2013/4/10

この世の正義もあてにはならぬ 闇に裁いて仕置する    MOVIE

【前回までのあらすじ】

というわけで
「デアデビル」とセットで借りた
「パニッシャー:ウォー・ゾーン」

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オープニングロゴはパニッシャー仕様です。

でしたが、

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舞台は「デアデビル」と同じくニューヨーク。一瞬背景映像使い回しかと思った。

で、DVDを再生すること約40分
一向に心の琴線に触れてくる様子がありません。

これまで実写化された「パニッシャー」映画3作のなかでも
もっとも原作に忠実と風の噂に聞く
本作「パニッシャー:ウォー・ゾーン」。

だからこそ借りてきたのに。








と云うのは体のいい嘘で
本当は最初に映画化されたドルフ・ラングレン主演作品を
借りるつもりが、古すぎて
あれDVD化していないんですってね。

なので仕方なくまずこちらを借りてきました。

そんなこんなで
「はじめてのパニッシャー」ですが、
主人公のパニッシャーことフランク・キャッスルが
髑髏マークのついた防弾チョッキを着ているだけの
ただのオッサン(と云っても元アメリカ軍兵)だからなのか

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原作に忠実であるがゆえ華も吸引力もありません。

悪役ジグソウが顔に多少の問題を抱えているとはいえ
特別何かの能力に長けているわけでもないからなのか

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原作だとこんな顔。でも、それ以外はただのマフィアの中間管理職。

1990年代テレビ朝日「日曜洋画劇場」で
年に1回の割合で放送されて
「あっ、またこれかよ。でも他に見るもんないしなあ。」
と、視聴者がつい惰性で見てしまうような
ただのB級バイオレンスアクション映画にしか
見えないんですけどぉ、これ。



何と云っても
出演されている俳優さんに
知名度がない(いやいや、私に限ってのことですが)
のが致命的です。

フランク・キャッスルを演じているのは
マイティ・ソーでは
ウォーリアーズ・スリーの一人ヴォルスタッグ、
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船では
三銃士の一人ポルトスを演じていた
レイ・スティーヴンソンと云う俳優さんだそうです。

両方とも劇場で見ていますが…


…ごめん

殆ど記憶にないです。

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ヴォルスタッグ。もはや記憶に残るとかそういう類のお姿ではありませんね。

総じて映画製作者的には
「3人組ならとりあえずこいつを一人ぶっこんでおけばいいや。」
と云ったスタンスの俳優さんのようです。

オールバックというのもマイナス点かもしれません。

うっかり
「だったらもう主役、スティーブン・セガールでいいじゃん。」
と云う気になってしまいます。

さて、このパニッシャーなるヒーロー
いかなる人物かと申しますと

・素顔を晒して戦っている。

・ゆえに身元はバレバレである。

・というか、「パニッシャー」とまともに呼ばれることが少ない。

・では何と呼ばれているかと云うと本名そのまま。

・どこに行っても「(フランク・)キャッスル」でまかり通る。

・困ったことに一般人ですらパニッシャーの素顔と本名を知っている。

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勝手に家を出て行ったバカ亭主が数年ぶりに帰宅した時に云う科白だよ、それ。

・なので「パニッシャー」はどちらかと云うと肩書きにすぎない。
云うなればフィリピンバーにおける「シャチョさん」みたいなものか。

・当然警察でもFBIでも身バレしている。

・なのでパニッシャーフランク・キャッスルに関する資料が
刑事部屋まるごと1個分ある。

・それなのに未だ捕まらない。
警察の連中が同じ敷地内を歩いていても誰も気がつかない。

・何故なら担当捜査官は一名しかいないから。

・要するに警察にとっては逮捕しようがしまいがどうでもいい相手。

・むしろ署をあげて進んでキャッスルに協力中。

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法で裁けぬ悪党を何とかしたいのは誰しも同じ。よって協力者に事欠きません。

・パニッシャーとしての活動期間は今のところ6年間。

・活動動機は楽しいピクニック中に妻子を殺されたため。

・ギャングが襲われたら犯人は100%の確率でパニッシャー。

・優先順位は復讐であるが、
相手が悪党と判ればとりあえず殺しておく。

・それも人体粉砕の方向で。

・撃った銃弾の約5割が相手の顔面にジャストミート。わざとか!

