1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2007/5/23
昨日の流れで、そのままサンボ・マスターの最新の4曲入りの
CDを購入した。山口 隆という人は、一体、どういった人な
のだろう。ベタな歌詞で、実は繊細な声を持ってシャウトして、
RCサクセションが好きそうで、ローリング・ストーンズも好きそう
で、ビートルズなんかも気に入っていて、ギターは時々、スミス
のドライブ感をもっていたりしていて。
『I LOVE YOU』それが、この4曲入りのCDのタイトルだ。
わかりやすいな。1曲目は、ちょっとポップな感じで、
2曲目は、ストーンズぽく、3曲目が、スローなバラードだ。
4曲目は、インストロメンタル。(ここでいれてくるか)
パンクでドライブ感溢れるポップコーン炸裂リズムはないが、
とてもよくできた感じの構成だ。
仕事では、当然、かりっと頭にくることがある。
ペパーミントが必要になったりする感じだ。
会社の同僚で、目標としていた人がいる。元直属の部下で、
僕が、直接の上司になったことがある。
その人は、女性で、今は、責任者になっている。
その人のどこがいいかというと、その「前向きな」素直さだ。
能力もちゃんとあるので、当然、部下はついてくる。
誰でも、愚痴を言ったりする。その人が愚痴をこぼすことも
あるが、決して、周りにネガティブな空気を伝染させたりしない。
その人が伝染されるのは、ポジティブな前向き空気だ。
そして、素直に「ごめんね」と謝ることができる。裏表が全く
ないことを知っているから、ちゃんと周りも、この人が言う
のだからとついていくことになる。
人はミスをする。間違う。そして、そんなミスに「塩を
ぎゅうぎゅうと摺り込む」ようなことをされると、本当に、
心が塩漬けになってしまう。
その人が、そんなことをするのを一度も見たことがないし、
その人には、そんなことは思い浮かばないに違いない。
結局、そんな彼女のスタイルを真似することはできない
と悟ったのは数年前のことだ。結局、それは、本人の誠実さ
から全てが発せられているものだからだ。
そして、そんな誠実さが周りにたくさんのパワーを与えていること
を知らないのは、本人だけだ。
そこがきっといいのだろう。
真似することはできないと悟りはしたが、時々、そのことを
思い出すようにしている。その姿こそ、働くものとしての、
上司としてのプロフェッショナリズムのひとつの形だと
思うからだ。
あるべき姿なのだろう。
そして、そんな人が、今の職場にもいる。
そしてわかったのは、やっぱり最終的には、その人の誠実さに
帰結するということだった。
少なくとも、周りにネガ・ネガ・ネガ光線を出さない
ようにしないとね。

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