2012/5/23

世界中を敵に回す覚悟で物申す  MOVIE

のっけからこう語ってはなんですが

ジョニー・デップ出演作って
それなりにどれもヒットぶっこいてますけど
あれって本当に面白いと思われているのでしょうか?

いやいや、お怒りになられるのはごもっとも。

確かに私も
「ギルバート・グレイプ」や
「妹の恋人」や
「アリゾナ・ドリーム」
などの過去作は好きですし
「ラスベガスをやっつけろ」はもちろんのこと
一部映画ファンの間では
「退屈だ。」「眠くなる。」
と、わりかし不評だった「デッドマン」に到っては
モノクロ映画の最高傑作と思っております。

ただ、
「スリーピー・ホロウ」から始まって
「ナインスゲート」
「フロム・ヘル」
「シークレット ウインドウ」
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
と続く(ゴシック)ホラーとかいうジャンルは
どれひとつとしてピンとこず
はたまた
代表作である「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに関しては
三部作計画があることを知らずして
第2作目の「デッドマンズ・チェスト」を公開時劇場で観た際、
散々ドタバタした挙句、問題山積みのまま
「to be continued」
というクライマックスに
思わずこめかみの血管がブチっとなったため
それ以降続編は見ておりません。

それなりに映画を見ている間はなんやかんや楽しいので
「チケット代返せ!時間を返せ!」とまではいきませんが
少々の不満が残るのが定番となりつつある
ジョニー・デップ主演映画。

正直申しまして
昨今のジョニー・デップ作品は
ただ、ジョニー・デップが出ているだけで
何かと話題となり
予告編やCM、宣伝がばんばん打たれているものの
映画そのものには食指が動かないというか、
レンタルDVDはおろか地上波で放送されていても
率先して見る気にはまあなれないのです。

それでしたら、
いっそのこといつでも見れるDVDや録画できる地上波と違い
上映期間に追い詰められる感じがする映画館の方が
まだましなのでは?
と、ふと、思い立ち
TOHOシネマズ水曜レディースデー1000円
で見てきましたよ、

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「ダーク・シャドウ」。





で、感想。

…え〜っと、
世の女性は
本当にこんなジョニー・デップの映画お好きなんですか?

 
 
 
 

頭越しに貶すのもなんですので
まずは、この映画の好かったところをあげます。

とりあえず

・70年代ポップス
・撮影セット
・アリス・クーパー
・残念な展開

以上です。

対して、この映画の「う〜ん?」なところ

これは、まだ映画が公開されたばかりですので
極力ねたばれしないように
映画を未見という方でも目にする機会がさぞあったことと思われる
予告編を元にこの映画を語っていきたいと思います。


映画は、
アメリカの水産加工会社の御曹司バーナバス・コリンズが

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ジョゼットというご令嬢と恋に落ち

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それに嫉妬した魔女アンジェリークの呪いによって

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肉体を不老不死の吸血鬼に変えられた上、
棺ごと生き埋めにされ
目覚めたらなんと197年が経っていた!
ところから始まります。

この197年前の出来事は
メインストーリーの前日譚に過ぎないのか
ダイジェスト的な描き方しかされていません。
そのため肝にあたるバーナバスのジョゼットへの愛が
あまり伝わってきません。

ここをしっかり描かないと
アンジェリークの嫉妬が際立たなくなってしまうので
適当に端折っちゃダメでしょ。

しかも、この当時から
バーナバスの恋愛感は支配階級独特のものがあり、
共感できるところが少ないのもマイナスポイント。

愛を引き裂かれたバーナバスというかデップ様カワイソー!
にはならないのです。

気持ち的にはこうです。

そもそも「呪い」をかけられたのも
おめぇ、そりゃ自業自得なんじゃ…。
むしろ、吸血鬼程度の呪いで済まんだろ。
です。

アンジェリーク姐さんも
あれだけバーナバス並びにコリンズ家に固執している割には
200年近く放置プレイって…
200年かけて家業横取りって…

手ぬるい

手ぬるいよ、アンジェリーク姐さん!

そんなグダグダな復讐じゃとてもじゃないけど納得できないよ。

たしかに
アンジェリーク姐さんのかけた呪いによって
コリンズ家の末裔は没落の一途を辿ります。
が、現在のところ
約200年前に建てた(当時アメリカ一の)豪邸を
所有(プラス維持)し続け
自家用車はかの木村拓哉さんも所有している

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確実に300万円はするよ!

