2010/9/30

引本矢口浦 MADAI 釣行記  投げ釣り

引本矢口浦 MADAI 釣行記 9月29日小潮

 季節の変わり目のこの時期、へタレで行動範囲が狭く、限られたポイントしか知らないゆうたろうは苦手です。
 先週は、休みがありませんでしたので、2週連続で「安・近・短」の新淀川に釣行し、かろうじてチヌに救われました。しかし、今週は休みが取れるにもかかわらず、どこへ釣行するか?はたと困ってしまいました。
 今夏は目標を立てて大きなキスを狙ってきましたが、あれだけ釣れた淡路富島もだめとなると経験が薄っぺらなゆうたろうに切るカードはありません。キビレの新淀も、もう終了でダメ!そして、待ち遠しいカレイですが、幾らなんでもまだ早すぎます。例年でいけば我がホームグラウンドの有田川や紀ノ川もこの時期もう一つのはずです。結局ゆうたろうの数少ない経験と知識を総動員しても知れたもの、良い釣果を期待できる妙案が浮かぶはずもありません。
 しかし、世間では、釣る人は釣るということで、ビックリするような釣果のお話がいっぱい入ってきます。うらやましい限りですが、ゆうたろうの実力ではこの時期手も足も出ません。仕方なく、今週は有田川か紀ノ川で、釣れても釣れなくても、のんびり遊ぼうかと考えていたところ、ちょっと気になる情報が入ってきました。
 それは、ゆうたろうが最もお気に入りのふぐたろうさんのブログ、「楽しく投げ釣りマジに投げ釣り」の今週の例会釣行の釣果報告です。ブログを見ていただければ分かるのですが結果は、大きなマダイと、これまた大きなキュウセンを釣られております。さすがです。キュウセンは、ゆうたろうにとって今のところとても手が届く相手ではありませんので、気になったのはマダイ。場所は引本ですが、当日、めぼしいポイントにはどこも人が入っている。そして、ドラグをならすアタリが何度かあって結構マダイが回遊しているようだ。と書かれています。
 ゆうたろうもマダイが釣りたくて昨年10月引本へ釣行。結果は、かすりもしない丸BOUZU!しかし、フグタロウさんのこの記事を読んで思ったことは、釣れるから人が出ている!?回遊が結構あるということは高望みさえしなければ高確率でマダイに出会える。今ならゆうたろうでも一晩粘れば、マダイに手が届く!?やった!天然マダイのお造りを食べられると妄想が勝手に膨らみ始めました。しかも伊勢道は、タダ!となるともう行くしかありません。

