2013/1/8

忘れないで どんな時も きっとそばにいるから  MOVIE

本日の映画は

顔を見ても
その表情の識別が出来ず
誰の顔か解らず
個人の識別が出来なくなる
という脳の障害「相貌失認」を扱った
「フェイシズ」

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という映画です。

私自身、
年少の頃は
外国人の顔は全て同じに見え、判別がつかなかったり
高校1年を過ぎたあたりから
クラスメイトの半分(というか男子)の
顔と名前が記憶できない(女子はできる)
という人生を歩んできたので
到底他人事とは思えません。

とにかく人の顔と名前の記憶と一致が
上手くできないのです。

この映画の主人公のように
事故でそういう疾患にかかったのならまだしも
生まれつきのようなので誰にも相談できず困ったものです。

ですので、このブログで時々
何度も他の映画で見ているはずの俳優さんや女優さんを
「この俳優さん、今まで知らなかったけども…」
などと始めて見たような表記をしているのはそのためです。
中村蒼君を顎で識別したり
松阪桃李君を右頬のほくろで識別しなくてはならないのも
そのためです。


さて、私のことはここまでにして
この映画のストーリーですが

 




主人公の
アンナ・マーチャント(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は
いまだ独身とは云え
経済力のある恋人ブライスや

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今後これ以上の優良物件は早々手に入るまいと思われる、そんな彼氏。

フランシーンやニーナと云った同じ独身の親友

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夜な夜なクラブに行っては男漁りを楽しむ、そんな飲み友達。

にも恵まれ
仕事面でも充実した日々を送っていました。

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児童からは慕われ保護者からの信頼も厚い、そんな小学校教師。


…ちょっとむかつきますね。


しかし、そんな幸せは長く続きません。
続いていたら映画にはなりません。

その頃、彼女の住むイーストエンドでは
通称「涙のジャック」と云う連続殺人犯が
朝のニュースを独占中。

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「涙のジャック」についてはこの程度の情報しか出てきません。

まあ、そんなこと私には関係ないわ
と、いつものように
親友2人とクラブで遊んだ帰り道
アンナは偶然「涙のジャック」の殺人現場を目撃してしまいます。
おりしも最悪のタイミングで携帯電話の着信音が!
ジャックに気づかれ逃げるアンナ。
剃刀を片手に追うジャック。
橋上で揉みあう内にアンナは川へと真っ逆さま。
その時、後頭部を橋のパイプで強打したものの
発見が早かったため命だけは取り留めることができました。

ところが、昏睡状態から目覚めてみると、
ブライスや友人たちの顔が
見たこともない他人のものに…。

そればかりか、
廊下を歩く看護師の顔が全員同じ顔にしか見えず
パニック状態になるアンナ。

なんと、アンナは、事故が原因で
「相貌失認」となっていたのです。

精神科医の説明によりますと
人間は自分の顔や他人の顔を見る際
一瞬にして自分の記憶している誰かの顔を照らし合わせて
その記憶を元にはじめて人の顔を認識するのだそうです。

アンナはその機能を司る側頭葉の一部を破損したため
人の顔を認識できなくなってしまったのです。

ですので、鏡に映った自分の顔も
他人の顔に見えてしまいますし

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目と云うものは意外と当てにならんようです。

それが写真であっても
以前とは違う写真になってしまうのです。

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いや、これは顔だけじゃなく表情も違うよね?


なかでもアンナと最も近しい関係にあるブライスは
しょっちゅう顔が変わって登場してきます。

逢う度に顔の違うブライスに困惑するアンナ。
そして、私。

そう、映画の中では演じる俳優さんを変えて
顔が変わっていると云う表現をされているのですが、
先の述べたように顔と名前を記憶できない私には
その違いが判らないのです。

「髪型が同じなら大体全部同じ人」です。

さっきのブライスが今のブライスと
同じ人なのか違う人なのか
記憶できないのです。

そもそもこの人、主人公の恋人にしては
どうも第一印象が良くありません。

なんか、俺第一主義っぽいのです。

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って何様?しかも世話と云ってもネクタイ締めてもらうだけ。

事故後、困惑するアンナに付き添って
精神科医の診察を受けた時も
帰宅するや
「たったあれだけの診察に20ドルも取られた」
と、煩い煩い。

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自宅に着くなり金の話はないだろよ。

で、問題。

上記の2枚の画像のブライスさん
「世話しろ」の画像は、事故前
その次の画像は事故後なんですけど
本当に違う俳優さんなんですか?

…判らない!!
判別できない!!
これ、ひょっとしてアンナより私の方がヤバくないか?!

