2012/6/29

経済学の世界では、決まって多数派が間違える。  MOVIE

本日のDVDは
経済学者のスティーヴン・D・レヴィットと
ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナー

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による世界的なベストセラー「ヤバい経済学」を映画化した

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と云う映画です。

私は経済学というものとどうも相性が悪く
市立図書館で
「初めての」とか
「サル(もしくは落ちこぼれ)でもわかる」とか
「世界一やさしい」とか
「面白いほど判る」とか
「高校生のための」
などの言葉がタイトルに並ぶ
軽めの経済学の本を借りてきて読み始めても
最初の数ページで
舟をこぐか
放り投げてしまうような人間なので
映像とは云え最後までついていけるかどうか…。




結果から申しますと
非常に判りやすいです。
そして、面白いです。

映画では
インセンティブ(やりがいや成功報酬)の視点から
独自の理論で
「不動産業者が自分の家を売るコツ」
「子どもは名前で人生が決まる」
「大相撲の八百長はデータで証明できた」
「ニューヨークで1990年代に犯罪が激減した理由」
「賞金で高校生の成績が伸びるのか」
というテーマに取り組んでいます。

大相撲という日本人にとってはなじみの世界だけではなく
それ以外のエピソードも身近にある問題を取り上げているため
すんなりと頭に入ってきます。

各論の真偽の程は私の頭脳では判りませんが、
両先生の仰りたいことはちゃんと理解できます。


冒頭でのアニメを使ったショートストーリーだけで

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超判りやすい!!

一気に食いついてしまうほど。

この数分のアニメでこの映画での
最重要キーワード「インセンティブ」とは何であるかが
一瞬で判るような仕組みとなっております。


まずは命名した名前が
その後の人生にどのような影響をもたらすかを描いた
「ロシャンダが別名なら」。
日本でも問題視されているDHQネームが引き起こした
一人の少女とその家族の悲劇を皮切りに
白人と黒人の名前の違いから見る格差問題と
名前がその子の人生や社会に及ぼす影響について
理論を展開しています。

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左が高・中所得者に多い名前、右が低所得者に人気のある名前

つづいては大相撲の八百長問題を扱った「純粋さの崩壊」。
古来から続く相撲という犯し難い神技に対して
それとは相反する「八百長」という不正を
なかなか認められない日本社会を通して
社会の誠実さを信じるもの(一般大衆)にとっては
堕落した世界を受け入れることが難しく、
それゆえ新たな不正を生み出してしまうと云う皮肉を描いています。

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8勝7敗の重みに着目。
そこに金銭が介在していなくても心理的に
「八百長」してしまうものなのかもしれませんが。




そして、アメリカで犯罪発生率が減少した理由を分析する
「『素晴らしき哉、人生』とは限らない」

報酬を与えることで学力が伸びるものかを実験した
「高校1年生を買収して成功に導けるか」

に続きます。

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一人でトイレができればご褒美がもらえるため
3日で便意をコントロールできるようになったアマンダちゃんの話が面白い。


「高校1年生を買収して成功に導けるか」というのは
日本でもよくある(磯野家でよく見られます)
「好成績をとったらご褒美をあげる」という
勉強法のことです。

我が家では両親のどちらも
6・3・3で12年、「勉強しろ」と云ったことが一切なく
ゆえに「成績UP=ご褒美」と云う概念もなく
自分のモチベーションだけが学習意欲に繋がっていたので
インセンティブがもたらす学習効果を垣間見ることができて
面白かったです。


この4つのエピソードから得た結論はこちら。

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だそうです。


一歩進んで、書籍「ヤバい経済学」を読みたくなるので
1本の映画というより
書籍の導入部として見ることができ
CM効果としては抜群ではないでしょうか?

映画としての見どころは
同じ思想をもつ友人がそばにいるのってすごく楽しいことなのだと

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改めて見せ付けられることでしょうか。
 
 
 
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