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顔を撃つのが大好きおじさんパニッシャー。この直後グロ映像に。

・ちなみに武器はその辺で普通に売られている銃器で
ヒーロー用にカスタマイズすらしていない。

・また、質より量なので業者を通して特売品を購入。

・外見上目だった特徴は
胸から腹部にかけて描かれた髑髏マークのみ。

・それだけ。それしかない。

・だから、それが俺のジャスティス。

・髑髏マークがなかったら
やたらめったら銃を撃ちまくっている中年男性としか見えない。



…ダメだ。
アクションは派手でも
主役がいたって地味だ。

というのが本編の主人公パニッシャーです。

こういうヒーローなら
アメリカのB級アクション映画に
掃いて捨てるほどいます。

片や、この映画におけるヴィランであるところの
ジグソウは今でこそパニッシャーの手により
ガラス粉砕器で顔面の皮膚や腱、骨格を引き裂かれ
場末の違法整形医の手でり
顔面に馬の皮膚や金属プレートを埋め込まれて
二目と見られない顔になってしまいましたが

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どんな顔かと云うと部下が一目見て派手に嘔吐するくらいの顔。

元は「男前ビリー」の異名を持つ
ハンサムガ…ィ…。

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自分の顔大好きビリー。車のサイドミラーで身だしなみチェック。

えっと、…男前ですか?

ま、まあ、本人が
「顔が命!」と云っているのですから
男前なのでしょう。

ガラス粉砕機に掛けられた時の断末魔がこれですからね。

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お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな。

Before、Afterともにビリーを演じているのは
ドミニク・ウェストと云う俳優さんでして
私がこれまで見たことのある映画では
「 ジョン・カーター 」と「センチュリオン」に出演しています。

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「ジョン・カーター」のサブ・サン。同じく悪役です。こちらはイケメンだ。


…ごめん

殆ど記憶にないです。

映画の序盤で大方の部下を
パニッシャーに粛清されてしまったので
精神病院に入院中の弟ジミーを半強制的に退院させ
残った2人の部下(ピッツィーとその息子)とともに
ギャング活動を再開する男前ビリーもといジグソウ。

部下ばかりか
先立つもの(=お金)さえないところから
たった4人で始めなくてはなりません。

この4人がどうにもズッコケ感に満ち溢れていてなんともはや。

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ちょっと床の間に飾っておきたいような妙に可愛げのある4人組。

一応エグい悪さもしているのですが
何しろヒーローであるほうのパニッシャーが
それをはるかに上まるエグさで悪人を一掃していくので
いかんせん影が薄れてしまってます。

特にジグソウの弟のジミーは
別名「ルーニー(変人)・ビン・ジム」と呼ばれるだけあって
生きたままの人間の肝臓に喰い付くような
狂犬病みたいな男ですが、
彼をもってしてもフランクには敵いません。

そもそも
ご兄弟ものが大好物と自負している私に対し
訴えかけるものがない
ジグソウ&ルーニー・ビン・ジム兄弟。

結構人目をはばからずいちゃついているのに

特に弟の方なんて鏡恐怖症になってしまった兄のため
拳が血塗れになるのも構わず目に付いた鏡を片っ端から
割っていくほど兄LOVEなのに…。
萌え要素がカケラもないのはどういうこと?

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兄と弟で(ベッドで)いちゃいちゃ。

無一文から始まってロシアンマフィアを騙くらかして
ようやく大金を手にした途端、そのお金を使って
ニューヨーク中のチンピラを雇って
唯一の持ち家だった古いホテルを戦場化させるジグソウ。

何やってんすか、ジグソウ。
そんなお金の使い方してるから万年中間管理職なんですよ。

さて、ここで遅ればせながら
ざっくりしたストーリーを紹介すると

ギャングの若頭「男前ビリー」のアジトに乗りこんだ
クライムキラー「パニッシャー」は無事に仕事を終えたものの
誤って覆面捜査官だったドナテッリも射殺してしまい
引退を決意。
かろうじて生き残ったビリーはジグソウと名前を変え
経理担当だったドナテッリに預けた金を取りもどすため
ドナテッリの妻子を襲う。
パニッシャーはドナテッリの妻子を救い
ジグソウを始末できるのか?


よくあるよくある。
そういうストーリーです。

見どころは
あれだけギャングを虐殺しておきながら
たった一人覆面捜査官を誤って殺してしまったことで
引退を決意するパニッシャー。

繊細すぎるだろ!

この豆腐メンタルが
「ああ、俺もうダメだわ、引退したい。」
と、うじうじ悩むだけで
上映時間の半分を使い切ってしまいます。

そして、すべてが終わり
覆面捜査官の未亡人から許しを得た途端
俄然復帰を決意するパニッシャー。

復帰早っ!
立ち直り早っ!

映像的には
前半はそれほどでもなかったのですが、
時間経過とともに監督(♀)が調子こいてきたのか
ノリノリで豪華絢爛残酷絵巻の世界になっています。
好きな人にはたまらないものがあるはずです…たぶん。

ラストでは
市警のパニッシャー対策課に属するソープ刑事が
法を護る警察の立場からパニッシャーに
とても良い進言をしているのですが、

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人間はやり直せると信じているソープ刑事。

そういうオチつけますか?

是非ともDVDでご覧になって
正論があっという間に覆される瞬間に
是非お立ち合わせ下さい 。
 
 



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