2013/2/14

何かと疲れる毎日にロマンを  MOVIE

本日の映画は
まずは予告篇から。



これさえお見せすれば
もはやストーリーをくどくど紹介することはありません。

ネタバレしない程度の情報が全て予告編に詰まっています。

それでも一応補足しておきますと
主人公の
鈴木一郎(仮名。本名は入陶大威(いりすたけきみ))君

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鈴木一郎より本名の方が変ネーム過ぎて「ふざけやがって(茶屋刑事談)」ですね。

は、先天的に感情や意思を持たない代わりに
後天的に一度目にしたもの耳にしたものは知識として
全て頭の中に記憶できる能力を持つ青年。


そんな彼を幼い頃に
診療した町医者がこう命名しました。

「恐るべき能力だった。私は彼を『脳男』と名づけたよ。」

…って、何そのネーミングセンス?!(゚Д゚il!)
もっとましなの、なかったの?

しかし、それがそのまま
原作の小説と映画のタイトルになりました。

というわけで
本日、シネコンで見てきた映画は

「脳男」

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です。

これ…本来の私なら
まず見ようとすら思わない類の映画なんですけどね。

もうタイトルがちっとも誘ってこないんですもの。

それに…

なにせ主演は「脳男」ならぬ「鼻男」の生田斗真君ですし、

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こんな格好をしていてもまず鼻に目が行ってしまう生田君。(さすがにそれはないか)

なんでもまたこの映画にも
染谷将太×二階堂ふみマルチェロ・マストロヤンニ賞コンビ
が出ているって云うじゃないですか。

で、脇を固めるのが
江口洋介、松雪泰子ときていて

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刑事としてはいろいろと失格な茶屋刑事(江口)

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茶屋があまりに無能なので自ら捜査することになる鷲谷精神科医(松雪)

先々週から先週に渡って
日テレ系のバラエティは生田&江口ジャックですよ。
もうキャストだけでお腹いっぱいですって。

特に「江口洋介が刑事役」なんて
ここ2ヶ月ほどで
フジテレビ系スペシャルドラマ「再会」
テレビ朝日開局55周年記念黒澤明ドラマスペシャル「野良犬」
で2回も見せられてもういいちゅうねん!
「はみだし刑事役(しかも使えそうで使えない刑事)と云えば江口」
みたいな扱いの江口洋介が気の毒ですよ。

しかもこれ、あろうことか
日本テレビ放送網開局60周年
日活創立100周年記念作品なのです。

どういうわけか私の中では
「○○周年記念作品」にはろくな映画がない
という印象があるのですが、……大丈夫か、これ?

いや、偏見とは判ってはいるんですけどね。


と云ういくつかの理由から
あわよくばDVDで見ることがあっても
公開1週目に劇場で見ることはないだろうな
と思っていました、この映画。

しかし、見なくてはならないので
この目で見て確かめなくてはならないのです。

何故ならこの映画
協力:富山県」。

はい、来ました、ロケ地が地元。
しかも全面協力。

道理で宣伝に力が入っているわけです。
予告編なんてどれだけ前から上映されていたことか…。

そんな我が地元が映画のロケ地に択ばれた理由が
瀧本智行監督曰く

「爆破とアクションは映画の華だが、最近ではなかなかできなくなった。いろいろなことを鷹揚に受け入れてくれた富山のお陰です。」

なので

いたるところで
いたるものが
ここぞとばかりに爆破!

バスも

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このシーンは富山県で撮りました。(とやま健康パーク)

道路も

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このシーンも富山県で撮りました。(臨港道路)

病院も、爆破します。

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これも富山県です。(旧氷見市民病院)

無論このどれもがCGではありません。
CGと思って見るとそう見えなくもありませんが
本物です。

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ええ、全部富山県です。

監督もこう仰っています。
「爆破シーンの撮影のため、6車線の道路を3日間封鎖していただいた。」
と。

おかげさまで
富山大空襲(1945年)以来67年ぶりに
我が県が爆心地となったのではないでしょうか。

なお、公開直前、監督との対談で
石井富山県知事が
「これを機会にもっと違う映画も撮っていただければ……」
と仰っていましたが、
後期高齢者に当たる知事にとっては
確かに刺激が強すぎますね、この映画。

