2008/11/27
南京「バー」に入り、ビールをたのむ。
テレビのモニターで「HEAT」が流れ、バックではジャズが
流れている。かおりさんが、ピーナツを出してくる。
平和通りのPANX MARCHE(韓国の屋台のように通りに面して
ビニールがはってあるお店で、6月くらいから始まったが、
12月で終わってしまう。そこの料理がおいしいのだ)で、
ビールを2杯飲み、グラスワインを1杯飲んだ。
パスタも食べた。
2度目だ。初めての時にはなかったコンピュータがーテーブルの
上にのり、BGMが流れていた。アン・サリーだった。
半年だけの素敵なフレンチのお店だ。
その後に「南京バー」へと向かった。
「昭和館で SEX AND THE CITY 見てきましたよ」
その前には「靖国」と「ミリキタスの猫」の2本立ても見ていた。
「懐かしいな、高校の頃によく観にいきましたよ、あそこ
ポルノ映画を上映す映画館だったでしょ」
先にカウンターに座っていた50代初めくらいの男が、かおりさん
の代わりに答えた。
「いやあ、昭和館、懐かしいな」
「今は、結構、しぶいカップリングで映画を上映していますよ」
小倉へ来て半年。
昭和館がその昔、ポルノグラフィックを上映する映画だったことは
聞いたことがあった。どこかのバーでのことだ。
日活ロマンポルノは、実は、今、日本映画界で活躍する監督や俳優が
自分たちの表現方法を磨く「場」だった。
勿論、ぴあのシネマフェスティバルなんかもない。
昭和館で上映されたカップリング、例えば、「かもめ食堂」/「間宮兄弟」
「蟻の兵隊」/「ヨコハマ・メリー」、「ダイ・ハード4.0」/「ロッキー・
ザ・ファイナル」、「RAY/レイ」/五線譜のラブレター」、こんな感じ。
そして、「ヒトラー最後の12日間」/「皇帝ペンギン」、これは秀逸だ。
この昭和館を支えているスタッフが女性を中心としたグループらしい。
PANX MARCHE のシェフが言っていた。
ボージョレーのヌーボな木曜日に昭和館の女性たちが来たらしい
(いや、ケータリングをしたと言っていただろうか)。
素敵だ。
大阪十三にある「第七藝術劇場」
九条にある「シネ・ヌーボ」
横浜黄金町にある「ジャック&ベティ」
東京のBOX東中野
そんな数々の映画館と同じDNA を感じる映画館だ。
がんばれ昭和館。
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ものども、映画をたまには、スクリーンで見よ。

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