2010/8/26

淡路富島 KISU 釣行記  投げ釣り

淡路富島 KISU 釣行記 8月24日大潮

 今週は、有田川連戦連勝の勢いをそのままに、キスの自己記録大幅更新を狙って淡路富島三度目の挑戦です。前回の富島釣行は、完全無欠のBOUZU、撃沈でしたので、リベンジです。・・・正確にはリベンジの予定・・・です!?前回の後遺症もあってちょっと自信が・・・。
 しかも、今年の夏はとにかく暑い!相変わらずの猛暑!!うだるような暑い日が連日続いています。このうだるような暑さに加え、ものすごいエサ取り!まとわりつく大量の海草−筋力トレーニング!まさに三重苦!修行のような淡路富島釣行。しかも、この天候のなか汗だくでマシンガンショットは年齢的にちょっときついものがありますし、更に前回同様BOUZUとなれば、・・・想像しただけでもぞっとして、気持ちが萎えてきます。
 状況確認のためマスター師匠に問い合わせると師匠のところにも情報が入っていないようで最近の釣況があまりはっきりしません。どうするか迷いましたが、妥協して有田川でそれなりの結果を求めるなら、かなり高い確率で結果が付いてくるはずですが、しかし、あくまでそれなりの結果です。それ以上の結果を求め、自ら課した目標を達成するためには、それに見合った代償が必要ということです。受ける打撃は計り知れませんが、逆に釣れた時の喜びも計り知れないぐらい大きいはず・・・予定通り富島釣行を断行・・・です。・・・う〜〜んでも暑い!?
 当日は、早めに仕事を切り上げ南港に。たっぷりと予約しておいたエサを仕入れていざ出発です。阪神高速湾岸線から神戸線に乗り継ぎ、快調に淡路島へ車を走らせます。今日も天候は晴れ!暑い夏の太陽が容赦なく照り付けます。そして、夏の晴天の一番の心配−カミナリさんも問題なさそうです。現地到着が午後5時。夏休みも終わりに近いということで、海水浴客もまばらです。まして、この暑さの中、釣りをするような好き物はいないということでしょうか、今日も富島のT字波止は当然のように空いています。とはいえ、どこにもゆうたろうのような好き者は一人や二人はいるものです。のんびり構えてはおられません。先ず何よりも釣り座の確保です。早速車から荷物を降ろし、汗だくで竿をセットし準備完了。車に戻って駐車スペースに移動するとほっと一息。クーラー全開、最強で体を冷やしながらコンビニで仕入れた缶コーヒーを一気に飲みほし、続けてダカラスパークリングで水分を補充。ようやく落ち着いてきてのんびりと体を休めます。後は暗くなるのを待って第一投、釣りを開始するだけです。

 初めて富島に来た時に比べ、随分、日の入りが早くなってきました。以前は7時半でも明るかったのですが今日は7時で暗くなるはずです。ということで6時半前には準備開始し、全ての竿に穂先ライトと仕掛けをセットすると早速第一投。5本全て投入し終えたのが予定どおりの7時ジャスト。
 今日は、大潮。夕方が干潮の底で、午後11時30分満潮。流れが速くて釣りづらいはずですが、上げ潮から夜中の潮変わりを経て下げというパターンは、初めて挑戦をして3匹の型物を釣った時とほぼ同じ潮の流れで、期待が膨らみます。とりあえず一投目は左から右へ扇形に投げ分け様子見をみます。やはり正面は潮の流れがきつく、右に投入した仕掛けが見る間に左にながれていき落ち着きません。しかも相変わらずの大量の海草が絡みつきます。ということで正面遠投を断念。全て右方向で勝負することにします。ただ、一文字との水道もポイントというマスター師匠のアドバイスを思い出し、1本だけドラグフリーで一文字方向へ近投で投入。残り4本は右方向へ。この基本スタイルでマシンガン投法を開始。
 しかし、エサ取りの猛襲は相変わらずで、5本投げ終えて最初の1本を回収すると必ず素針が帰ってきます。落ち着く間もありませんので嫌になってきますが、負けずにキスの口にエサを届けるためには投げ続けなければなりません。回収しては投げ回収しては投げ、エサを針に付ける手元には、汗がぽたぽた落ちてきます。風が吹いた一瞬は、少し増しですが、止まると汗がどっと噴き出てきます。汗を拭きつつ回収、仕掛けを点検、エサを付けて再度投入。忙しく動き周りながらちらちらと投入した竿先に目線を送りますが、キスからのシグナルは全くありません。そして、アタリのない時間が少しずつ長くなってくると比例するかのように不安が大きくなってきます。前回延々と打ち返し続け、結果その努力が報われず徒労に終わった富島BOUZU釣行の記憶が脳裏をかすめます。いやいや今回は、前々回型物3匹を釣った時と同じ潮回り、絶対に釣れるはず!まだまだ潮変わりの夜中が勝負と自らを叱咤激励。弱気になる気持ち押さえ込み、不安を振り払うかのように黙々と投げ続けます。