 気持ちが高ぶると気合いが入って、何とか一匹「赤いの」のお造りサイズがほしいと、生まれて初めてタイムシを予約。しかも、普段使ったことないようなビッグサーフの15号の根付けや、丸セイゴの17号の1本針仕掛けを準備。どこ行くか困っていたとは思えないような気合いの入り方です。
 当日は、夜8時満潮、明け方の3時干潮の小潮ですので、8時前後と3時前後が勝負です。早めに仕事の段取りを付け、南港で予約していたタイムシを仕入れて3時半大阪を出発。一年ぶりの伊勢道を快調に走って現地矢口浦へは夕方6時過ぎに到着。事前に色々悩んで入るポイントをハマチ処理場前の浮き桟橋と決めていましたので、更に先を急ぎます。初めて入るポイント、できれば少しでも明るい内に入って状況確認をしたいところです。もう日没時間ですが、なんとか明るさが残っている内に浮き桟橋に到着。車を邪魔にならないように止めて、まず、ロープの状況や足場を確認。続いて、道具をおろし、早速準備を始めます。浮き桟橋ということで少しふわふわして投げにくそうですが、しっかり足場を確認して準備ができた竿からタイムシをたっぷり付けてフルスイング。狙い通り正面に3本。続けて左右岸近くに中投でそれぞれ1本ずつ投入。期待を込めてアタリを待ちます。
 いつ来ても思いますが、引本矢口浦は本当に不思議な場所です。波があるわけでもなくまるで池のように静かです。しかも湾の奥の奥、こんなところで大型のマダイが釣れるとはとても信じられません。そして、今日も静かにホントに静かに鏡のような水面を見せています。対岸にはポツリポツリと街路灯が立って車がはしり、時折交差点から海岸沿いの道路に入ってきた車のヘッドライトが一瞬こちらを照らします。こちら側は街灯ひとつ無く、真っ暗闇。波の音もありません。8時満潮までゆっくりと静かに水面が上がっていきます。
 暫くして、一斉に竿を上げて仕掛けを回収。エサの点検を行いますが、どの竿も多少の違いはあれ、しっかりとタイムシが付いたまま上がってきます。淡路島とは大違いエサ取りもおりません。一部付け変え、後はほとんどそのまま投げ返します。更に一時間が経過、満潮が近づき期待が高まりますが、風も無い、波もない中で竿先はピクリとも動きません。とにかく静かです。対岸の動きは分かりますが音声が壊れたテレビのように動きだけが目に入ってきます。
 満潮も何事もなく経過。相変わらずエサはそのまま、ただ時々のんびり巻いていると何故か手前で根掛かり、ロープでも沈んでいるのでしょうか?2度程高切れで錘ごと仕掛けをとられました。しかし、それ以外は何の変化もなし。エサ取りもいませんし、物音一つしません。とても静かな退屈な時間が流れ、次第にさっきまでの元気が不安になり、気分は真っ暗闇の中でブルーになってきます。ほんとに釣れるのかな?と浮き桟橋の上で気持ちも揺れてきます。それでもいつかはちゃんと回遊してくるはず。信じて待つしかありません。

 とても退屈なので、冗談でさあ!あたれ!とつぶやいていると右端の中投の竿が一瞬動いたように見えました。半信半疑でじっと見ていると今度は明確に竿先がお辞儀をして、そして続けてジーッ!ジーッ!と2回ドラグが鳴りました。待ちに待ったあたりです!来た!と喜び勇んで竿に駆け寄りドラグを締めて大あわせ!グンといい手応えです!よし乗った!と言いながら巻き始めると竿をグングン持って行く力強い手応えです。太ハリスですので力強い魚の抵抗を楽しみながらゆっくりとやり取りし浮かせると、待望の赤い色の魚体が現れました。マダイです!特別大きくはありませんのでごぼう抜き。心の中でやったと叫びながら拳を握ってガッツポーズ!
 コバルトブルーの斑点を身にまとった本当にきれいなピンクの天然マダイ42cmです。

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 久方ぶりの大型マダイに興奮冷めやらぬといった状態で、暫く落ち着きません。ふぐたろうさんのブログを信じて引本矢口浦まで来た甲斐がありました。明日は天然マダイのお造り確定で、いつ帰っても良い状態ですが、エサも時間もたっぷりあります。時計を見るとちょうど9時を回ったところです。もう一匹ぐらいは期待しても罰が当たることはないだろうと気持ちを切り替え釣りに集中します。一斉に竿を上げて仕掛けを回収。そのまま帰って来たエサを新鮮なものに付け替え再度投入。マダイのシグナルを待ちます。しかし、早々うまい話があるわけでもなくまた退屈な時間が流れていきます。1時間ほどして、左から2番目の正面斜めに遠投している竿に小さいアタリが出ました。じっと見ているとまたクイと竿先が入りました。ん?何か分かりませんが小さいながらもアタリですので竿を手に持ちドラグをしめると大あわせ!すぐに巻き始めると・・・根掛かりです。え!あたったのに巻けません?!しかし、時々竿にググッと反応が伝わってきす。エイ?反応はあるものの不思議ですが動きません。暫く我慢をしてやり取りしていましたが、強引に竿をあおった時に遂に高切れ。数少ない本日2回目の魚信だっただけにとても残念で疲れました。

