2012/9/26

抱かれてるのは確かにおれだけど、抱いてるおれはいったい誰だろう  MOVIE

ひさしぶりに「よく判らない映画」を見てしまいました。

「板尾創路の月光ノ仮面」

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という映画です。

パッケージ画像でもお判りのように
世間的に広まっているタイトルは「月光ノ仮面」ですが、
「板尾創路の」をつけたのは
偏に板尾創路ありきの作品だと感じたからです。

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主題曲は懐かしの「キイハンター メインテーマ」

これがどういう映画なのか、
実は理解できていません。
できていないので当然のことながら感想は書けません。

ただ、判らないなら判らないなりに
板尾創路が撮ったという事実だけで
映画として成立しているように見えてしまいます。

良く判らないけど
それは私が判らないだけで
実はこれはとんでもなく深い意味を持つ話じゃないか
と、勝手に深読みしてしまうようなのです。

私が板尾創路と芸人さんを知ったのは
今から25年ほど前
ダウンタウンがパーソナリティーをやっていた
MBSラジオ「ヤングタウン」で
準レギュラーとして出演してた頃からですが
(ラジオなので1年ほどどんな顔をしているか知りませんでした。)
その頃から既に板尾創路はほかの誰とも違う特殊な立ち位置に
いたような気がします。

「板尾創路、おもろい」と云えば、
なんとなく周りから「お笑いの通」と思われるようなそんな存在。


…かな?
自信はありませんが。


ただ、可笑しなもので
この映画を例えば松本人志が撮ったとすれば
また評価が違ったように思えます。

どうもね、
松本人志は叩けるけど板尾創路は下手に叩けない
みたいなそういう感じ…?
 



…かな?
自信はありませんが。





粗筋を自分で起こす自信もないので

「goo映画」様から引っ張ってきました。
もう、無精が身についちゃってごめんなさい(>_<)>

終戦から2年が経った昭和22年。ボロボロの軍服を身に付けたひとりの男がふらりと町に現れる。彼はいきなり寄席小屋に入り、高座に上がったものだから、噺家たちにつまみ出されてしまう。実はこの男の正体は、人気実力ともに認められた落語家・森乃家うさぎといい、戦争で傷を負い記憶を失くしたため、顔面を包帯でぐるぐる巻きにしていたのだ。かすかな記憶を辿るように、彼は得意としていた題目“粗忽長屋”をつぶやく……。


のっけからラストシーンのネタバレしちゃいます。

お笑い出身の監督や
「お笑い」を舞台とした映画によく見られるのが、
劇中の「漫才」や「コント」のシーンで
面白いとは思えないことで大笑いしているお客の姿。

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何がそんなにおかしいのかさっぱり判らない。


劇中での観客が爆笑すればするほど
どんどん映画を見ているこちらが冷めてしまう
って奴ですね。

この映画でもそういうシーンがあります。
しかもクライマックスで。

で、この人たち何にそんな笑っているかと云いますと
高座に上がったこの噺家さんの姿を見て
大爆笑しているのです。

噺家さんが手にしているのはマシンガンで
これを客席に向かってぶっぱなします。

その様子を笑っているのです、お客さんは。

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いや、笑うところですよ。ここが笑うところですよ!

このシーンは
私の好きで好きで大好きな市川準監督の「たどんとちくわ」の
「ちくわ」篇に似ています。

聞くところによると監督はここのシーンを撮りたくて
この映画を撮ったそうです。

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爆笑し拍手喝采しながら撃ち殺されていく観客。

確かにシュールな絵図らですが、爆笑するほどのことか?
と、見ていて気持ちがどんどん冷めるばかり。
ごめん、私はクスリともきませんでした。

そもそも、この映画笑えるところがありません。

でも、良いのです。
これはあの板尾創路の映画だから。

って納得させられちゃうから狡いよなあ…。

とは云うものの
まあ、この映画はやはり
平田満です。

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悠然と煙管を吸う満。

誰がなんと云おうと平田満です。

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黙々と人力車を牽く満。

どう考えても何をしにこの映画に出てきたのか
最後まで判りませんが
とにかく平田満です。

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いかなるときも底知れない満。

ただ、
平田満さんはじめ、六角精児さんや根岸季衣さんといった
非常に味のある俳優さんを惜しみなく使っている一方で
反面、「なんでこの人を…」という方々も…。

ストーリーに更なるシュールさを加味するドクター中松とか。

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都知事選以来久しぶりに見ました。

特に宮迫博之は吉本だからの友情出演(?)なんでしょうが

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カラテカ矢部ぐらいの知名度の出演で押さえておいてほしかったです、はい。

いらんなあ…(個人的な感想です、はい。)
吉本からのけスティングは極力避けてはいると思うのですが
木村祐一はまだしも…。

とにもかくにも人選が玉石混交なんですよね。


そもそも、誰もが思うことでしょうが
この2人を見間違えること自体在りえないのですが

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そんなことよりこの2人寝るときはいつも布団を並べて寝ているのは何故?

最初に人違いしてしまう粗忽者のお嬢さん(石原さとみ)より

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戦死した婚約者恋しさのあまりとは云え、かなり無理がある。

遊女のお姉さんの方がどんどんいい女に見えてくるから
摩訶不思議。

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結局この遊女も何をしに出てきたのか?でも、大活躍します。

映画の中だけでなく
見ているこちらも不条理化していく粗忽な映画。

返す返すもこの映画、板尾創路ブランドでなければ
どんな評価が下ったか
見てみたいです、切実に。

 
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2012/10/3  12:28

投稿者:あゆか

せー吉様

吉本と云うバックがあるからこそ、これだけの演技派キャストを揃えてこういった実験的映画を撮れてしまう日本映画界は世界から見るとかなり特殊なのかもしれません。

そういう映画体験ができる私たちは意外と恵まれているのかも…。

2012/10/3  2:28

投稿者:せー吉

松っちゃんの「大日本人」で映画に関しては見切りをつけたので、笑いのセンスが同類の板尾作品には手を出しておりません、やはり万人受けしにくい作品みたいですね。

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