 釣り初めから2時間が経過、相変わらず素針で帰ってきた針にエサを付けていると突然、ジャーーーッ!と初めて聞く甲高いドラグ音が大きくなりました。先週有田川で鳴ったジーーッ!ではありません。一気にもの凄いスピードで出て行く、とても甲高い音です。はっとして顔を上げましたが、既に何事もなかったように静かになっています。しかし、ドラグをゆるめている竿は1本のみ。一文字方向に近投している竿だけです。エサを付けていた仕掛けをおいてもう一度持って行け!と念じつつ、じっとリールを見ていると少ししてジャーーーッと再びドラグが鳴ってリールから一気に糸が出て行きました。来た!乗った!と竿を手に取りドラグを締めて巻き取り始めようとしますが、目の覚めるようなアタリに慌てていたのか、はたまた興奮していたのか道糸が三脚に絡み水バケツもろとも横倒しに・・・。道糸が三脚に大きく引っ張られ、一瞬ひやっとし、焦りますが、心を落ち着かせ道糸をほどきます。自分の鈍くささに腹も立ち、心配もしましたが、ようやくやり取りを始めるとそこそこの重量感とグングンという手応えが手元に伝わってきます。確実に乗っています!!何か分かりませんがキスであってほしいと思いながら回収のためテトラの先にでます。ゆっくりと巻き取って来ると近づいてきた仕掛けの先には、灰色の大きな細長い魚体が現れました。泳ぐ姿と色合いが依然にここで釣り上げた30cm程のサメによく似ていたので一瞬、サメ!?とガックリしましたが、・・・更に近づいて来た姿をよく見ると紛れもないキス!!初めて見る大きなキスです。抜き上げるとその大きさは一目瞭然。で、でかい!と思いつつテトラの上では危ないので、そのまま波止の上にキスだけを先に挙げて、とりあえず、とにかく魚体を確保。それからゆっくり波止の上に戻って改めてそのキスの大きさを確認し計測すると29.1cm。目標の30cmまであと9mm足りませんが、本年2度目の自己記録更新のでかいキス!狙いどおりの、しかもゆうたろうにとって未知の領域のキスを釣り上げ、うれしさがどっとこみ上げてきます。
 
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 暫く見とれておりましたが、まだまだ時間がありますので丁寧にクーラーに仕舞い戦闘再開。釣れたということで正面を2本体制に変更です。浅ましいというか、修行が足りないというか、はたまた人間ができてないというか、一匹釣れると現金なもの、先ほどまでの愚痴や疲れはどこへやら快調そのもので投げ続けます。すると信じられないことですが、暫くして、一文字方向へ1本増やした竿がまた鳴りました。今度は、竿先を揺らしジーーッ!ジーーッ!と2回程ドラグをならすアタリです。先ほどの失敗がありますので、今回は落ち着いて対処。三脚を倒すこともなくテトラの前に出て、軽く合わせると確実にそれらしい手応えが返ってきました。アタリからすると先ほどより少し小さいキスかなと想像しますが結構な良型には違いありません。楽しみに巻き取って来ると意外にもそこに現れたのは、先ほどサメと間違えたキスと遜色ない大きなキス!!予想外の事態に少し慌てましたが、素早く抜き上げると先ほどと同じようにまずキスを波止の上に確保。ほっと一息!ゆっくりと戻るとあらためてキスを確認。間違いありません。先ほどと遜色ない大きなキスです。計測すると2mm小さい28.9cm

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 しかし、ビックリです!!今まで釣ったことない大きいキス。29cm前後のキスを、しかも立て続けに2匹。一体どうなっているのか!?うれしい悲鳴です。エサもたっぷりありますし時間もありますので釣り再開ですが、何かふわふわした気分で足が地に着きません。釣れないと文句を言うことが多い投げ釣り。一匹でも釣れれば大満足の大きなキスがあっけなく2匹も釣れてしまうと何故か気分が落ち着きません。それでも引き続きマシンガンで投げ続けていると、またまた正面の、しかも今釣れた竿に、アタリが出ました。ドラグは鳴りませんが、明確にグィーッと竿先を持って行きます。もちろんドラグフリーですから糸が出ないということはたいした大きさではないと思われます。それでもアタリがあるということはうれしいもので、先ほどまでとは打って変わって余裕でやり取り開始です。そこそこの手応えを感じつつ巻き取ってくると・・・現れたのはこれまた予想に反して大きなキス!!もちろん先ほどのキスよりは小さいのですがそれでも見ただけで26cmオーバーを確信する大きさです。アタリからは想像できない予想外の大きさで、計測すると27.6cm