こんな富山の至るところで(映画的には東京)
爆弾テロを起こしているのが
警察に確保された鈴木一郎ではなく
二階堂ふみ演じるところの緑川紀子

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身長157cm、この映画のため体重減らしました。首絞められて失神もしました。

ということが後々判明するのですが、
これだけのことをしでかすには
余計な設定を差し引いても体力的に無理があるような…。

富山の主婦なら朝飯前な
「こしひかり」30kg担ぐことでも無理なような…。

…。

それをツッコむと
他のところまで手を出さなければならなくなるので
今のはひとまずなかったことにしてください。

改めて

この映画は
鈴木一郎と緑川紀子という
感情を持たず罪悪感なく人を殺せる
ワイドショーで云うところの
「同じ人間とは思えない」2人の対決を
中心に描いているのですが

それについてつくづく思い知らされることは

いやあ、持つべきものは
莫大な遺産を残してくれる身寄りってことですね。

片や大富豪の祖父と云う存在があり
片や両親が莫大な遺産を残している
とよく似た境遇の鈴木一郎と緑川紀子。

こういう設定がうっかりダブってしまうのは
とりあえず
金持ちの身寄りさえいれば
後は何とかなる
ということなのでしょう。

この映画では
そういう境遇にある人物が1人、リアルにいます。

それが茶屋刑事と組んでいる新米刑事(でも3年組んでる)の
広野刑事(大和田健介)です。

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画像を探したら生田君に後ろから抱かれているこんなのしか見つかりませんでした。

広野刑事は
最初に緑川のアジトに押し込んだ時
爆風で倉庫の2階からドアとともに吹き飛ばされ
勢い余って地面に叩きつけられているのに
その日のうちに現場復帰させられるような
ジョン・マクレーン並みについていない刑事です。

普通ならばこれだけ痛い目に遭っているのですから
コンビを組む刑事が
「お前、今日は休め。」
と、労いの言葉ぐらいかけそうなものですが、
残念なことにこの子の相棒は江口洋介なので
そこまで気が利いておらず
以降もこき使われるやら
3年も組んでいるのに名前も覚えてもらえないやら
そうしているうちにまたもや爆風で吹き飛ばされるやら…。

散々な目に遭うコメディリリーフ的存在の
広野刑事ですが、演じているのは
俳優・大和田伸也の息子です。

以前見た「行け!男子高校演劇部」と云う映画にも
大和田伸也の息子なる人物が登場していましたが
こちらはリアル大和田伸也の息子です。

「野良犬」で江口洋介が共演した柄本佑が
父も母も弟も嫁も俳優であるように
彼もまた父も母も兄も
さらには叔父も叔母も従姉も俳優と云う芸能一家。

いやはや、持つべきものは「親」ですね。

「親」と云えば、
映画の性質上観客は
「死んだ目をした」「まばたきをしない」鈴木一郎や
「眉のない」緑川紀子の表情や演技に
恐れ戦かなくてはならないのでしょうが、
それよりも
この映画に出てくる2人の「母親」が怖すぎる
と、私は思います。

特に山崎ハコさんが演じる「母親」は
ただ面会室の椅子に背中を丸めて座っているだけなのに
その姿たるや
ぞっとするほど怖かったんですけど…。

そんなこんなで県知事も内心眉をひそめているのではないかと
邪推してしまう「脳男」。

しかし、この映画決して嫌いではありません。


OPでのタイトルの表示と
生田斗真の顔のアップに
血のような赤で書かれた「脳男」の文字がかぶさる
あのラストシーンは

深々と「監督、GJ!」です。

あそこだけで私はこの映画に3000点ですね。

この瞬間のために2時間分の編集作業頑張ってきた!
って感じがします。

映画撮ったからには
最後はこう終わりたいよね。うんうん。

結論といたしましては
監督が往年の市川準監督張りに
生田斗真をただただ美しく見せるために撮ったような映画です。

なので美しい生田斗真に癒されたい(…。)は
源氏物語 千年の謎」や「僕らがいた」よりは
こちらを断然お薦めいたします。








 





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