 それでも退屈よりは、まだ増しです。気持ちを切り替え、高切れした糸にテーパーラインを結び、仕掛けをセット。エサを付けて投入しようと身構えると、目の前真ん中、遠投の竿先がグーンと大きく入って次の瞬間、ジャーーッと一気に糸が出ていきました。突然のアタリにビックリしましたが手持ちの竿をおいて、アタリのあった竿に持ち替えドラグを締めて大きくあおるとグーンとかなり重量感ある手応えが返ってきました。
 巻き初めてからも一瞬巻き取れないような力でグイグイ抵抗します。いままでにない力強さです。先ほどのマダイとは明らかに違います。すんなりと思うようになりませんが、しかし、そうかといって正面は、ゆっくりしていると何かに引っかかることがあります。今日既に、仕掛を二回取られていますのでもたもたしているわけにはいきません。太仕掛けそして、自分の体力とパワーエアロの力を信じて、強引に一直線に浮かせに掛かります。途中乳酸がたまって腕が動かなくなりかけましたが、気合いで乗り越えようやく手前まで寄ってきました。
 ようやく見せたその姿は、今まで目にしたことのない赤い色したでっかいマダイです。ある程度予想はしていましたが、実際にその姿を見ると予想を超えた大きさにびっくり!絶対取りたい!と緊張し、今まで強引にやり取りしていた動きが急に慎重になります。
 その微妙に揺れ動くゆうたろうの動揺を見透かしたかのように、ここでマダイが最後の抵抗を見せ、グイグイ、グイグイと蛎殻のびっしり付いたロープの下に必死で潜ろうとします。一瞬ヒヤッとしてあわてましたが、ゆうたろうも必死です。とっさに、竿の胴を持って力任せに強引に浮かせると勝負あり終了です。水面に浮き上がると観念したのか少し大人しくなったところで、浮き桟橋にずり上げて魚体を確保。初めて手にする大きなマダイに心臓はドキドキです。
 計測すると実寸で59cm(拓寸60.4cm)自己記録更新の大きなマダイです。

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 喜びを通り越して放心状態というか、桟橋の上であぐらをかいてへたり込んでしまいました。
 今年はキスの目標達成を!と、ヘタレでいいかげんなゆうたろうとしては珍しく、それなりに努力し、必死で追いかけてきました。マダイは次のターゲット、目標と思っていましたし、事実、今回も42cm天然マダイを釣り上げて大満足。自己記録更新など思いもよりませんでした。しかし、実際には、必死で追いかけたキスは届かずに、何とか良型一枚とアタックしたマダイが、あっさりと目標である50cmUPをクリア。とても皮肉な結果となりました。意外性のゲーム投げ釣りのなせる技でしょうか!?どちらにしても投げ釣りの喜び大爆発です。
 その後は、4時まで粘って、2回のドラグ音を聞き、1回は外しましたが、マダイ36cmを追加。

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 天気予報より早く雨が降り出しましたので予定を早めて納竿。結果は、59cm、42cm、36cmのマダイ3匹。久々にずっしりと重いクーラーを担ぎ帰宅しました。

 家に帰ると当然、引本矢口浦産の天然マダイの鯛尽くし!!
 鯛のしゃぶしゃぶ・お造り・松川造り・塩焼き・カブト煮、そしてふぐたろうさんおすすめの中骨の塩焼き。正直半信半疑だったのですが、これがまた予想を遙かに超えて美味しく感動もんでした。マダイは決して美味しい魚ではないと今まで思っていましたが、認識を新たにいたしました。そして、山の神を先頭に家族全員が大満足。うまい!の大合唱でした。
 
 釣果情報から調理法まで何もかも勝手にお世話になり、ふぐたろうさん本当にすいません!改めてふぐたろうさんに心からの感謝!!
 そして、引本矢口浦に感謝!
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タグ: マダイ 引本 矢口浦



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