★バツイチ30ans(トランタン)愛蔵版(小池田マヤ/祥伝社)
⇒今や「トラウマ」と「泥沼」を描かせたら斜め右横に出る人はいない(どんなや)とまで言われている(誰にや)、ストーリー4コマの先駆者にして大家・小池田マヤの、30代とちょっとウチュはいってる人にはイタイイタイコミック。
もともとは「まんがくらぶ」で連載していて(今考えるとそれもスゲエけど)、竹書房から1・2巻で単行本化もされている。それが愛蔵版はなぜ祥伝社か。またなんかやったのか小池田。
著者の小池田氏は、私と同い歳。だから背負ってる時代背景とか、精神的背景とかはバッチンバッチンぶつかってくる。仕事しててぶち当たる葛藤とか心の病とか(……そんな甘いことが理由付けになると思ってるナマクラさとかも含めて)いちいち心にひっかかってくる。
かといって、笹子が進もうとしてく道が、自分に置き換えられるかといえばそんなことは全然ないわけで、そこがまた漫画のずるい所というか自分のヘタレ加減というか。
まあ、ウチらと同じような年齢・境遇・精神環境的なヤツ、ついでに「ユーミンで癒されるより、いっそみゆきでとことんまで墜ちる」ってヤツはとりあえず読んどけ。きっと何かを感じる。そして、その感じた感情は精神疾患の一種だ俺が知っている俺に任せ(ry

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