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 ゆうたろうの経験ではあり得ないことです。このクラスのキスなら大アタリが必ず出るはず。竿先をクーンのアタリで揺らし釣れるサイズではありません。しかし、間違いなく大きなキスです。自然相手の投げ釣り必ず同じとは限らないということでしょうか?!いずれにしても3匹目の大きな型物のキス。しかも全て1時間足らずに起きた出来事です。前々回も型物3匹ですが、今回は確実にワンランク上、しかも大きく自己記録更新、釣り初めてからわずか3時間弱でのありえない釣果です。
 マシンガンが止まりました。ゆうたろうにとって初めての出来事に、今年の猛暑の暑さも加わり、エサも替えずにT字波止にたたずみ、しばらくぼーっとしてしまいました。もう帰ってもいいくらいの釣果です。
 取り合えず、信じられない様なこの結果を迷惑を顧みずマスター師匠にご報告。すると30まであと少し今日は可能性ありと激励を受けました。お礼を申し上げ一応がんばりますと言って電話を切ったもののしばらくは、ぼーっとしたまま。しかし、こんなときは、そうそう何回もあるわけではありません。マスター師匠の言うとおり、一気に畳み掛け目標達成をめざそうと気持ちを切り替え釣り再開です。一旦気持ちを切り替えるといままでにまして気持ちを集中してマシンガン投法を繰り返します。
 すると早速ククーンというアタリで25.5cmが登場。これも正面です。大きさは少し足りませんが、立派な良型。普段であればとてもうれしい大きさですが、人間が出来ていないゆうたろうは自己記録更新のキスを釣り上げて、う〜んちょっと足りないか仕方がないなといった気分で完全に上から目線です。しかし、食べるという観点から言えば全く文句ありませんので丁寧にクーラーへ仕舞います。
 引き続き好調をキープ。ひょっとしたら本当に今日は目標達成出来るかもしれない。このあとどれほど釣れ続くのかといらぬ心配が出てきました。しかし、やっぱり世の中、そんなに甘くはありません。ゆうたろうの浅はかな考えを見透かされたのか、この釣果を境に、ぴたりとアタリが止まります。午後11時半の満潮の潮どまりから下げはじめの午前2時過ぎまで、マシンガンで投げ続けフグとの格闘を粘り強く続けましたが、遠投で小さなアタリを拾って、22cm弱のキスを2匹釣ったのみ。これが修行の足りないゆうたろう本来の投げ釣りです。当然、努力の甲斐もなく目標達成まであと9mmに迫った記録を塗り替えることも出来ずに午前2時半、エサ切れで納竿。淡路富島を後にして帰宅の途につきました。
 結果は、自己記録更新の大きなキス2匹を含む型物3匹(29.1cm、28.9cm、27.6cm)に、25.5cmと22cm弱2匹の計6匹。大満足の富島釣行となりました。とても大きな喜びいっぱいですが、同時にやっぱり投げ釣りは難しいと思い知らされる釣行ともなりました。
 どちらかといえば力任せでワンパターンのゆうたろう、釣れるとなれば一点集中通い詰め、しかも力ずくの遠投専門。まして、一回目の釣行では遠投で3匹全ての型物を釣っています。一文字の水道狙いなどマスター師匠のアドバイスがなければ、ゆうたろうの頭には全くありえないパターンです。当然、実行していなかったばかりか、目標にあと9ミリに近づく大きなキスとの出会いもなかったことになります。過去3回の富島釣行、一回のBOUZUと3匹の型物キス確保の2回の釣行、釣れた(釣れなかった)ポイント・時間・潮、どれをとっても同じパターンがありません。自然相手の投げ釣りの難しさを思い知らされると同時に、改めて柔軟な発送と情報のありがたさを実感。そして何よりもマスター師匠に感謝!!

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 これが、22cm弱のキスがピンギスに見える釣果写真です。
 今回は、今までにない肉厚のキスのお造り、定番の梅肉揚げ、骨せんべいの豪華なキスのフルコースで、我が家の山ノ神をはじめ猫のミャーまで全員が大満足!!
 そして、山ノ神の「このキスいつもに比べて肉厚、むっちゃ美味しい〜!!」の一言にゆうたろうも大満足。30cmまであと9mmに迫った目標達成のためしばらく富島へ足を運ぶことになりそうです。
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タグ: 淡路 キス 富島

