭の回想シーンから仕事に失敗。
その結果、弟2人が犠牲。
引退試合も余計なことをして報酬がパアな上
マフィアから追われる始末。

何一つプロの殺し屋らしい姿を見せずして
どうするどうなるアーマンド?

これではDVDスルーもTSUTAYAだけ!も仕方ありませんし
下手したらCSやBSでの放送はおろか
テレ東「午後のロードショー」ですら放映はないのではないかと
心配になります。

とりあえず、出演者がそれなりにそれなりなので
そこさえ楽しめれば
まあ、見て損はないのはないでしょうか?
 
 
 
 
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