一人だけとは云え召使も抱えて
子どもの為に精神科医と家庭教師を一人ずつ雇っており

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朝食もそれなりに豪勢。

ぶっちゃけ困窮めいたところが見られません。
極東の小市民たる私から見りゃ充分お金持ちです。

どうせなら
あの屋敷買い取って、立場逆転。
子孫を召使として扱き使うくらいの復讐を
成し遂げて欲しかったものです。

手ぬるい
手ぬるいよ、アンジェリーク姐さん!

流石にいくらなんでも家業横取りだけで済むわけがなく
他にも末裔に対していろいろ嫌がらせをしていた
アンジェリーク姐さんでしたが、
それらは全て後々因果応報となって返ってきます。

大丈夫なのか、アンジェリーク姐さん!

やってることが全て裏目に出ているような気がするのは
私の気のせいですか、アンジェリーク姐さん!


さて、そんなアンジェリーク姐さんの呪いにしてやられ

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200年ぶりにしてはすこぶる元気。

とタイムスリップ状態のバーナバス。

ところが、本来であれば
ここで起こるべきジェネレーションギャップが
なんかもうゆるいゆるい。
せいぜい、舗装された道路や車やテレビに驚く程度で

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せいぜいテレビに対して悪態つく程度です。

意外と簡単になじんでしまいます。

順応、早っ!


また、
アンジェリークの呪いが解けず
200年後も吸血鬼状態のバーナバス。

吸血鬼のセオリーはきっちり守っているものの

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せいぜい姿見に映らない程度で、招かれてもいないのにどこでも行きます。

太陽光に関しては監督の匙加減一つのようで
日傘サングラスに厚着で日中日向を歩いているかと思えば
部屋の中でも太陽光にちょっと触れたら自然発火と
セオリーブレブレ。
なんかもうゆるいゆるい。
「はやく人間になりた〜い」と云いつつ

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これで太陽の下も安心安心。

意外と吸血鬼ライフ楽しんでいます。

これまた順応、早っ!


そして、下の方もゆるゆるバーナバス。

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アンジェリークに「抱いて。」と誘われたら、一旦断ってから抱きます。
そして、後で死ぬほど落ち込みます。


この下のゆるさが全ての元凶なのに。
駄目だこいつ…早くなんとかしないと。

自分への片想いをこじらせたアンジェリークに
「お前のは愛じゃない。所有欲だ。」
とか、カッコいいことを仰ってますが、
現代に生きる娘ヴィクトリアにかつての恋人ジョゼットの面影を見て
一目惚れしてるお前が云うか?!

とにもかくにも「ゆるさ」てんこ盛りの映画です。
何もかもが生ぬるく、ゆるゆるとしています。
そして、割と何でもかんでも
(バーナバスが)たいした苦労もせずにあっさり解決します。

全てにおいてハンパ感がそれこそ半端でないため
見た後にモヤモヤした気分がずっしりと残ります。

何、この不完全燃焼は…。




何が悪いのかは判りませんが(おそらくは脚本)
アンジェリークをはじめとする
女性陣がしたたかで逞しく男気溢れ
(なにしろ社長や女当主や職業婦人ばかりですから。)
そんな女性陣にいいように振りまわされて右往左往し
そんな女性陣に何かとお世話になっている
バーナバスは本作のヒロインにしか見えません。











 
…え〜っと、
世の女性は
本当にこんなジョニー・デップの映画お好きなんですか?
 
あと、こんなバーナバスでいいのか、ジョゼット(&ヴィクトリア)よ?!
 
あ、でも、自分をジョゼットやヴィクトリアに置き換えて
見ることができる女性にはこのデップは大受けかもしれません。 


 
 
1



2012/6/1  8:52

投稿者:あゆか

せー吉様

相変わらず人にはオススメできない映画を
レビューしている本ブログですが、
この映画に関しましては
クロエちゃん目当てであれば、
DVDレンタル旧作100円までお待ちになっても
全然大丈夫と思われます。
なんなら、地上波初登場でも。

2012/6/1  3:51

投稿者:せー吉

見たいのはクロエだけなのでレンタル待ちです!
バートンのやかましい画面がいつからか苦手になりました(>_<)

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