2013/3/10

もう恋なんてしないなんて云わないよ絶対  MOVIE

本日のDVDは

「消された暗号 BRICK−ブリック−」

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です。

どういう映画か
ざっくりと端折って説明しますと

主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットが

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今度のレヴィットはゆるふわパーマに丸メガネですよ!

ストーリーが進むに連れ
ズダボロになっていく様を

ひたすら愛でる

そういう映画です。


…違うか。


…そんなん私だけか。


…。
 

 


今回借りてきたDVDには
特典映像がございます。

レンタルDVDで「予告編集」以外に
別の映像がついているとちょっとだけ得した気になりますが
たいていは時間がないか
うっかりして見ないまま返却してしまうことが多い私。

特に「副音声」は一度見た映画を
まるまる見直す気になれずつい見ないままに…。

では、このDVDの特典映像はどうかと申しますと、
うち「未公開映像」は判るといたしましても

残りが

「ノア・ゼヘットナーのオーディション」
「ノア・セガンのオーディション」
「ショートフィルム『ザ・オリガミ・マスター』」

…。
この辺誰のための特典映像なのか、
ちょっと疑問になります。

このDVDの発売が2007年ですから
「(500日)のサマー」で
ジョセフ・ゴードン=レヴィットがブレイクするまで
後3年は待たなくてはなりません。

ですので特典映像が「未公開映像」以外が
ジョセフ・ゴードン=レヴィットに
全く掠っていなくても
仕方ないのかもしれません。

としても主役を差し置いて
脇役のオーディション風景を見てどうしろと?
(あ…ノア・ゼヘットナーはヒロインか。
でも、DVDパッケージはエミリー・デ・レイビンの方が目立ってます。)


でも、ノア・セガンって
「LOOPER/ルーパー」でキッド・ブルーを
演じていた俳優ですね。

そうかそうか。

キッド・ブルーは好きです。
もっと活躍して欲しかったくらいです。

すみません

話が脇に逸れてしまいました。

そんなDVDですが
まずはざっくりとしたストーリーを

舞台は南カリフォルニア郊外のサンクレメンテ高校。
3ヶ月前に一方的に別れを切り出してきた
元カノのエミリー(エミリー・デ・レイヴィン)から
助けを求められた孤高の少年ブレンダン(レヴィット)。
2日間全力を尽くし奔走したにも係らず
エミリーは帰らぬ人に。
ブレンダンはエミリーが最後に電話で残した
「悪いブリックを
でもフリスコのために
ピンが私のせいに…
お願い。助けて
私 きっとタグに…。」
という謎の言葉を解明し
ことの真相を見極めるため

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どうやらこれが「消された暗号」らしいです。

友人のブレイン(マット・オリアリー)のバックアップの元

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どうしてそこまでブレンダンに協力的なのかそちらの方が謎なブレイン。

高校内に潜む麻薬取引の全貌と対峙する。


というなかなか硬派なストーリー。

これまでの
ジョックス(アメフトのキャプテンとかやっている嫌味な体育系男子のこと)
やら
クイーン・ビー(チアガールのリーダーとかやっている高飛車な女生徒のこと)
やら
ギーク(アメリカの野比のび太のこと)
が入り乱れて恋やHやいじめや
来るべきプロムパーティーに大いに悩む
(本作はアメリカ映画なので学生の本分=学問については特に悩みません)
アメリカ学園ものとは一線を画しています。

確かにこの映画にも
ジョックスなブラッド(ブライアン・ホワイト)
クイーン・ビーなローラ(ノラ・ゼヘットナー)
ギークなブレンダン
ブレインはブレイン
と云ったド定番の役回りが存在し
学園のヒエラルキー上位者がお気に入りだけを集めて開く
パーティシーンも出てきます。

出てきますが
ヘラヘラしたところが一切ないバリバリのハードボイルドです。

校内では誰ともつるむことなく
ランチも校舎裏で一人弁当のブレンダン。
見た目も見た目なので、
一見、はぶられているように見えますが、
彼自身が周りから自主的に距離を置いており
彼の立場を利用しようとする学校側(副校長)に
脅されても媚びることがありません。
沈着冷静で頭も回り
実際、見た目とは違い
運動神経もよくケンカのやり方を知っています。

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それと「先手必勝」がケンカに勝つ秘訣です。

そんな主人公が
自分のことをこっぴどく振った彼女のため
身を窶して奔走しているのですから

カッコいいに決まっているじゃないですか。

と云う監督の鼻息荒い声が聞こえてきそうです。

でも、その性格のせいでエミリーに
振られたんですよね、監督?

ブレンダンに高校時代の甘酸っぱい理想を
ぶっこんでいる割にはドSですよね、監督?

なんかもう途中からの展開が
「ブレンダンの殴られ日記」みたいになってきてるんですけど
大丈夫ですか、監督?