2010/8/18

有田川 KISU 釣行記  投げ釣り

有田川 KISU 釣行記 8月18日小潮

 昨年の夏は、お盆も、そして、休みもありませんでしたが、今年は、きっちりお盆を勤め上げ、仕事も再開。そして何よりも釣行再開です?!昨年の分も取り戻す勢いで少ない休みを全て投入、引き続き目標達成をめざして釣行する予定です。
 今週は毎年恒例の新淀川にも是非どこかで短時間釣行を試みたいと思っていますが、とりあえず再開一発目は、今期、絶好調の有田川へ。ほとんど今年はハズレなしで型物キスを確保しています。今週は、あまりよくない小さい潮回り。潮があまり動かないはずですので、今回、型物のキスを確保するのはかなり厳しいと思われます。しかし、可能性は0ではありませんし、何が起こるかわからない投げ釣りのこと予想通りになるとは限りません。それに、そこは勝手知ったる有田川、大きなキスはだめでもキビレか何か釣れるやろと言った気分で軽く小手調べの釣行です。
 今でこそ毎度毎度の有田川ですが、ゆうたろうもこんな河口から1キロも上流のポイントで、型物のキスが釣れるとはまったく知りませんでした。5〜6年前、キビレを狙っていて、竿先がスッコーンと一気に入るシャープで大きなアタリが連発するのに魚が乗らないことが何度かあり?何で?と不思議に思っていたところ、偶然にもキビレ狙いの16号の丸セイゴに良型キスが掛かりました。よくも16号の丸セイゴに掛かったと関心しつつ、ひょっとしたらキスが釣れるのではと考えてキス仕掛けでアタックしたところ、たまたま大きなアタリを取って26cmオーバーのキスをゲットしました。
 正直初めて釣った時はとてもビックリ、たまたまかなと思いましたが、翌年も27cmオーバーを釣って、期待が確信に変わりました。それ以来毎年シーズンにはキスを狙って有田川へ通い、毎年の様に26cmオーバーのキスを釣っています。先日淡路富島で更新するまでのゆうたろうのキスの自己記録27.8cmもこの有田川のポイントで釣っています。
 ここの面白いところは、キス以外にも思いもよらない大物が釣れること。キス仕掛けで、実寸80cm越えのスズキや拓寸ですが50cmオーバーのキビレなどを釣り上げています。そして、昔から有名な40前後のキビレも結構な確率で上がりますし、釣ってうれしい天然ウナギも釣れます。もちろん、抜き上げが出来ないどころか、寄せることすら出来ない程大物のエイが連発したり、いやと言うほどたくさんのゴンズイ・フグも釣れますが・・・・・。
 自分で開拓したポイントですので、思い入れがあります。本当は、有田川のこのポイントで自己記録更新のような型物のキスが釣りたい!釣れてほしいと思っていますが、実際は、同じ有田川でも河口から一キロ以上も上流のこのポイントでは、ある程度の型物は、上がってもそれ以上は、ほぼ難しいと思っています。それでも、あくまで個人的な希望、こだわりということで性懲りもなく通い続けています。
 今回も潮が悪いので、何か釣れればと言いながらも、もちろん狙いはキス!お盆の間に空き時間を利用して大量に作製した秋田キツネ10号の2本針仕掛けに、エサはチロリのみ。5時半、いつもより早めに仕事を切り上げて泉大津でエサを購入。有田川右岸のポイント到着が午後7時。日の入りが確実に早くなっていますので、もう辺りは暗くなってきています。急いで荷物を下ろし駐車スペースに車を止めて準備を始めます。準備できた竿からチロリをたっぷりと付けて投入。7時半過ぎには全ての竿を投げ終え、夜空に浮かぶ穂先ライトを見つめてアタリを待ちます。
 今日の潮は、小潮。しかも翌日は長潮ですので変化に乏しく潮が余り動きそうにありません。一応6時半干潮で、11時半満潮の上げを狙って釣ることにはなりますが、潮位差は50cmもありませんので、実際は、潮の動きも緩慢ではっきりしません。下げ初めまでの0時半納竿と決めて穂先ライトに集中しますが、予想どおりあんまり反応は芳しくありません。期待するような大アタリは皆無。あれ程釣れ盛った小チヌや大きなエイすらも一向に姿を現しません。しかも先々週、たくさん釣れたゴンズイもほとんど上がってきません。たまにピクピクといったアタリでフグ。クッ、ククッと微妙なアタリの後に一瞬根掛かりのような感触があってウミヘビが登場。やっと上がってきたエイは、手の平サイズ。魚らしい魚が登場することなく1時間が経過し、2時間が経過。予想通り潮が悪いのか?上げ潮にもかかわらず、のんびり退屈な時間だけがどんどん過ぎていきます。
 ようやく、釣り始めから2時間ほど経過した9時半過ぎ。待望のアタリ。クンクンと小さいながらも明確に竿先が入って登場したのは、キス22cm。やっとキスが来たということでほっとし、期待が高まります。しかし、相変わらずアタリは渋く、忘れかけた頃にクンクンと単発でやって来ます。しかも期待とは裏腹に20cm、18cm、17cmとだんだん小さくなってきます。
 更に1時間半が経過。上げの残り時間はわずかとなってきました。やっぱり潮が悪いとダメかなと焦りと諦め気分が大きく膨らんできます。いつもならそろそろ登場するキビレやチヌも全くアタリません。もちろん今回釣行の保険、キビレも釣れるには釣れましたが、アタリすら分からずに仕掛についてきた木の葉サイズ(5〜6cm)の2匹のみ。保険にまで見放されてはどうにもなりません。しかし、大物・型物は0ですが、多少のおかず程度のキスを確保していますので山の神に言い訳はできます。毎回毎回型物のキスが釣れるほうがおかしいくらいですので、絶好調とはいえこういう日もあります。お魚さんもお盆休み。半ばあきらめ気分で、今回は有田川 HAZURE 釣行記かなと思いつつも納竿までの残り時間に集中することに。
 すると潮代わりの直前、11時過ぎに、真ん中の竿にコーンとシャープなアタリでました。やった!やっと来たと思いつつ、続けて入れ!とドラグを緩めて待ちますが、あとが続きません。更に竿先が入るのを辛抱強く待っていると、今度は、隣の竿にコッコ〜ン、コッコ〜ンと連続して明快なアタリがでました。ラッキーと竿を手に取り巻き始めると重量感はありませんが、ググッとそれなりの魚信が竿に伝わってきます。まちがいなく乗っています。期待を込めて巻き取ってくると上がってきたのは、思ったとおりの良型のキス。しかし、良型は良型ですが、見た目にもちょっと足りないように思います。それでも、念の為、ひょっとしたらと計測しますが、やっぱり足りないものは足りません。尻尾が切れて精悍な立派なキスですが、長寸は24cmちょっと。

