2012年7月の写真。阪堺電車の姫松停留所である。写っている電車は“モ604”で、これは岡崎屋質店のラッピング電車だとお断りするまでもないだろう。ついでに、
“阿倍野 0016” の記事で、“現在の阪堺電車のラッピングのスタンダードがこの岡崎屋質店モノだということは、誰だってわかる。”と述べたことについて、誤解のないように説明しておく。“誰だってわかる”という表現のいわんとしているところは、“私自身がそういう認識を持っているし、他の大多数のヒトもそのように認識しているにちがいない客観的事実なのだ”ということであって、“自分はもとよりそのような認識は持っていないが、その当時の大阪市民や堺市民はそう認識していたものと考えられる”、といった主張を伝達したかったのだとすれば、“誰だってわかる”などというコトバを使うはずがない。この件はこれくらいにして写真に戻る。
“帝塚山o 0008” の写真の物件は現存している。拡大してみよう。
壁面が整備されて、なんだか風通しが悪くなったような印象だが、冬場は風が冷たくなくていいのかもしれない。廃趣を味わいたいヒトには、こっそりおすすめしておく。