あ、ちなみにこの映画の監督は
「LOOPER」のライアン・ジョンソン監督です。

そんな監督の性癖のせいか
時間の経過とともに傷ついていくブレンダン。

だからでしょうか?
映画なんぞは台本の順番に撮影するわけではありませんので
勢い余ってまだ一発も殴られていないうちから
ブレンダンの頬に色がついている
なんてことも。

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このミスのおかげでこの後ブレンダンが殴られることがネタバレしてしまいます。

そういうミスがあるものの
ストーリーの経過とともに
肉体的にも精神的にも痛めつけられていく様を
映画は克明に追っていきます。

そして、そんな姿が似合いすぎるほど似合っている
ジョセフ・ゴードン=レヴィット。

それは、カメラも舐めるようにして撮りますわ。

まずは、高校の駐車場でエミリーが生前親しかった
危険な香りがプンプンする女子高生ローラに近づき
彼女とお付き合いしているブラッドと殴り合い。

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なんでブラッドがブレンダンにつっかかるのかは不明です。(たぶん監督の趣味)

この時点で鼻骨と右の拳を負傷。
結構相手のパンチも受けているので膝にも来ています。

その直後、ブレインに電話連絡中に
高校内で麻薬を取り締まっている
親玉キングピン(推定年齢26歳)

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高校生相手に商売してます。儲かってます。

の用心棒タグに襲われ
こんなことに。

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でも、こんなのまだまだ序の口です。

タグはなにかあればすぐ腕に物を云わすタイプの男なので
余計なことを穿り返して探っているようなブレンダンは
この後も再三タグに襲われます。

目と目とが合うたびに追っかけてきては

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凄い勢いで駆けつけてくるタグの様子に眼鏡をケースにしまい臨戦態勢なブレンダン。

やっぱり殴られてしまいます。
しかも顔を狙ってくるのでブラッドより凶悪です。


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対ダグ戦はほぼやられっぱなしです。これも手の内なのでしょうか?

遂には、車で轢かれそうになりますが、
かえって度胸試しの効果が出て

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こういう場合は下手に動かないほうが賢いのです。(但し、フィクション限定)

タグの紹介でキングピンに引き合わせてもらうことになります。

と云っても背後ではずっとダグの目が光っています。

ですのでちょっとピンを挑発をすると
あっという間にタグに床に押し倒され首を絞められる
なんてことに。

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身体を張りすぎるぞ、ブレンダン。

で、ここで始めて意識を失います、ブレンダン。

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ブレンダンが意識を戻すまでずっと寝顔見ていたんか、ピンとダグは。

日本だったら親が学校側を訴えるレベルの危険度です。

しかし、
そんな暴力と犯罪に塗れた高校生活を送っている彼らに
どういうわけか家族が介入してくることはありません。

せいぜい出てくるのがピンの母親ぐらい。
そのほかの親は全員あれか?ネグレクトか?

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え?でも、この人主要人物で唯一成人ですよね?

親の与り知らないところで
危険な世界に飛び込んでいく高校生たち。

シビアですね。
「シュアリー・サムデイ」を撮った小栗なんとかという監督に
この映画見て欲しいくらいですね。

翌日にはブレンダン、ナイフを持った男に校内で襲われ
右上腕をスパっと切りつけられます。

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首に締められた痕が残っています。

副校長がいろいろと裏で画策している割には
防犯対策にいまひとつ欠けている学校施設。
そんなんだからヘロインの巣窟になるのでしょう。

タグに首を絞められたのが効いたのか
その頃からやたら咳き込みはじめ
明らかに体調が悪くなっているブレンダンでしたが、
一向に捜査の手を緩めることはありません。

エミリーに係るいろいろな相手との約束ができ
いろいろ余裕がなくなった中
まずは、休む間もなくピンの家に忍び込み家捜しです。

そこでまたタグに鉢合わせ。

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で、また首を絞められました。

しかし、その後はピンの秘密主義に
ただならぬ不満を抱えているタグを懐柔することに成功。

それもつかの間
今度は身体の方が持たず路上で意識を失ってしまい

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監督の思惑通り(?)にどんどん弱っていくブレンダン。

目覚めても満足に歩けないような状態に。

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ジョンソン監督はレヴィットが弱っていく様を撮るのが好きだな!

殆ど立ってもいられない身体で
エミリーが最後につきあっていたドードに逢いに行き

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ここでも地面に崩れ落ちるブレンダン。ほんと好きだな、監督!

エミリーについて衝撃の事実を知ることに。

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ここで肉体ばかりか心まで殴られるブレンダン。もうやめてあげて、監督!

その後、エミリーの死と
ピンの手許から奪われた麻薬「ブリック」を巡って
ブレンダンを陥れようとしたドードがタグに射殺されたり
それがきっかけでタグとピンが決裂して
大変なことになったりしますが、

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切り裂かれたジャケットをビニールテープで修繕しているのがいかにも高校生。

肉体的にはもうボロボロなブレンダンは
もはや頭を働かすだけで特に活躍はしません。

意識を失っている時間の方が多くなります。

そして、全ての真実が明らかに。

だからと云ってブレンダンが救われることはなく
むしろ、気持ちはどん底です。

なにしろ監督がドSだからそういう結末は当然かと。

ところで、体力的にも精神的にもへとへとになっている
ブレンダンをヒロインのローラが慰め
そこから2人が抱き合うというという流れが
終盤にあるのですが、

ドS監督が特に示唆するまでもなく

ジョセフ・ゴードン=レヴィットって攻受で云ったら
「受」ですよね。

この場合、腐的なものではなく
「攻」は同性ではなく女の子ということになりますが、

こんな顔して苦しまれたら

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これはあれですね。「誘い受」って奴ですね。

そりゃ襲うでしょうよ、女子なら。
襲い掛かるでしょう。

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ジョンソン監督作品ではキスするのは常に女の方から。

もう
ライアン・ジョンソン監督ったら、怖いわ!




…正しくはそこまで深読みする私が怖いだけです。
はい、判っております。自分でも。



もちろん、ライアン・ジョンソン監督は
真摯に映画を撮っているだけです。

特典の「未公開映像」を見ると
サンダンス映画祭出品のため
監督がどれだけ苦労したのか
ひしひしと感じられます。

感じられるだけに
こんな要領の得ないレビューで申し訳ございません。



 
 
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