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 残念ですが、仕方ありません。あきらめて、丁重にクーラーへ仕舞おうとすると突然ジッジ〜〜ッ!ジ〜〜ッ!!と長いドラグ音が二回ほど響きました。ん??あまりドラグフリーで釣ることが少ないゆうたろう、一瞬何が起こったのか分かりませんでしたが、竿先を見ると先ほどアタリがあってドラグを緩めておいた竿が、かすかに揺れています。アタリ?!大概、アタリを見ていれば何が来たか大方の予想がつきますが、ドラグフリーで、しかも竿を見ておりませんので全く分かりません。キス、キビレ、チヌであればいいですが、エイの場合もあります。取りあえず、手に持ったキスをその場において、竿を手に持ちドラグを絞めます。その後ゆっくりと糸ふけを取って聞き合わせるように巻取りを始めますと意外とすんなりと寄って来ました。この時点で、エイの可能性は消えました。更に巻き取ってくるとそれなりの魚信が竿を通じて確実に手元に伝わってきますが、それほど重量感はありません。この時点でキビレ・チヌの可能性も消えてドラグを鳴らした正体は、ほぼキスに間違いありません。
 長いドラグ音を鳴らしたキス?に期待が高まります。慎重に巻き取りつつ、目を皿のようにして水面を見つめていると期待通り仕掛の先に付いて現れたのは、一目でそれと分かる良型のキス。慎重に抜き上げると素早く魚体を確保。針は、下唇に掛かっており、外そうとするとほとんど抵抗なくすっと外れました。危ないところです。手の中でばたばたと暴れる魚体を見ていると目測でもまちがいなく26cmを超えていると思われる大きなキスです。計測すると27.7cm。どっと喜びがこみ上げてきて、前回に続き小さくガッツポーズ。まさに有田川絶好調です。

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 その後すぐに潮が下げに変わり、小一時間ほどがんばりましたが、結局、何の釣果もないまま時間切れ終了。当初の予定通り0時半納竿としました。終わってみれば結果は、保険のキビレには振られたものの27.7cmを頭に24cm、22cm、20cm、18cm、17cmのキスばかり計6匹。予想を覆しての好釣果。納得の有田川釣行となりました。
 もちろん帰ってからは、定番の大葉の梅肉はさみ揚げ、骨せんべい、お造りで、我が家の山ノ神、同居人たちは大満足でした。

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 ところで、余談ですが、この日釣り上げた一番大きいキス。調理をしていて気付いたのですが、魚体が妙に青い色をしています。皮を引くと青というか緑というか色が付きます。キスのほかの固体には全くありません。ひょっとしてアオギスと思っていろいろ調べましたが、よく分かりません。背びれの後の部分に斑点があるようですが、もうから揚げになっていますので不明でした。あとで写真を見ると光の加減でなくやっぱり青いように思いますが・・・・・
 
