2012/3/31
最近読んだ本、漫画。
『3月のライオン 7巻』 羽海野 チカさん
若き将棋士の成長物語、出てくるキャラがいいです。
引用、「結果は大事だけどな、桐山」「人に伝わるのは、結果だけじゃない」
「世界は結果だけで回っているんじゃないんだよ」
『特攻の島 4巻』 佐藤 秀峰さん
太平洋戦争時の物語。「回天」という、人間魚雷に乗る兵士たちの物語。
世界がどんどん、ハイテックになっていく一方で、こういったスイサイドマシンが
日本で存在していた、そこに乗っていた若者たちがたくさんいたという事実を
忘れてはいけない。勿論、ゼロ戦の特攻隊のことも。
『残念な人のお金の習慣』 山崎 将志さん
お金の使い方の教授という「テクニカル」なことより、もっと入り込んだ
お金の使い方の「姿勢」「考え方」という本だ。なかなかおもしろかった。
本の中で作者は、個々人が負担する税金について書いていたが、24時間、救急車
がスタンバイしていて、警察も呼ぶことが出来て、ゴミも定期的に収集され、
それで、現在の金額であれば、リーズナブルなものではないか、多額の
金額を稼いでいる人も、ごく普通のサラリーマンも、「同等」の受けられるという
ことは凄いことだ、というような趣旨のことを書いている。また、稼ぐ人は、
税金の金額に文句を言わずに、さらに稼ごうと、努力するものだと。
『残念な人の仕事の習慣』 山崎 将志さん
山崎さんは、他にも「残念な」シリーズを出している。仕事に関しての
ものも、なかなかおもしろかった。
仕事の効率性と非効率性について。王将の話は面白かった。
『ドラゴン・タトゥーの女』 スティーグ・ラーソン
これは、644頁のペーパーバックで、まだ読んでいる最中だ。
デビッド・フィンチャーによる、オリジナルスェーデン版のリメイクの映画を
見たが、やはり、原作の方が「分厚く」様々な話が盛り込まれている。
映画は、リズムとテンポがあっておもしろかった。オリジナルは、また違った
丁寧な話の展開になっている。
いよいよ、村上春樹さんの「1Q84」が文庫化です。
B00K1-3を小分けにして販売していくという作戦は、「おい、文庫本」もかよ
と思ってしまいますが、まあ、なかなか売れる本がない現代においては仕方が
ないのかもしれません。BOOK1 は2冊に分解され、1冊620円で発売中です。
B00K2 3 と4月、5月に発売されます。
昨年、アメリカ版の「1Q84」のハードバックが発売されていましたが、
流石に分冊売りではありませんでした。1冊でBOOK1-3の内容が詰まっていました。
もう一度、読みたいと思います。
村上春樹さんのベスト長編、『ねじまき鳥のクロニクル』かこの『1Q84』、
甲乙、つけがたいです。

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