八幡平周遊・・・錦秋の湿原、湖沼、火山を満喫
台風の影響が残る中、今回はどこ行こうか迷いました。最後まで決断できないまま何となく向った先がまたもや八幡平。今年は冬が早そうなので、通行止めになる前にできるだけ登っておきたいところです。しかし朝方はかなりの強風が吹き荒れ、樹海ラインを登り詰めるとそこは一面ガスの世界。止む無く見返り峠を通り過ぎて秋田方面へ下ってみると、意外にも青空が見えてきました。そうなればとっておきの蒸ノ湯温泉を基点としたオリジナル周回コースに決定。すぐに準備にかかりました。
■記録

ここの野天風呂入口が登山口。帰りにお風呂をいただきますので駐車させてくださいと入浴料をフロントに払う。どうぞどうぞ気をつけて行ってらっしゃいとのありがたいお言葉

いつ来てもここの地獄は凄い。道端からガスが噴出している

こんな感じの野天風呂の脇を通って登山道へ

今日はまだ誰も通っていない雰囲気。最初の大谷地分岐に到着。真っ直ぐ行くか迷ったが、上の方ほど風が強いようなので右の大沼方面へ

すぐに大谷地湿原に出る。見事な草紅葉。青空も広がってきた

木道も整備されている。気持ちがいい

しばらくこんな中を下ってく。ブナのグリーンシャワーならぬイエローシャワーを浴びまくり

これは珍しい土管橋だ。理にかなってる

突然凄い湯気を立てた温泉沼が現れる

すると泥火山が。ボワッシュ、ブオッ・・・と奇怪な音を立てながら富士山を形成している。かなり見とれてしまった

泥火山から程なく大沼に到着する。これまでの静かな路と違ってここは幹線道路。人いっぱい

八幡平ビジターセンターによってみる。熊の剥製は無かったな

大沼を巡る遊歩道は大渋滞。こんな感じのカメラマンだらけで、なかなか通してもらえない感じ

これが今日のベストショットかな。湖面に写る青空と紅葉のコントラスト

大沼の周回を終える頃、見事な湿原地帯に入る。陽の光を浴び金色にたなびく草紅葉

アスピーテラインには入らず裏へ裏へと進み、大沼キャンプ場に到着

キャンプ場からも裏の登山道に入る。さすがにここは誰も通らないローカル線

すると見覚えのある所に着いた。ここは以前焼山からベコ谷地経由で降りてきたところ。登山者数人がこれから登る準備をしていた

今回地図を見ながら進んだが、御所掛温泉へ通じる裏道があったことを今回初めて知る。この前は舗装歩きしたんだよな〜

御所掛温泉へ下る分岐で20人位の団体さんとスライド。これから行くんっすね。頑張ってくださいませ

ということで今回は裏口から御所掛温泉へ

そのまま今度は大湯沼方面へ向う。人いっぱい。登山者自分一人。「この人遊歩道歩くのにリュック背負ってる〜」みたいな声が聞こえるような・・・

大湯沼到着。今回のピークは特に無いのでどこで写真撮ろうか悩んだあげく・・・。奥の山は恐らく焼山方面。通行止めでこれ以降は周回できず

ここは初めて来たけど相当な地獄地帯ですな。奥に見えるは畚岳。かなり尖がってるな

またしても泥火山。コッチまで泥が飛んできそうな勢い。非常に面白い

地獄地帯を一回りし今度は大深温泉へ向う。この分岐の小屋で飲んだ水が美味しかった

ここで初めて少し本格的な登山といった感じ。当然誰も歩いていない。そしてまたしてもイエローシャワーを浴びまくる

真っ直ぐ登って30分弱で大深温泉到着。大谷地、大沼、大湯沼、大深・・・少々紛らわしい

さて、ここからは舗装歩きで蒸ノ湯まで戻らなければならない

いつもの蒸ノ湯休憩所に到着。観光客の車で渋滞中だ。紅葉シーズンだもんな

それにしても完全に天候は回復したみたいだ。いい天気になった。森吉山も見えている

無事に一周してきた。終わってみれば今日もいい山行だった
■タイム
08:08 蒸ノ湯温泉登山口出発
08:18 大谷地分岐
08:53 泥火山地帯
08:57 八幡平ビジターセンター
09:03 大沼
09:24 大沼キャンプ場
09:34 ベコ谷地湿原(焼山)登山口
09:42 焼山分岐(御所掛温泉)
09:46 大湯沼登山口
09:57 大湯沼
10:12 大深温泉分岐
10:39 大深温泉
10:43 蒸ノ湯休憩所
10:54 蒸ノ湯登山口到着
※登り 1時間45分、下り 53分(大湯沼)
■GPSログ(距離:10.1km、高度の上昇/下降:368m/-368m)

■勝手に難易度指数:18points
■感想、反省等
・危険箇所はありませんが、泥火山に落っこちないように。
・火山、湿原、湖沼と三拍子揃ってます。
・しかもそれぞれ順繰りに現れる感じで全く飽きないルート。
・距離はあるけど標高差がそれほどでもないのでほとんど疲れません。
・オリジナルコースなんで少しややこしい感じですけど、
・とってもお勧めです。ご家族でどうぞ