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タグ: 有田川 キス ウナギ

2010/8/10

有田川 KISU 釣行記  投げ釣り

有田川 KISU 釣行記 8月8日(日)中潮

 先週の富島釣行で、完璧、かつ、最近例を見ないくらいまれに見る、見事なBOUZUを食らいました。まさに惨敗といった状態で、当然、精神的にも肉体的にも、かなりお疲れ、ボロボロ。しかも、今週は、お盆に突入ということで、父親孝行・母の墓参りなど予定が詰まっており、次回釣行は、盆明けと決めてゆっくり大人しくすることになっていました。
 ところが、日曜日、夕方の予定が、突然キャンセルとなり、仕事が午後3時上がりということに。ポッカリ空いた時間どうするか?フィットネスへいってゆっくりするという判断もありましたが、いろいろ考えている内に、毎年夏には必ず通う新淀川、5月に一度アタックしてシーズンインを確認したまま、今夏はまだ一度も竿を振っていないことに気付きました。これは是非新淀川に行かねば、と思い立ち「安・近・短釣行」を決定。
 おいおいどこがお疲れ?ボロボロ?と突っ込まれそうですが、投げの疲れは、投げで回復するのが一番と勝手に解釈。それに、この時期の新淀川のキビレは、先ず外すことはありません。例年だと40オーバーのキビレが、真っ昼間から大きなあたりと激しいファイトを楽しませてくれます。短時間勝負で、しかも1000円ほどで、投げ釣りを十分堪能できる優れもの。惨敗の傷を癒すのにはもってこいです。
 道具はいつも車に積んでいますので、そのまま車内から電話を入れて、いつもの様に、エサ屋さんにチロリの有無を確認、予約すると、エサを仕入れに車を走らせます。エサ屋さんに着いたのが午後4時前。
 しかし、そこでまたまた、投げ師の虫が騒ぐというか、思い付きが・・・まてよ、新淀はいつでもいける、この時間なら有田川で半夜が出来るのでは!?と思い立ち、急遽目的地を有田川に変更。もちろんエサの購入金額も増額です。午前1時納竿と決めて有田川へ。仕事では遅い判断が、釣りになるとむちゃくちゃ早くなります。なんのこっちゃ!?これで釣れなければ悲惨なほどもっと疲れるのですが、そんなことは都合が悪いので完璧に忘却の彼方です。阪和道上り線の渋滞を横目に、快調に車を走らせ、6時半過ぎには、有田川右岸の岸壁の階段の上に立っていました。前回梅雨明けに釣行した時には濁っていた水面も本来の青々とした色を取り戻しゆったりと流れています。
 早速、準備に取り掛かり、7時半前、夕闇が迫る中で第1投。この日の潮は、午後6時半満潮で、同じく午後11時半干潮の中潮。釣れても釣れなくても午前1時終了納竿と決めて釣り開始です。潮は下げ始めており、あまりいい潮ではありませんが、11時半の干潮から上げに期待してのんびりと構えます。
 同じ河口でも、ほぼキビレ1本の淀川に比べて、有田川河口は、釣れる魚種も豊富。堅いキビレはもちろん、クロダイ、キス、時々スズキ、そしてうれしい外道にウナギが結構な確立で釣れます。その分、外道も豊富で、フグ、ゴンズイ、エイ、アナゴ、ウミヘビ、小チヌ(小キビレ)、ハゼが少々、それからきつい濁りがあるとマルタ(ウグイ)の大物が釣れたりします。退屈しません。
 今年は、小チヌ(小キビレ)が湧いていましたので、すぐにでも竿先を激しく揺らすアタリが頻発するはずと思っていましたが、仕掛けは、下げ潮にあわせて川下に少し流れて落ち着いたまま、何のシグナルもありません。闇夜の中に、静かに穂先ライトが浮かんでいます。期待に反して意外にも静かな滑り出しになりました。先週とは違い、ゆったりとした時間が流れています。
 それでもしばらくすると、クイクイと小さなあたりが竿先にでました。しかし、上がってきたのは、フグ。そして、続いて震えるような微妙なアタリで上がってきたのはゴンズイ。その後も、フグとゴンズイが順調に竿先震わしてくれます。フグは相変わらずですが、何時になくゴンズイがよくアタリます。それでも、今日は、先週のこともあり、あまり大きな期待をしないことにしていますので、ま〜こんなもの、そのうちキビレでもとのんびり構えます。
 すると9時過ぎ、突然右より2本目の竿に目の覚めるようなアタリがでました。一気に竿先を大きく持って行くシャープなアタリです。ひょっとしてキス?と一瞬、期待しましたが、軽くあわせるとそこそこの手応え。どうもキスではなさそうです。それでもかすかな期待をして巻き取ってくると、水面に現れたのは、やはりというか、予定通りというかキビレ32cm

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 続けて、時合い?と次を期待して、待っていると、それほど大きくはありませんがクックーンと軽くシャープなアタリがでました。今度こそキス?!かなと期待して巻いてくると軽い抵抗で上がってきたのが、23cmほどの良型のキス。ちょっと足りませんが、先週食べ損ねた大葉の梅肉はさみ揚げには十分です。丁重にクーラーへ。続けて微妙なアタリで同じくキス20cm。更に、18cm。これももちろん丁重にクーラーへ。とてもうれしい話ですが、何時になくキスがアタリます。ひょっとして先週はずした型物のキスがと期待が高まりますが、期待に応えて次に竿先にでたのが、ゆっくりとグイ〜と持っていくような大アタリ。例のアタリです。予想通り大うちわ・・・有田名物エイの登場です。しかも、そこから次から次に、出るアタリ出るアタリが、ことごとくエイ。正確に言えば、エイ時々ゴンズイ、フグ。いずれにしても下げ止まりまでエイのラッシュで、先週に続きやり取りに汗だく、腕はパンパン。疲れました。
 ようやく11時過ぎ、潮が下げ止まってくるにつれてエイのあたりが遠のき、少し落ち着きを取り戻します。残り1時間半。釣れても釣れなくても午前1時納竿と決めていますので残りわずか、竿先に集中します。すると左端の竿に、相変わらずのゴンズイのアタリとは少し違う微妙なアタリが出ました。モゾモゾといった感じで竿先が動き、更にクイクイと穂先ライトを揺らします。うん?何かなと思いつつ竿を持って巻取りをはじめるとそこそこの手応え。何か分かりませんのでゆっくりと巻き取ってくると手前に近づいてから、急にグイグイと激しい抵抗を見せます。キビレ?!かなと見ていると水面に姿を現したのは、やはり40cmほどの中々良型のキビレです。
 取り込むため、いつもどおり、階段下に引き寄せてくると、頭を大きく左右に振って、激しく抵抗。しかし、今日は、富島用の仕掛けを使っていますので秋田キツネ10号で5号ハリス。針掛りさえしっかりとかかっていれば、このクラスなら間違いなく取れます。ということでやや強引に引き寄せて、仕掛をつかむとごぼう抜きで階段にずりあげ、魚体を確保。計測すると45cmのキビレ・・・ん!?よく見るとヒレが黄色くありません。ゆうたろうの有田川で釣れるのはキビレとの勝手な思い込みです。釣れたのはなんとクロダイ・チヌの45cmです。そういえば、体型も全体にキビレに比べてすっきりしています。

