2012/3/29

悪には悪の救世主が必要なんだよ  MOVIE

本日見た映画は
どうしてこういう邦題になったのか
判るような判らんような
「メタルヘッド」です。

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パッケージの画像では
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとナタリー・ポートマン
の2人にばかり目が行って
全く目立っていませんが
一応はこの少年(デヴィン・ブロシュー)を

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巡るストーリーとなっております。
  


そのストーリー。


祖母の家で暮らしている少年TJは
父親が売ってしまった赤い事故車を
取り戻そうと必死に中古屋に掛け合いますが
子どもの云い分など耳も貸してもらえないうえに
同じ学校に通う中古屋の息子に目をつけられ
いじめを受けるようになります。

TJの父親は仕事もせず家に引きこもっており
息子の話を真剣に聞いてはくれません。

なにもかも思うようにいかないTJは
苛立ちのあまり
誰も住んでいなさそうな廃屋に石を投げつけたところ
たまたまそこで野宿していたヘッシャーと名乗る
見るからに危なそうな青年(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)にも
目をつけられてしまいます。

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しかも、ヘッシャーはTJの家に押しかけてくるや

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などと云いつつ
そのままガレージに住み着いてやりたい放題。

TJに対しては傍若無人で暴力的なヘッシャーですが
鬱屈した息子と孫を抱え心が休まらない
家主のおばあちゃんに対しては
話し相手になったり料理を褒めたり
と何かと心遣いを見せるので

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追い出される事もありません。

とは云え、TJにしてみれば

車はとり戻せない
中古屋の息子には意味なく暴力を振るわれる
父親は行きたくもないセミナーに参加させようとする
家に帰れば半裸の男がうろつき回っている

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とにかくふんだりくったり。
ストレスもたまる一方。
まったく笑えないTJの唯一の救いは
スーパーマーケットで働く
きれいなおねえさんニコール(ナタりー・ポートマン)の存在だけ。

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それも瞬く間にヘッシャーの邪魔が入り
ますますネガティブになるTJ。

はたして、TJが笑える日は来るのでしょうか?



ネタバレ。
笑える日は最後まで来ません。

ただし、最終的にはTJと父親は
絶望的な状況から一歩前に進むことができます。

つまるところ母親を失った少年と
妻を失った父親を救うのは
ヘッシャーだったというお話。

その容姿でだいたい想像はついていましたが
(ていうか、この映画を見た人は誰もが想像ついたと思います)
エンドクレジットの

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でも示されているように

ヘッシャーはいわば

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のメタファーということなんでしょう。

それにしちゃやり方が随分と荒療治な…。

どちらかというとヘッシャーは
「右の玉をなくしたら、左の玉で頑張ります」
という救世主様なので
こういう救済しかできないのでしょう。

それで不幸な父子を救ったのだから
終わりよければ全てよしってか…。

おかげでTJが幼くして
警察に「放火罪」という
あんまりありがたくない記録が残っちゃいましたけどね。


………うん、やっぱり、釈然とこねぇ!!!





欲を云えば
これだけでも一つの作品として
完成されてはいると思いますが
どうももの足りない。

見終わった印象としては
京極夏彦氏の小説「死ねばいいのに」を思い浮かべました。

あの小説のように
この作品1本で終わるより
ヘッシャーを狂言回しとして
シリーズ化してそれぞれの話をリンクさせたものが
見てみたいです。






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