2012/9/26

子供は父母の行為を映す鏡である。  MOVIE

本日のDVDは
「カサンドラズ・ドリーム 夢と犯罪」

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と云う映画です。

TSUTAYAでたまたまDVDを手にとって
パッケージのユアン・マクレガーとヨットの写真を見た瞬間
この映画のことがふっと記憶の奥から蘇りました。

あ…これってたしかあの映画じゃ…。

でも、公開時は違うタイトルでしたよね。

そのタイトルのせいで見送りにしていた
というか、いままで記憶から消し去っておりました。

たしかこの作品をはじめて知ったのは2年前の夏の事。

地元のミニシアター系映画館に
「フィリップ、君を愛してる」(←何度もレビューしようとしてそのたび玉砕している映画)
を見に行ったところ
本編前に流れたのがこの作品の予告編でした。
同じユアン・マクレガーが主演だったので
ここたげはしっかり覚えています。

どうやら
「ある低所得者の兄弟が分不相応にもヨットを購入し
そのため犯罪に巻き込まれ、最終的には身を持ち崩していく。」
と云った破滅型ストーリーのようで
「これは面白そう」とは思いつつ、
タイトルが
「ウディ・アレンの夢と犯罪」だったので見送ったという…。

ええ、ええ、そうなのです。

私、どういうわけか昔から
ウディ・アレン監督と
ロバート・アルトマン監督とは
そりが合わないのです。

もちろん、本人とではなく(当たり前だ)
あくまで作品に限ってのことですが
「いい映画」であることまではおぼろげながら判っても
どこが面白いのか良く判らないのです。

しかし、今回改めてDVDを見ると
ユアン・マクレガーと兄弟役を演じているのは
あれれれ?
コリン・ファレルじゃないですか!

そうだったのかい!

公開当時は
コリン・ファレルと云う俳優は常識の範囲として
名前と顔は知っていても
(単なる眉毛としか認識されていなかった)
まだ我が心のデータベースには
登録されていなかったので
予告編を見たときには(そして今の今まで)
コリン・ファレル、全然頭に入っていませんでした。

そっか…共演はコリン・ファレルだったのか…。

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だったら見るよ!見ますとも!

主演:ユアン・マクレガー&コリン・ファレル
ジャンル:兄弟モノ
となると
監督:ウディ・アレン
を差し引いてもこれは見る価値がありますな。

ということでその場で借りてきました、DVD。

でも、コリン・ファレルの映画なので
できればブログでうだうだ何かを書き付けるのは
極力、避けたいところ
というのが本音です。
 
 

映画を見通しての感想は

あれ?ウディ・アレンの映画ってこんなんだったっけ?

と、肩透かしをくったものでした。

たしかに
荘厳なBGMとレトロなオープニングクレジットが
粛々と

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エンディングクレジットも同様。

昔かたぎの巨匠が撮ったという雰囲気を醸し出しています。

また、コリン・ファレルが演じる弟が
犯罪に加担したことで精神バランスが徐々に崩れていく様は
いまどき珍しい謹厳実直さがあり
「これは若い監督には撮れんわ。」とさえ思えてきます。

ギャンブル好きでできの悪い弟の方が犯罪に手を染める以前も

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このためのコリン・ファレルキャスティングか!

以後も深く悩み苦しむと云うのが

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ブサカワイイ犬のようなあの顔と眉ですもの。悩んでこそのコリン・ファレル。

他に類を見ないと云うか…。

映画の中にしろ現実にしろ
人の命が軽く扱われているなか、
こういうふうに真剣に悩み、精神のバランスを崩していく様を
ここまで丹念に撮った映画は見たことがありません。

人を1人でも殺すというのはこういうことなのですよ。

最近は人殺しても
「あれは仕方なかったんだ。」と、自分に云い訳したり
酷いのになると「ま、いっか。」で
済ますような映画が当たり前のようになっちゃって…。

これからの若者達の為にも
後々まで語り注がれてほしい映画ですね、これは。

この映画はロンドンを舞台とした3部作の最終作に当たるのこと。
俄然、先の2本が見たくなりました。ウディ・アレンなのに。

ちくしょー、いいじゃねぇか、ウディ・アレン。

もちろん、この映画に心引き込まれたのは
俳優の力によるところも大きく
優等生で事業で成功していい女も手に入れたい兄と
不良で恋人と幸せな家庭を持ちたかっただけの弟を
これ以上のキャスティングは考えられないほど
ユアン・マクレガーとコリン・ファレルが演じております。

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親が期待しているほどには賢くなく、女にだらしない兄を「いつものユアン」が演じます。

が、しかし、どういうわけか

私にはどうしてもこの2人が兄弟をして認識されないのです。

何でだ?

幼馴染の親友と云ったくれたほうがまだしっくり来ると云うか…。
私が思い描いている兄弟像と何か違うのかもしれません。

なんて云うか
このぐらいの年齢で年も近い兄弟が
両親と同居していて(あ、これは兄だけか…)
日曜日の午後、昼食を家族揃って摂るとか

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兄弟の金銭感覚は、やたら実兄の成功を自慢する母の影響が大きいようです。

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ただしこの伯父のため兄弟は身を持ち崩すことになります。

金を借りるのも悩みを相談するもの友人ではなく
まず兄弟を頼ると云う間柄が
(ていうか2人とも友達いるの?)
私の痩せ細った脳では上手く頭で処理されないみたいなのです。

できれば、普段実家で2人がどういう生活をしているのか
じっくりたっぷり観察してみたいですよ。

それでなくてもいい年してそれぞれ恋人もいて、
別の職に就いていて
いろいろと忙しいのに
たいてい2人でつるんでいる兄弟って……それってどうなの?

現実の男兄弟ってこんなものなんでしょうか?
身近にサンプルがないのでこれが正しいのかよく判りません。

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だからと云って凄く仲良しでもない。(わざとこの画像を択んでおいてなんですが。)

まあ、一応は「この2人は兄弟ですよ。」的なシーンも
いくつか取ってつけたように挿入されてはいるのです。

例えば、同じように彼女へプレゼント攻撃してみたり

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弟のプレゼントが高級ブランド品で勝負を賭けるなら

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兄も高級ブランド品で勝負します。

普段着が似ても似つかない兄弟なのに
着るものの趣味は一緒らしいところとか。

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弟テリーの服を択ぶテリーの彼女。決め手は兄のイアンも好きだから。

育った環境が完全に同じというのは
こういうことなのかもしれません。


にしてもやっぱり最後まで
この2人が兄弟というのがしっくりこないのです。
キャスティングはバッチリなのに…。






おまけ

インタビュー中終始眠そうなウディ・アレン監督。

すっかりおじいちゃんですね。

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監督は実のある返答を返しているとは云うもの確かに質問の内容はたるい。

時々、インタビュアーの話を聞いていなくて
「?」って顔しています。
なもんだから、映画本編よりインタビュー映像にドキドキヒヤヒヤ。

 
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2012/10/3  12:41

投稿者:あゆか

せー吉様

今でも年に1本必ず新作を出しているんですよね、ウディ・アレン監督。
今回の作品を見て「ちゃんと見なきゃ。」と云う気持ちになりました。
と、云っても見よう見ようと思いながら後回しにしている映画がありすぎていつ次のウディ・アレン作品を見れるか判りませんが。

2012/10/3  2:14

投稿者:せー吉

何本か勧められたアレン作品も未だに一本も見てないなぁ〜

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