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 キビレとチヌの型物2枚に、良型のキス3匹。急遽思いつきの釣行としては十分すぎるくらい上出来です。残り時間は1時間あまり、これだけ釣れれば、心置きなくすんなりと納竿できそうです。予定通り午前1時納竿まで、残り一時間がんばることにして、上げ始めのチャンスに集中して竿先を見つめます。するとすぐにコンコンとシャープなアタリでキスの22cm。ここでは、釣れても毎回1〜2匹、良型のキスがこれほど数釣れることはほとんど記憶にありません。とてもラッキーとキスをはずしていると隣の竿がスコーンと綺麗に入りました。お!と見ていると更に二度三度と竿先を大きく持っていきます。あわてて、キスをおいて竿を手に取り軽く聞き合わせると軽い手応えながら乗っています。小チヌ(小キビレ)?キス?、どっちかな?いい当たりだっただけにキスであってほしいと祈るような気持ちで巻き取って来ると姿を見せたのは、良型のキス26.1cm。グッとガッツポーズです。

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 残り小一時間、更に追加をと粘りましたが、ゴンズイを何匹か釣り上げたのみで、予定通り午前1時、納得の納竿。充実した気分で帰宅の途につきました。思いつきの半夜釣行でしたが、結果、目標に再アタックのエネルギーをいただきました。折れかけた気持ちをやさしくいたわってくれた有田川に大感謝!!
 
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 26・23・22・20・18cmの計5匹のキスは、もちろん!家で3枚におろして、更に適当な大きさに切り分けて、全て、キスの大葉梅肉はさみ揚げに!
 一週遅れでしたが、山ノ神も同居人も、もちろん大満足でした。

 最後に、ちょっと変わった写真を!見れば分かるとおりゴンズイですが、アタリを取って巻きはじめるとグッグッと中々の手応え、魚信を感じて上げてみるとかじられた後が・・・マゴチ?スズキ?・・・いずれにしてもゴンズイをかじる魚がいることにびっくり!運動靴のそこを貫くゴンズイの毒針!痛くないのでしょうか?とてもびっくりです。

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2010/8/7

淡路富島 OOHAZURE 釣行記  投げ釣り

淡路富島 OOHAZURE 釣行記8月4日 小潮

 今週は、先週の釣行で、型物のキス確保!自己記録更新!の勢いをそのままに、畳み掛ける様に富島釣行を計画。はっきりとは申しませんが、狙いは、ゆうたろうにとっては、夢のサイズ・・・ですが、人によってはさらりと釣れるらしい大きなサイズのキス。もちろん、目指す場所は、確保できれば型物キスがほぼ確実な野島のT字波止。
 
