最近、”ノンクラスプデンチャー”の患者さんが増えてきた。
バネの見えない入れ歯としては、患者さんに喜ばれる治療方法のひとつであろう。
利点として
1)金属のバネが見えない。
2)弾力性があり、しっかりと歯をつかむ。
3)柔らかく、装着間も普通の入れ歯と比較して違和感が少ない。
4)落としても入れ歯が割れない。
欠点
1)その素材の寿命は以外に短い。
2)保険が適用ではない。
3)壊れたら、それを修理できない。
さて先日、5年前他医院で制作された下顎のノンクラスプデンチャー持参の患者さんが来院した。
口腔内を診ると、下顎左右奥歯6本が欠損で、クラスプのかかった歯は一つの歯は破折。反対側の歯がグラグラになっていた。
さらに、上顎前歯がグラグラになっていた。
原因は、時間とともに、入れ歯本体の強度が弱くなり、咬合するたびに、大きく変形すること。
そのため、歯に負担がかかり、歯牙の破折、動揺が起きた。
また、臼歯で咬めないため、前歯で咬むことによって、上顎前歯にも動揺が起きた。
本来、ノンクラスプデンチャーは人前で義歯らしさを隠すため、インプラントが必要なとき仮の義歯として使用するものです。
本格的に機能させる場合は、見えないところは金属で補強しなければいけません。
また、義歯らしさを隠すなら、インプラントにする必要があります。
以上のことを説明・理解してもらってから、制作しましょう。
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