2013年2月の写真。これもまた大阪府泉大津市の中央配水場附近で遭遇した“泉大津市”の“汚水”のフタである。繊維産業の盛んな泉州らしいフタ、といってしまえばそれまでだが、ここに描かれているのはほんとうにヒトなのであろうかという疑念は捨てきれるものではない。なぜかといえば、
“高石 0005” で述べたとおり、泉大津市に隣接する高石市には羽衣伝説があり、また同じく泉大津市に隣接する和泉市には、説経浄瑠璃などでおなじみの葛の葉伝説の信太の森があるというわけで、このあたりは軒並み異類婚姻譚だらけなのである。そういう事情もあるので、ここに描かれたご婦人も、正体は鶴だったりするのではないか、と疑わずにはいられないのだ。