 お休みが取れた8月4日の前日、この日も事前に、大阪市内でお昼からの仕事の計画を立てて早上がり。直帰ということで、南港でエサを仕入れて、阪神高速湾岸線を快調に飛ばします。心配された夕立もなく、淡路富島、現地到着が5時半。ポイントは?と車を停めて確認すると誰も入っておりません。海水浴客も、もうだいぶ帰り始めていて砂浜に残っている人もまばらです。とりあえず、スーツ姿で荷物を降ろし竿をセット。連日の猛暑で、かなり日が傾いてきているのに、とにかく凄い暑さです。どっと汗が噴き出してきます。一通りセットし終えて、車に戻る頃には、噴出す汗で下着までビショビショ。とりあえず、車の中でクーラーにあたりながら、着替えて、ホット一息。ここまで来れば釣ったようなもの。アイスコーヒーを飲みながら、日が沈むのをゆっくりのんびりと待ちます。
 ようやく、7時過ぎ日が沈みかけましたので、車から降りて、準備を始めます。波止に出て、5本全ての竿に自作の秋田キツネ10号2本針の仕掛けをつけて、穂先ライトをセット。7時半過ぎ夕日が完全に水平線に沈んだ頃に第1投。先週の釣行以来、雨らしい雨も降っていませんし、期待が高まります。ただ心配は、午後8時半満潮、翌4時干潮でほとんど下げっぱなしの単調な小潮。しかし、それもたいした話ではありません。先週の大雨洪水警報の後の雨上がりの釣行で、あの釣果。しかも、マスター師匠のレクチャーでポイントもバッチリ。筋トレ?もして、海草対策も万全です!?後は、大きなキスを釣って、マスター師匠に釣果報告を入れるだけ。気合十分で富島釣行第2弾のスタートです。
 とりあえず、第1投の後ですので、集中して五つ並んだ穂先ライトを見つめ、じっくりと様子を伺います。すると、8時半満潮の潮時表にもかかわらず、もう既に潮は下げ始めているようで、道糸が右にゆっくりと流されます。そして、あれだけ先週苦しめられ警戒していた海草も、今のところそれほどでもないようで、道糸は、流されたところで止まって落ち着いています。
 状況が大体つかめましたので、しばらくして、一斉に竿を上げて仕掛けを回収。今度は仕掛けの点検です。上げていくと、やはり、海草は、付いてはくるものの読み通り、先週ほどではありません。精々大きくてレタスサイズですので、余裕で回収できますし、はるかに釣りやすい状態です。しかし、どの針も見事にきれいな素張りになって帰ってきます。凄いエサ取りの猛攻だけは、相変わらずです。
 後は、キスの口にエサが届くかどうかが勝負ですので、手返しが大事と先週同様、ショットガン投法を開始。5本の竿を投げ終えると最初の竿を回収します。その時点でもう綺麗にエサがなくなっておりますので、新しいエサを付けて再度投入。そして、2番目の竿を回収・・・とローテーションで休みなく投げ続けます。それでも、先週と違い海草の猛攻が体力を奪うということがありませんので、前回と比べてはるかに楽、竿先を見つめる目にも余裕があります。
 3時間ほど素張りを回収続けた11時過ぎ、エサの付け替えのため1本の竿を回収していると先週の実績ポイント方向に投入している竿先が20cmほどグイッと入りました。今日はじめてのアタリです。オオーッ!やっと来たと待ちますが、アタリが続きません。仕方なく竿を軽くあおって巻き始めると結構な手ごたえがあり、明らかに魚が乗っています。大きな期待をこめて、慎重に巻き続けますが、じっと海面を凝視する目線の先に現れたのは、30cm程もあるデカフグ。ガッ・・・クリ!どっと疲れて一人波止の上で苦笑い。ハリをはずして同じ30でも違う30やでと言い聞かせて放流です。
 デカフグがくるということは、他の魚もくるということと勝手に都合のいい解釈をして再開です。先週は、午前1時過ぎに28.1cm、同じく午前3時に27cmを上げています。気分一新、ここから3時くらいまでが、大キスタイムと信じて、更に真剣に投げ、穂先ライトに視線を送り続けます。先週に比べて、海草がずっとましな状態が続いており、それだけが唯一の救い。筋力はまだ落ちていません。そして、自分で言うのもなんですが、超へたれのゆうたろうにとっては、近年、これだけ真剣に竿を振り続けたことは記憶にないというくらい投げ続けます。どかっと座って穂先ライトを見つめつつ星空を眺めてあたりを待つ・・・などと言う時間はありません。これも、大きなキスが釣りたい、そして確実に釣れると信じているからこそ出来ること。自ら不安を払拭するように、「大きな型物のキスはそうそう数が出ない。たった一匹は、いつくるかわからないから、・・・」などと自分自身に言い聞かせて力を振り絞って投げ続けます。
 それでも一時間が経ち更に二時間が経ち、更に更に、三時間が経ってくるとさすがに疲れが、ド〜ンと蓄積してきて、身体に応えてきます。加えて、相変わらずの熱帯夜。さすがに、この時間になると少し気温が下がって、まだましとはいえ、風がやむと当然のごとく、どっと汗が噴き出してきてきます。クーラーに入れた冷たいDAKARAでのどを潤し、汗を拭き拭き、何とか気合でローテーションを続けますが、・・・時間の経過とともに、暑さで流れる汗に体力を奪われ、徐々に疲れが増幅してきます。
 そして、その疲れが大きくなると同時に、あれだけ自信と確信に満ちていた気持ちが揺らぎ、逆に、とてつもなく不安が大きくなってきます。ここまで、何時間もフグ以外何の魚も釣っていないにもかかわらず、それでも釣れると信じ、全く頭に浮かびもしなかったあの「B・O・U・Z・U」の5文字が大きく浮かんできて、次第に大きくなり、押しつぶされそうになります。しかも、だんだん竿を振る腕にも力が入らなくなってきていよいよ体力の限界、ヘロヘロになって来ました。それでも、何とかしばらく竿を振り続けておりましたが、・・・ふと気が付くと、いつの間にか西の空が次第に青みを帯びてきました。
 夜明けです・・・・・

 結局、真面目に、真剣に、そして、一晩中、計9時間近く5本の竿を体力の限り、振り続けましたが、釣り上げたのは、30cm弱のデカフグを含めてフグ数十匹のみ。キスのキの字どころか、さかなのさの字もかすりもしない完全敗北。数え切れない素針を引いて撃沈。BOUZU。OOHAZURE。
 明けてから、引き釣りする体力もなく、完全にその場で倒れこみたい気持ちをがまんして、疲れきった身体を引きずるように淡路島を後にしました。
 
 ということで、釣果が全くありませんので当然、師匠に釣果報告もなし!釣行写真もなし!まさに、投げ釣りの難しさ、己の未熟さ、そして自らの若くない年齢を痛感させられる釣行となりました。
 自宅に帰り、あれ?大きなキスは?・・・今日は、キスの大葉の梅肉挟み揚げのはずでは?・・・大葉、冷蔵庫に買ってあるけど・・・と、山ノ神に言われて、・・・ただ、ただ沈黙。当然返す言葉もありません。加えて、休み明けの職場で、どうしたんですか?とてもお疲れが顔に出ていますよ!といわれて、またまた、ショック。さすがに、年齢には勝てません。
 通しの夜釣りは、・・・いや、通しの夜釣りのBOUZUは、身体に応えます。
 さて、次はどうするか・・・しばらく立ち直れそうにありません。
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タグ: キス 淡路 富島



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