2015年5月にマッキー歯科にCAD/CAMシステム(セレック)が入ってから3ヶ月以上たった。
当院のCAD/CAMセレックシステム導入
セレックシステムは、医療先進国ドイツからやってきた、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。
方法は2通り。
一つは3D光学カメラを使用して直接患部をスキャンし、歯列をモニター上に再現。
そのあとはコンピュータの3D画面上にて修復物を設計し、ミリングマシンがデータをもとに作製します。
もう一つは、患部の精密型取りをして、最新のスキャナーで間接模型から製作する方法。
当院では技工士がいる技工室併設医院で分院も同様なので 、専用技工所にてセンター方式の後者を利用しています。
※セレック(CEREC)とはCEramic REConstruction(セラミック修復)のこと。
当初の目的は、保険で小臼歯に白い歯を!!
そのためにも、高価なマシンを購入しました!!
(メインは保険CADCAM冠でセラミック冠の保険外は二の次です)
ハイブリッドCAD/CAM冠の利点
・保険適用なので安価です。
・白い色をしています。
・天然の歯とかみ合わせても、天然の歯が削れにくいです。
・噛んだときのあごへの負担が少ないです。
・金属アレルギーを起こしません。
保険での料金(小臼歯):
1)白いクラウンは保険費用は全部で約2700点(3割で約8000円)
2)銀歯は保険費用は全部で約1200点(3割で約3500円)
現在保険適用の材料は:
セラスマート :GC
グラディア・ブロック :GC
松風ブロックHC :松風
カボ エナミック :カボデンタルシステムズジャパン(株)
Lava Ultimate :3M
KZR-CAD ハイブリッドレジンブロック :山本貴金属地金(株)
上記のうち2種は事実上使用されていません。
先日、分院のラボに立ち寄って、CAD/CAM稼働状況をのぞいてみました!!
各技工士が情報を持ち合って、技工を行っているようです。
机をみると、加工済みのレジンブロックが転がっていた。
各社のブロックを使用しているが、色々と相性があるようで、この辺はメーカーのソフトで対応が必要ですね!!
PS:
歯科関係者とは、各社レジンブロックと各社CADCAMソフトと相性の情報交換をしたいですね!!
(ソフト上ではどのメーカーブロックにも対応出来ることが望ましい)


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