2013/3/24

石と薔薇  MOVIE

本日のDVDは
完全ジャケット借り
してきた
「セカンド・カミング」

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です。


主演:ロバート・カーライル

以外の情報は一切入れないまま
真っ白な状態で見ました。

「再臨」を意味する邦題からも
ストーリーに関するヒントを見出すことができません。

はたしてどういう映画なのでしょう?

ジャンルとしては「準新作」の
「コメディ」と「ラブ」と「ドラマ」が
まとめてぶっこんであるような棚から借りてきたので
もしかしたら「コメディ」かもしれませんし
「ラブ・ストーリー」かもしれません。

こればっかりは実際に見てみないことには判りませんね。

 
  


この映画では
本来映画のメインとなる世間を騒がすような大きな事件は
とうの昔に終わっています。

それから長い年月が過ぎたところで
その事件の脇役がどのような人生を送っていたのかを
ほんの数日間だけ切り取って描いています。

云わば「外伝」、「サイドストーリー」です。

「外伝」と云っても
肝心の「大きな事件」を描いている「正伝」に当たる映画は
世界のどこを捜しても存在していませんし
この映画こそが本編(正伝)なのは間違いありません。

主人公のラクラン・マカルドニク(ロバート・カーライル)は
夜はポッドキャストでの音楽番組のパーソナリティーを務め

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それなりにいい歳したおじさんなのに

昼は知り合いの農場を手伝い
たまに市場での産地直送の野菜売りに

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今にも壊れそうなはかなげさが漂うロバート・カーライル。

精を出す40代男性。

いつものようにバーで一杯引っ掛けた後
車で帰宅する途中で飲酒運転で警察に逮捕されてしまいます。

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事故を起こしたわけでもないのですが…。

本来であれば
飲酒運転は4ヶ月の免停で済む話なのですが、
過去の麻薬所持による逮捕歴が徒となり
スコットランド国籍のラクランは
本国に強制送還されることになってしまいます。

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雇い主に相談したところで解決策は出ません。

伝家の宝刀「グリーンカード」も
この件に関しては役には立たず
移民弁護士を雇うには5000ドルが必要。

貯金を集めても1200ドルしか手持ちのない
ラクランにとっては手が届かない大金です。

金を工面することもできないまま
後日裁判所から下された判決は
罰金5000ドル、懲役4ヶ月、執行猶予2年。

とりあえず強制送還は間逃れたと喜ぶラクランでしたが、
数日後には移民局によって身柄を拘束されてしまいます。

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えらいだまし討ちを仕掛けてきます、移民局。

その際、移民局からラクランに云い渡された選択肢は2つのみ。

@強制送還されるか。
A「極度の苦境」を提示しアメリカに居座るか。

この2つに1つしかありません。

さて、ここで耳慣れない
「極度の苦境」と云う言葉が出てきました。

要するに
ラクランがスコットランドに帰国することで
苦境に立たされる米国市民の存在があれば
「極度の苦境」として認められ
強制送還が取り消されると云うのです。

自ら極度の苦境に立たされたラクランは
10年前に捨てた
元妻キャサリン(キャスリーン・ウィルホイト)と
中学3年になる娘アリアンウェン(サヴァンナ・ラーセム)に
頭を下げて「極度の苦境」となってもらうよう
頼みに行くのですが、
10年ぶりに逢う娘に対する元夫の態度に
元妻はけんもほろろ。

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娘は10年ぶりの逢いに来た父親でも素直に接するような良い子に育っていました。

しかし、そこまでしても故郷に帰りたくない理由が
ラクランにはあったのです。

その理由こそがこの映画の「本編」ですが、
詳しくは語られません。
これは「本編」から十数年後を描いた「後日談」なのですから。

飲酒運転もラクランの自業自得なら
麻薬所持も自業自得。
それによる強制送還も自業自得なら
妻子を捨てたのも自業自得で
そもそも
故郷に帰れないような事件を引き起こしたのも
自業自得で
「空があんなに青いのも
電信柱が高いのも
郵便ポストが赤いのも
みんなあたしが悪いのよ。」 状態にあるラクラン。

それでも、
彼にとって親しい人々はラクランに対して
できるだけのことはしようと援助してくれます。

見ているこっちも
全体的に華奢な印象のある
ロバート・カーライル演じているからか
いい年したおじさんなのに
つい肩入れして見てしまいます。

どうにも頼りなげで
なんだかあの中途半端に伸びた髪を
撫でてあげたくなるのです。

さらふわっとしていて
触ったら気持ちよさそうなんですよね。

これは狡いわ。

いい年しているのに
露天でいつも野菜を買っていく女の子
ボー(アレクサ・ラスムッセン)に

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いかついミュージシャンの彼氏付き。

淡い恋心を抱いていて
何とか彼女をディナーに招き
自宅に泊めることに成功しても
その後手を出さないという約束をうっかりしてしまい
律儀に護って本当に一切手を出せないようなラクラン。

一緒のベッドで眠ることになっても手を出しません。
リクエストされた自作の曲を弾き語るだけで
手は出しません。

悪い人間はないのです。

弱い人間と思う人もいるかもしれませんが、
何を以てして
人を弱かったり強かったりと判断するのか
私にはよく判りません。

ちゃんとした大人の目から見れば
ラクランが弱い人間なのかも判りません。

でも、そういう言葉で片付けたくないんですよね、

まあ、そんな毒にも薬にもならない映画ですが、
ラクランと云う人物と同じように
不思議と嫌いにはなれないです。

 
 




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