2012/3/26
アメリカの調査によると、人々の「幸福感」は、世帯所得7万5000ドル
辺りまでは収入に比例して増大するが、それを超えると頭打ちになるという
(アメリカ、プリンストン大学の調査による)。2011年5月の購買力平均
1ドル=100円で見ると、だいだい、世帯収入750万円くらいというところだ。
(『残念な人のお金の習慣』山崎 将志著作より)
GNPが世界一なのは、アメリカだ。しかし、アメリカの経済格差は広がる一方で
(日本もここ数年は、格差社会の上位になってきている。大昔は、中流ばかりの
人の国だったのだ)、1日3食を確保するにも困っている人がたくさんいる。
7世帯に1世帯は、そういった世帯らしい。そんな人たちを救うためには、
政府の補助だけではやりきれなくなり、ボランティアが食料を集めて、そんな
人たちに配布していたりする。
それが、フードバンクだ。食べものを地域住民や食品会社から集め、生活困窮者に
配布するという運動だ。フードスタンプなるものもあるが、アメリカの矛盾は
食べものだけではなく、健康保険にもおよび、根深い。
そういう日本も、餓死による孤独死が出たり、結構、同じような方向に進んでいる
のかもしれない。
自分で自分を支える人は、どんどん自立をして、生きるか、死ぬかという境目に
いる人たちに、ちゃんとお金が使えるようにしていくしかないのかもしれません。
誰かをあてにしない個人としての姿勢、しかし、あてにしたら、ちゃんと助けてくれる
社会、それが理想です。
律するべきは、そんな甘えを持ちそうになる自分の気持ちと、甘い汁をちゅうちゅうと
吸い続けている人たちです(誰かとは、特定できないけれど)。

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