2017年8月の写真。阪堺電車の住吉停留所附近を走行中の天王寺駅前行きの“モ353”である。この“モ351形”の電車は、
“住吉 0024” の記事でお知らせしたとおり、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産国内推薦決定を祝して、“前方後円墳型ヘッドマーク”をつけて走っている。そのヘッドマークとやらを拡大してみよう。
日本国内にあるモノが世界遺産に登録されたり、日本出身学者がノーベル賞を受賞したりすると、官民挙げて大喜びのバカさわぎ、特に大新聞や放送局のはしゃぎっぷりは正視に耐えないところがあって、そういう報道に触れるのは極力避けるようにしている。このヘッドマークにしても、とても正気の沙汰とは思われず、国内推薦の段階でこれだから、世界遺産に正式に決定したあかつきにはどれだけ舞い上がるのかと、ただただおそろしく思うばかりだ。