1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2009/12/22
Tea For Two
ジャズのスタンダードにもなっている曲だ。僕は、ブロッサム・ディアリー
の甘ったるい Tea For Two が好きだ。
アキレス腱を切って、松葉杖を支えにして地球と垂直に向き合っていた1年前。
丁度、今くらいに松葉杖とお別れをした。
小倉北区の病院の待合室でずっと僕の人生を支えてくれた松葉杖とお別れをした。
リースの松葉杖だったのだ(ほとんどはそうだと思うけれど)。
両手に松葉杖を抱えながら、「ありがとね」と呟いた。
シルバーで、何の変哲もないその外観とは異なり、力強く僕を支えてくれた。
アキレス腱を切っていた頃、僕がずっとデジタルオーディオプレイヤーで
聞いていたのが、ビル・エバンスのワルツ・フォー・デビー(日本一ふるい
ジャズ喫茶ちぐさ のおやじさんが好きだったものだ。お店を閉じる時に
かかっていたのが、ビル・エバンスだったと思う。横浜の桜木町にあった)
とキース・ジャレットのケルンコンサートだ。
その2つのアルバムを聞くと、その頃のことを思い出す。ケルン・コンサート
は、ちぐさの大きな真空管のスピーカーを思い起こさせる。
朝のクロスfmでも取り上げられていた。
Table For Two
http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html
食事を健康的にすることで、アフリカの子どもたちに給食を提供する
というものだ。九州大学もそのプロジェクトに参加し始めたらしい。
スポルトのマンデー・フットボールで、中田英寿と風間さんが、まだまだ
社会貢献のことがよく理解されていないと言っていた。
向こうであれば、もっと簡単に気軽に、サッカーでのチャリティマッチが
出来たりするのに、日本では、堅苦しく、形式にのって行わなければならない
と言っていた。
日曜日、黒崎の子どもの館で仕事だった。
3歳〜中学生までの発表会だった。英語での歌や暗誦や劇を行うというもの
だった。その会の司会をした。
司会は、全くストレスのない好きな仕事だ。
自分が行っている仕事の行き先(エンドユーザーというやつですか)が
よくわかるからだ。
「ああ、自分は、この子たちのために仕事をしているんだな、がんばろ」
って思える。
誰かのために。
情けは人のためならず
→誤解されて解釈されていることが多いけれど、情けをかけるとその人の
ためにならないということではなく、誰かのために何かをすることは、結局
自分のために何かをすることになるのだよという意味だ(と思う)。
そう、そう、何を隠そう、結構、僕は詩を書き溜めていた人だった。
じゃあ、この辺で、今日は、詩を「ひる」(夜に)。
星の夜の酒飲みたちへのバラッド
おさむ
だれかのために、働いてますか?
だれかのために、何かつくってあげましたか?
だれかのために、部屋をきれいにしましたか?
だれかのために、ゴミをひろいましたか?
だれかのために、歌をうたってあげましたか?
だれかのために、祈りましたか?
だれかのために、募金をしましたか?
だれかのために、種を植えましたか?
だれかのために、微笑みましたか?
だれかのために、泣きましたか?
だれかのために、おにぎりをつくってあげましたか?
だれかのために、本を読んであげましたか?
だれかのために、熱を測ってあげましたか?
だれかのために、お酒をついであげましたか?
そうそう、
だれかと、飲んでいますか?
そうそう、
今夜の夜空には星が輝いていますよ
そうそう、
飲みすぎないようにね
だれかと笑っていますか?
だれかと語り合ってますか?
そうそう、
だれかに感謝しましたか?
ありがとう
ってね

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