1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2005/9/28
『沈黙の春』(三島由紀夫の小説ではない。知ってるか)レイチャル・カーソンの本だ。ダイオキシンが日本で問題になるずっとずっと前に、食物等や地球上の汚染について書かれたエコロジーという概念や言葉が生まれる前からの「古典」だ。
ずっと読もうと思って、何度も挫折した本だ。大学生のときから、つまり11980年代からずっと挫折している。今度こそと思いながら新潮文庫の本を購入する。ところが、うまく最後まで読めない。ちょっとした難解さに戸惑っているのかもしれない。
『われらをめぐる海』これは、ハヤカワ文庫の本だ。海の成り立ちについて、海の存在について、レイチャル・カーソンが書いたものだ。
これはスムーズに読んいる。
ここには、なるほどというような、いくつものwonderがある。あくまで今のところ確率の高い仮説でしかないけれど。
例えば、月が地球から出来ているというもの。太平洋の底は玄武岩層で、地球の表面を覆っている花崗岩層ではない。ただ、その花崗岩層の下には、玄武岩層が重なっている。
太陽の引力により、引き剥がされたものが月となり、その跡に出来上がったのが太平洋なのだというもの。
さらに、全ての生物が海から気の遠くなるような時間を経て、分化してきたという証拠のひとつ、魚類や両棲類や爬虫類、そして温血の鳥類や哺乳類−それからわたしたち人類も、その血管のなかには、塩からい液体が流れている。そしてこの流れには、ナトリウム、カリウムなどの元素が、海水とほとんど同じ割合でふくまれているのだ。
おお、おもしろい。まだ読んでいる途中。これから深くwanderしてきます。

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