ただ、後半になると
ダミー俳優さんの選抜も雑になるのか

事故直後はこうだったのに

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この段階では私には判別できず、アンナが何故驚いているのか判りませんでした。

アンナが顔ではなく別の個性(ブライスの場合はネクタイ)で
ブライスを認識するようになってからは

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これはちょっと微妙。

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流石にここまで違うと判ります。…って、ヘアースタイルから違ってない?!

ここまで来ると私でも大丈夫。

しかし、このぐらいかけ離れていないと判らないのは
ちょっと問題ではなかろうか?
私的にも映画的にも。

たとえば、
ミラ・ジョヴォヴィッチのように
何回も映画でお顔を拝見している
「自分の記憶している俳優」なら
まだ判別もつくのでしょうが、
マイケル・シャンクス(ブライス役の俳優)
っていったい誰よ?

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4つともマイケル・シャンクス。…ヤベっ、いよいよ判別が怪しくなってきた。

と云った俳優さんのため、
もはや画像を並べてみないことには判別は無理。
同じ人と云われれば同じ人に見えるし
違うと云われれば違っているようにも見えるのです。

まあ、それはさておき
物語は事故の後遺症で
目撃した「涙のジャック」の顔すら
記憶・判別できなくなったアンナに
これ幸いとジャックがやたら接触してくるようになり
そのせいでアンナが精神的に追い詰められ行く様子が
見せ場となっております。

病気が治らないことからの将来への不安と
いつ犯人に襲われるか判らない恐怖で
心休まることのないアンナは、
セカンドオピニオンを受けた
精神科医から

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わりと適当なことしか云わない精神科医。

「1つぐらいは記憶に残る顔があるかもしれない」
と云う助言を貰います。

やがて、「涙のジャック」事件を担当する
ケレスト刑事の顔だけが
他の顔に変わる事が無いことに気がつくアンナ。

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この人も第一印象はあまりよろしくありません。

一人だけ顔が変わらないことで
アンナにしてみれば
「特別な人」へとレベルアップするケレスト刑事。

精神科医の助言が効いていますね。

片や、観客にとっては、
「ただの刑事」から一気に
「怪しい人(別名:容疑者)」へとレベルダウン。

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この映像も伏線か?!

そして、アンナにとっての
ナンバー1ではないオンリー1ができた途端
用済みになる人がいます。

そう、ブライスです。

彼を失いたくない一心で
病気が治ったふりをしていたアンナでしたが
ちょっとしたミスで嘘がばれてしまい
ブライスを怒らせてしまいます。

その隙をついて
身柄保護を理由にアンナをコーベル島に連れ出すケレスト刑事。

そして、急速に距離を縮める2人。

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アンナ、尻、軽ぅ!!

一夜、ベッドを共にした翌日
なぜか徐に剃刀を取り出すケレスト刑事。

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ちなみにジャックの凶器も剃刀です。

その傍らで何も知らず眠り続けるアンナ。

はたして彼女の運命は?

と、観客がひやひやしたところで意外な真実が…。
このわざとらしい剃刀シーンもまた
事件解決までの伏線となっております。

このようなストーリーの場合、
観客にとってもっとも気にかかるのは
「涙のジャック」の正体は誰か?
その一点にかかっている
と断言してもよろしいでしょう。

ところが、この映画、
キャスティングに余計なお金をかけたくなかったのか
それとも、ジョボビッチのギャラが予想外に高額だったのか
エンドロールに役名が表記されるような主要登場人物は
アンナを含め女性が4名男性3名計6名しかおらず
そうなるとおのずと
「ジャックが誰か?」という問題の解答選択肢は
男性である
@ブライス
Aケレスト刑事
B同じくジャック事件を担当しているプロファイラーのラニヨン
の3択に限られてしまい
そうなると
作り手としては観客の推理を攪乱するため
いろいろミスリードを仕掛けるしかありません。

だからと云って
ミスリードに力入れすぎ!

しかも、ジャック本人には
疑いがかからないようという配慮からか
ミスリードが他の2人の身辺に集中しすぎて
「…おいおい、そんなんじゃ却って
残り1名が怪しいだろうよ」
となってしまいがち。

おまけに前半はアンナの「相貌失認」に
後半はジャックの正体へのミスリードに
力を入れているため
肝心の「涙のジャック」事件についての
説明が非常に曖昧模糊になっているのです。

最初に朝のワイドショーでちょっと触れるのと
新聞記事が画面に映るくらいで
どんな規模の事件だったのか

よく解らない…のです。

それってどうなの?

とりあえず、
ミスリードと伏線をがふんだんに盛り込まれており
そういうサスペンスがお好きな方にはお薦めかも。

ただ、いろいろ「がっかり」するところも
ございますので、無理にはお薦めいたしません。


 




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