2012/9/30

人類は皆兄弟。しかるによって人類は皆近親相姦。  MOVIE

レンタルDVD店の
適当な棚から
適当なDVDを
適当な理由で
チョイスし借りてみる第2弾。

本日の映画は
「ゴッド・イン・ニュヨーク」と云う映画です。

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この映画のセールスポイントはただ1つ。


マーティン・スコッセッシ監督大絶賛!!

映画祭の席上で「ブリリアント!」と叫んだとか叫ばなかったとか。


キャスト、スタッフ全て知らない人。
つまりはこれはれっきとしたインディーズ映画です。
人種のサラダボウル、
ニューヨークだからこそ撮れた作品と云ってもいいでしょう。


物語はこんなふう。

ニューヨークにある留置所にぶち込まれた
人種も職業も年齢も生活環境も信仰する宗教も違う8人の男たち。
最初はそれぞれの殻に閉じこもり沈黙を続けていた男たちも
時間が立つにつれ、周りとの接触を持ち始めるが、
ちょっとした意見の食い違いや
背負っている民族の歴史から
たちまちにして小競り合いが始まってしまう。
そんな彼らを神と名乗るホームレスがいさめるのだが…。


この「世界が100人の村だったら」の
留置所版のような脚本を
それなりのスターを使って
それなりのマーティン・スコッセッシ監督が撮ったら
かなり面白い映画になったのでは…
と云う想像に難くない作品です。

でも、まあ、映画より舞台で見たくなる脚本なので
この程度の規模が分相応な感じもしないでないですが。

一晩同じ留置所に放り込まれるのは
この方々。

売春容疑のユダヤ人
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髪型クルクルの人。常に怒ってる。

麻薬不法所持のイギリス人と東洋人の2人
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2人は仲良し。

タクシー運転手のアラブ人と彼から暴行を受けた黒人とプエルトリコ人
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むしろ黒人とプエルトリコ人は被害者。アラブ人も常に怒ってる。

恐喝容疑の白人2人
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似た者同士。この2人もだいたい怒ってる。

そして、神
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神と云うよりどちらかと云うと地縛霊。

繰り返すようですが、
パッとしないというか
華のない俳優さんばかりなので
どうも食いつきが悪くなってしまうのは確か。


アメリカ、特にニューヨークが「人種の坩堝」と呼ばれたのは
昔のこと。(私は学校の教科書では「坩堝」と習いました。)

実際のニューヨークでは
確かに多種多様な人種・民族が暮らしているものの
「共に」暮らすのではなく、
人種・民族ごとにコミュニティーを作り
「別々に」暮らしているそうです。

そんなことは他の映画を見てても学習できることでしょうが、
このような形で描いた映画は他に見たことがありません。
そういう意味においては、
スコッセッシ監督が絶賛するのも判ります。

敵対する生活習慣や宗教を持ち
互いの文化や歴史、価値観に違和感や優劣感を持つからこそ
敢えて普段はお互い近づくことを避けていた8人が
期せずして狭い部屋に閉じ込められ
相手を意識せざる負えない状況に追い込まれて行く様は
アクション映画とはまた違うスリルがあります。

「ブリリアント!」と絶賛するくらいですので
スコッセッシ監督、名のあるスターを集めて
リメイクしてくれないでしょうか?

なかでもお気に入りは
この終始ギズギズしている8人の中では
借りてきた猫のように大人しめな
イギリス人と東洋人(留置所では韓国人と思われている)の
2人の友情ストーリー。

幼年期のトラウマからか
性癖に難があり、
それをずっとひた隠しにしてきた東洋人。
公道で連れションする仲のイギリス人の友人にさえ
打ち明けられなかった秘密を
つい感情にまかせてぶちまけてしまうのですが

その後のイギリス人の反応が

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凄くいい人なイギリス人。

なんていい人!

他人の価値観もちゃんと尊重するそんなイギリス人なのに
東洋人とは違う意味で女性とは縁がありません。

そう、イギリスでもアメリカでも日本と同様
「いい人」はモテないのです。
報われないのです。

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それどころか「キモい奴」と云った感じで遠ざけられているのです。

落ち込んでいる友人を慰める時に
わざわざ相手の視線より下になるよう
身体を低くして話を聞いてあげるという
(紳士だよ!流石、イギリス人、紳士の国の人だよ!)
そんな心遣いまで持っているような好青年なのに、何故?!

ま、たしかに見た目がちょっと…てのはあるかもしれませんが。

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でも、いい人なイギリス人。

そんな薄情な女性どもなんてもうどうでもいいよ!

この2人を見ていると、腐女子でなくとも

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しないけども。

って云いたくなっちゃいますね。

どうやら、この8人のなかで
彼ら2人は移民というわけではなく
ビジネスでニューヨークに訪れているだけなのか
比較的、この留置所の中では
他人とぶつかることはありませんし、
ぶつかった場合、正しい対処をしようと心がけています。
それだけでも好感が持てていたので
さらに高感度UPですよ。

それだけにもう少し華のある
いや、華がなくても
好感のもてるお顔立ち(もったいぶらずイケメンと云えよ)なら…。
 
と、思ってしまうから
結局私もこのイギリス人を恋愛対象としない女どもと同じなんですよね。

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