2007/6/26
京都、哲学の道のゲンジボタルたちは、もう姿を消したのだろうか。
成虫になっての命は約7日間らしい。
最近は、幼虫のえさとなるカワナニに似た外来種が入ってきて、
カワナニが減ってしまっているらしい。当然、ゲンジボタルも
減少してしまう。
ゲンジボタルはきれいな流れのあるところに住む。そして、卵を
産み付けたるする苔や蛹になってもぐる為の土がないといけない。
哲学の道でも、特定の場所に多いのは、両側を森に包まれている
場所だ。
ゲンジボタルは500個の卵を岸辺の苔に産み付けるらしい。
幼虫の時に、カワナニを食べ、桜が散り始める頃に、川岸に上陸
し、土の中で蛹になるらしい。そして、50日で成虫になり、
光を発しながら、7日間で死んでしまう。
光を発するのは、交尾の相手を見つけるためのダンスらしい。
求愛ダンスだ。
光の輝き度合いによって、雄が雌によって選別されるらしい。
だから、輝きは哀しい。
いつかはその明るさを失くすときがやってくるからだ。
さて、次は蝉の出番だろうか。土の中でじっと蝉は眠って
いる。
この夏は、京都でヒグラシの鳴き声を聞きたいと思う。

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